誘惑蝶
No.110 2014/06/23 16:38
ハル ( deZwBe )
あ+あ-
社会の授業で私は先生に
言われた通りDVDを流し
感想文を書くように皆に話した。
しかし、気になる事があった。
…ユキナがいない。
昼休みが終わっても
ユキナは教室に戻って来なかった。
ユキナの事は許せないし
嫌いだけど、ちょっと心配になった。
自習の授業が終わり、放課後。
私はナツとアキホに
その事を話してみた。
「授業サボってエッチしてんじゃないの?」
ナツとアキホは、呆れた顔で言った。
「そうだよね、気にしなくていっか」
そんな話しをしていると、
バタバタと小野寺くんが
私達の教室に入って来た。
「ねぇ、ユキナ知らない?」
「え?知らないけど…」
「昼休みから連絡つかないんだ…」
小野寺くんは息を切らして話す。
「昼休みは図書室の隣の空き教室にいるのは見たけど…」
私がそう言うと、
「そう、ありがとう!」
小野寺くんはそう言って
教室を飛び出して行った。
「ねぇ、私達も行ってみよう!」
私がナツとアキホに言うと、
二人は黙って頷いた。
そして、小野寺くんに続いて
図書室の隣の空き教室に向かった。
そこにいたのは…。
手足を縄で縛られ、
アソコに極太のバイブを入れられ、
白い液体にまみれたユキナが倒れていた。
「ユキナ!」
小野寺くんはユキナを抱き起こす。
「あはは…しくじっちゃったぁ」
ビクンビクンとふるえながら
ユキナは笑って言った。
誰かに殴られたのか、
右頬が赤く晴れ上がっていた。
「…どうしたんだよっ!」
小野寺くんはバイブを引き抜き、
縄を解くとユキナを抱きしめた。
「彼女持ちに手出しちゃったみたぁい。仕返しされたの、自業自得ね…」
ユキナはくすくす、と笑う。
「ハルちゃん、来てくれたの…?ふふ、いい事教えてあげる。私、蛍先輩にフラれちゃったぁ」
「えっ?」
「この前、蛍先輩を誘ったんだけど断られちゃってね。私じゃダメみたい。だから、吹っ切ろうとこうして前みたいに色んな人に手出したら、この様よ…」
「ユキナ…」
私が話そうとすると、
「馬鹿」
小野寺くんが、言葉を遮った。
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