No.28 2016/05/17 13:38
匿名さん あ+あ-
諒平は部屋から飛び出し長い廊下を早足で歩き始めた。
ドンッ!!!
「あっ…すっすいません。」
曲がり角で諒平と家政婦が勢いよくぶつかり二人とも尻餅をついた。
諒平はすぐ立ち上がり家政婦に手を差し出した。
「大丈夫ですか…?」
「全然大丈夫です。諒平様こそ大丈夫ですか?」
「なら良かった。麻里を見てませんか?」
「今日はまだ会ってなくて…お力になれなくてすいません…。」
「気にしないで下さい。では。」
諒平はやっと玄関の前に着いた。
…久しぶりに敷地からでるのか。
少し緊張するな。