定休日未定

「こうしてまた新しい朝を迎えられた」

あたしがそんな気持ちで過ごしてたのは、オカンの命の灯火が日に日に消えていくのを、そばでただ見つめてるしかなかった時。

徐々に終わっていく命を目の当たりにして、まだ伝えてなかった想いが溢れてどうしようもなかった…

オカンもそうだったよ

ある日には、全身の痛みで体の向きを変えることさえできなくなってたのに、必死で起き上がって、付添いのベッドで眠るあたしのことを見つめてたこともあったよ
あの時のオカンの表情がいまでも忘れられないんだ…

何も変えなくても何事もなかったかのように変わらない毎日が過ごせる

これってあたりまえじゃないのに、健康だとそのことさえ見過ごしてしまうよね

あまちゃんから『未熟』って言ってもらって、あらためてそのことに気づかされたんだよ

本当は雲もそうなんでしょう？

変わりたいのになぜか立ち尽くしてしまってるんだね

だけど、迷いや不安な気持ちなんてあるままでいいんだよ

未熟なことに気づいたら、そこから人って変われるんだよ

あたしはそう思うよ