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誘惑蝶
No.43 2014/06/06 14:03
ハル ( deZwBe )
あ+あ-
美術室は私のクラスがある校舎とは
別の建物にあって、授業や部活以外では
人の出入りがあまりない。
美術部は3階で、下の階には
理科室や使われてない教室がある。
「失礼しま〜す…」
ユキナの後に続いて美術室に入ると
美術室の独特な、古くさい匂いがした。
そこらじゅうに色々な道具が置かれていて
結構ごちゃごちゃしている。
しかし、いるはずの美術部員はおらず、
そこには私達以外誰もいなかった。
「今日、部活休みなんだぁ」
「えっ!?そうなの?」
「うん、でもうちの部活休みでも自主練OKだから」
ユキナはカチャカチャと奥の部屋で
何か準備をしている。
…ユキナはすごいなぁ。
部活休みの日でも自主練なんて熱心だなぁ。
私はユキナに感心しながら、
美術室の窓から外を見た。
「あっ!やっぱりグランド見えた!蛍先輩、いるかなぁ」
グランドではサッカー部や野球部が
部活に励んでいた。
私はグランドをじーっと見て
先輩を探した。
「あっ!いたいた!蛍先輩、ボール蹴ってる!カッコイイなぁ〜…」
こっちに気付かないかな、と
一人でニヤニヤしていると、
「ハルちゃん」
後ろからユキナに呼ばれた。
「あっ、ごめんごめん!」
「なんで〜?いいよ?好きな人、でしょ?」
「や…好きとかじゃないけど…」
自分の気持ちがはっきりしていないから
私はもごもごとしか答えられない。
「ふふ、わかるよ。ユキナも、好きな人いるんだぁ」
「えっ?そうなの?」
「うんっ!」
そう言ってユキナは奥の部屋に戻ると
お茶を煎れて持ってきてくれた。
「わぁ、ありがとう!美術室って、何でもあるんだねぇ」
私が感動していると、
ユキナはふふっと笑った。
「いただきま〜す」
私は掃除したりして喉が乾いていたため
お茶を一気に飲み干した。
「おいしかった、ごちそうさま!」
「おかわり、いる?」
「ううん、大丈夫!ありがとう」
「じゃあ、始めようか。ハルちゃん、そこの椅子に座って」
「はーい」
私は椅子に座って次の指示を待った。
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