誘惑蝶
No.41 2014/06/06 13:59
ハル ( deZwBe )
あ+あ-
ある日の放課後。
私は掃除当番だったため、教室の掃除をしていた。
ゴミを捨てに校舎の外に出ると、
部活に行く途中の蛍先輩達に遭遇した。
今日もこないだの3人一緒だ。
アキホのセフレの先輩が声をかけてきた。
「あれ〜?ハルちゃんじゃーん!」
「こんにちは!」
「こないだは、ありがとなー!」
「こちらこそ、ありがとうございました〜!部活ですか?」
「おうよ!」
「頑張って下さいね!」
「ハルちゃん、身体は大丈夫?」
蛍先輩が話しかけてくる。
「はいっ…大丈夫です!」
この前の事を思い出すと、
何だか照れくさくて私は顔をそらしてしまう。
「ハルちゃん、顔赤いよ?熱でもあるんじゃ…」
蛍先輩の手が私の額に触れると、
私は思わずビクッと反応してしまう。
すると、蛍先輩は耳元で、
内緒話しをするように囁いた。
「…わかってるよ、いやらしい事、考えてたんでしょ?」
「………!!」
蛍先輩に耳元で囁かれると、クラクラしてしまう。
そんな私を見てにこっと笑うと、
「またね」と蛍先輩は行ってしまった。
「なんか、ヤラシ〜な」
それを見ていたあと二人の先輩は
ニヤニヤしながら蛍先輩を追っかけて行った。
「また、からかわれたっ!」
私は真っ赤な顔のまま
ゴミを捨てて教室に戻った。
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