生命の誕生
匿名さん
2025/04/21 11:24(最終更新日時)
【胎児の不思議】
〇呼吸
胎児は胎盤とへその緒(臍帯さいたい)を通して母親から酸素の補給を行うため肺呼吸はしていない。 しかし妊娠28週ごろから羊水を飲んで肺の中で貯めて膨らませ吐き出すようになる。羊水を飲むことで呼吸の練習をしている。 胎児が初めて肺から呼吸をするのは産声を上げる瞬間となる。
胎児は羊水という水の中に浮かんでいる。息をしようとすると羊水を飲んで溺れてしまう。胎児はへその緒を通して体に必要な酸素をもらい、いらなくなった二酸化炭素を渡している。
妊娠初期の胎児はエラやしっぽがついて魚のような形をしている。エラがついてしっぽがあるのでエラ呼吸をしているかと思うが、実際は胎児は母親の胎内でエラ呼吸はしていない。 やがてエラがとれ肺ができヒトの形に近づいていく。
胎児が10-15週ぐらいになると、あくびやしゃっくりを始める。 胎児が生まれた後、呼吸をはじめるための準備である。 生まれた後は自分で呼吸をずっと続けなければならないので練習をしているのだ。
胎児が子宮から外へでた瞬間にまず行なうのは産声をあげること。呼吸運動で空気として酸素を血液の中にとり入れ二酸化炭素を吐きだしはじめる。
〇染色体
精子と卵子が結合し、それぞれの染色体が合わさって受精卵となる。染色体とは両親から受け継いだ遺伝情報がのっている。人の染色体は46本(23対)あり、44本(22対)の常染色体と2本(1対)の性染色体に分けられる。染色体は治療ができないため、染色体異常の病気が見つかった場合は治療すること不可能。
〇出産
助産師は生まれて最初の数分で胎児の手足の指の数から、目、鼻、耳、口、お尻まで全部確認して記録を残す。
人がこの世に誕生するためには数多の奇跡が連続して起こっているのだ。
妊娠すること自体、あらゆるタイミングと条件がそろわないと起きない。いくら希望しても妊娠できないことめ多い。妊娠後も流産や早産になることも。分娩後、仮死状態で生まれてくることもある。
出産が始まる2週間前~前日になると、子宮の中で大きく成長した胎児が徐々に子宮口の方に下がってくるようになる。子宮口は1~2㎝。
出産の7~5時間前になると陣痛が強まる。子宮口は4~7㎝くらまで開く。胎児は骨盤のカーブに合わせて体の向きを変えながら(回旋運動)、骨盤の中を通り抜けようとする。出産の2~3時間前になると子宮口は8~10㎝くらいまで開く。子宮口は胎児の頭が見え隠れする。頭が骨盤を通り抜けたら胎児は肩を出すために横向きの姿勢に回る。
子宮口は全開になり胎児を出そうと子宮が強く収縮する。頭が出て続いて左右の肩が順に通ってきたら下半身がスムーズに出る。からだ全体が出てきた瞬間が新たな命の誕生。
〇成長
0ヶ月➡飲んで寝るを繰り返す
1ヶ月➡身体つきがふっくらする
2ヶ月➡周囲のものに興味を示す
3ヶ月➡首がすわりはじめる
4ヶ月➡昼夜の区別がついてくる
5ヶ月➡寝返りをす
6ヶ月➡おすわりができる
7ヶ月➡大人の真似をする
8ヶ月➡ずりばいをするようになる
9ヶ月➡ハイハイをし始める
10ヶ月➡つかまり立ちが安定してくる
11ヶ月➡伝い歩きが安定してくる
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