甘美な罠は蜜の味
No.6 2014/09/10 00:35
甘い罠 ( ♀ 5XmIBe )
あ+あ-
時計の時刻は21時50分を指していた
「帰るんでしょ?」
ミナが言葉を遮った
カズキは、何か感じ取ったのか?
何も言わず、ミナの髪の毛を撫でた
ミナは不愉快になりながら
「髪の毛濡れてるよ?お風呂上がりだから!私帰る!」
そう告げた瞬間
カズキはミナを抱き寄せて、キスをしてきた
挨拶のキスではなく、舌を絡めたキスだった
いつものミナなら、嬉しくて、胸がキュンとするのかも知れない
でも、その日のミナは、何の感情も湧かなかった
(別れるんじゃないの?何なの?)
カズキへの不信感、気持ちのすれ違い、ミナに甘えて頼って、自分では何もしない、男として最低だ、優しさの欠片も無い、そんなカズキにハマったミナの自己嫌悪
でも、何処かに心から愛した男に情が全く無い訳ではない
ミナは葛藤している
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