誘惑蝶
No.84 2014/06/12 18:00
ハル ( deZwBe )
あ+あ-
「…いいカラダだな」
山川くんは乱れた制服を
直しながらニヤニヤして言った。
「おい、お前またヤらせろよ」
そう言うと、私の腰に手をまわしてきた。
「…もうしないよ」
私はその手を振りほどいて言った。
「へぇ、お堅いねぇ。まぁ…そう言ってられんのも今のうち、だけどな…」
「どうゆう意味?」
「人間だって所詮は動物。どんなに足掻いたって、快楽には逆らえないんだよ」
「………」
「女なんてなぁ、無理矢理セックスしようとすると最初は、いや〜やめて〜とか言って抵抗するけど、感じる所を刺激してちょっと気持ち良くしてやると、すぐその気になって簡単に股を開く。この学校の女は皆そうだぜ。…ハル、お前も現に、そうだったよな?」
山川くんはいじわるく言うと
私の耳をぺろっと舐め上げた。
「…!?」
「人間、誰だってセックスや気持ち良い事が大好きに決まってる。楽な方、楽な方に、そして快楽に溺れていくんだ。お前も変なプライドは棄てて、黙って男に喰われちまぇよ。そしたら、もっと気持ち良くなれるぜ?」
うるさい…もう黙ってよ…
私は心の中で叫ぶ。
「俺の言う事は間違ってないはずだぜ?…じゃーな」
山川くんは話し終えると
満足そうに出て行った。
私は、反論できない事が悔しかった。
でも、山川くんの言う通りだ。
私はさっき、辛さを忘れたくて
快楽に逃げた。
また、蛍先輩以外の人と
体を重ねてしまった。
淫乱で、いやらしくて、軽い女…
「最低だ…」
私はぽつり、つぶやいた。
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