誘惑蝶
No.23 2014/06/06 13:01
ハル ( deZwBe )
あ+あ-
待ちに待った日曜日。
今日は、蛍先輩とエッチをする日だ。
会おうと言われただけなのに、私はデートではなく、
エッチをしに行く気満々だった。
肉食系女子とは、私みたいな子の事を言うのかも。
そんな事を考えながら、服を選ぶ。
…迷う。
いつも、制服だから気にしなくて
よかったけど、今日はプライベート。
何を着たらいいかわからない…
でも、やっぱり可愛い格好がいいよね…
私は、お気に入りの花柄のワンピースに
カーディガンを羽織った。
長い黒髪は、今日はポニーテールにして、
シュシュをつけた。
そして、パンプスを履いて出かけた。
待ち合わせ場所に行くと、蛍先輩はもう待っていた。
「すみません、お待たせしました!」
「や、大丈夫だよ。まだ時間じゃないから。俺もさっき来たとこだしさ」
蛍先輩は、ジーンズに黒いTシャツ、
グレーのパーカというシンプルな格好だったが、
シルバーのネックレスや赤いスニーカーがそれを引き立て、
とても大人っぽく見える。
「ハルちゃん、可愛いな〜」
ニコニコと蛍先輩は私を褒める。
「わっ、ありがとうございます…!
先輩、すごくかっこいいです」
「へへ、ありがと。じゃあ、行こうか」
蛍先輩は私の手を引き、目的地へと向かった。
自然と手を引かれ、私は急にドキドキした。
手を繋ぐなんて、まるで彼氏彼女みたいだ…。
こうして隣を歩くと、
蛍先輩はけっこう背が高い。
私が小さいというのもあるけど、
年上だからかな?すごく、大きく見えた。
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