同窓会
No.54 2016/01/26 21:29
社会人さん あ+あ-
会計を済ませると
「ヒロシ~」
私を呼ぶ声
振り向くと近所の同級生、圭子がいた
圭子も母親を病院へ連れて来ていた
元々母を送って敏子と会う予定だった。敏子が早々と病院へ来てしまったので圭子に母を送ってほしいとお願いすると二つ返事で受けてくれた
母を圭子の車に乗せ見送る
圭子と関わりたくなかったのか姿を消した敏子が私の後ろに立っていた
3メートル程離れ私の後を付いて来る敏子
私が車に乗ると敏子は後部座席に乗った
「仕事大丈夫?」
「大丈夫」
敏子は今、常備薬の薬を届ける仕事をしている、外へ出ると割と自由なようだ
10分位走り助手席に移り手をつないだ
敏子と私の母がお見合いさせようとしていた事を話すと敏子は驚いていた
その頃、哲雄と倦怠期で会ってみようと思ったが、多分婚期を逃した10歳以上離れたブ男だと思い込み母親の話を聞き流していたのだった
「もしかして私達結婚していたかも」
敏子の継いだ手に力がはいった
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