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とあるバレンタインとひな祭り物語

レス7  HIT数 2894 あ+ あ-

青木あかね( 38 ♀ sq6JBe )
20/01/28 04:41(最終更新日時)

「死、死ぬなーあおい!」

「た、頼むから目を開けてくれー」

「お、俺が、俺が全部悪かった。謝るから!」

「頼むから目を開けてくれ。お、お願いだから・・・」




何があったのか?。

時計の針を数十数分前に巻き戻す。



お部屋に差し込む暖かい朝日の中、目覚めた真鍋。

いつものように、ベッドのフレームに引っ掛けてあるジャンパーをパジャマの上に羽織り、ダイニングのテーブル上のタバコと小銭をポケットに入れ、ドアを開ける。

アパートと言っても、デザイナーズマンションと呼べるくらい高そうなアパートだがの階段を降りて、共用玄関前の自販機に缶コーヒーを買いに行く。

階段途中で、軽やかな足音の駈け足の少女とすれ違ったものの、真鍋は起きたばかりでメガネもコンタクトもまだしてないし、少女も寒いのだろう口元まで巻いたマフラーと帽子で殆ど顔が隠れてる。

同じアパートの単身赴任のパパか地元離れた学生の兄でも訪ねて来たのだろうと、気にも止めない真鍋

「寒ー!寒ー!寒ー!」

そう言いながらポケットから小銭を出し、缶コーヒーを買い、口にしながらタバコをまさぐり日をつける真鍋。

寒いのなら、自分の部屋で目覚めのコーヒーとタバコすればいいのに、空き缶は溜めたくない、タバコ臭は部屋につけたくない、インスタントコーヒーの湯を沸かすのも朝はメンドクサイ・・・・

料理大好きでお洒落な男ではあるのだが、無精な一面もある真鍋ゆえの朝の日課なのだ。

20/01/13 02:55 追記

別の物語
https://otonach.com/viewthread/2957373/
も、よろしくね😊😊😊😊😊😉

No.2985497 20/01/13 00:54 
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