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【水の檻・水の月】
No.21 2014/09/30 00:13
葉桜 ( 1soc3 )
あ+あ-
午後4時だ。
ドアの向こうに人の気配がする。
気を…取り直そう。
社長はあの後どこかへ行った。
自宅か愛人の所だろう。
シャワーを浴び、バスローブをまとう。
一度洗ってあるのか、バスローブは水滴をよく吸ってくれて着ごこちが良かった。
ぼんやりしているとドアが開いた。
ディーラーの大山さんだ。
「ツキ、くれますか?」
少しビクビクしながら言ってきた。
そんなに緊張しなくてもいいのに。
頬がゆるむ。
「どうぞ、きて?」
ベッドに座り右手で誘う。
私の右手をとり、大山さんは体に乗ってきた。
バスローブをはだける。
もう全身丸見えだろう。
左の乳房を舐めまわしながら、下を触ってくる。
「んっ…は…あ」
たまらず声を出す私に安心したのか、動きがなめらかになった。
男の人のテクニックは本当に見た目じゃわからない。
バカにされがちな大山さんだが、優しく力強く触ってくれる。
「あっ…あっ…そこ」
「ここ?ここがいいの?」
絶妙な力加減でせめられる。
私の弱い場所をまるでわかっているかのようだ。
「あっ…!」
何かが入る感触がした。
指だ。
私に入れた指を左右に動かす。
「あぁぁぁ…あっ…はっ…あぁっ…!」
すごい快感の後に下半身が一気に濡れた。
「潮、吹いちゃったね」
指を舐めながら嬉しそうに言う大山さん。
私は初めての快感に返事もできないまま、荒い呼吸を整えていた。
「ツキ…もらうよ」
濡れた太ももを舐められ、舌が徐々に敏感な部分に近づいてくる。
器用に動く舌に、私の小さな突起は捕らえられた。
「んっ…ダメ…また…」
クリトリスを優しく舐められ、背中がそりかえる。
「あぁ…あっ…いぃ…あ…んんっ」
またイく、イっちゃう。
「はぁんっ…んっ!」
イった私の体液を丁寧に舐める大山さん。
この人とこんな事をするなんて、昨日までは思いもつかなかった。
「ありがとう、勝てそうだ」
グッタリした私の体に手を置き、部屋を出て行った。
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