禁断の恋 俺
No.36 2016/11/11 21:55
シバトラ ( bX5KBe )
あ+あ-
満里奈の高笑いが部屋に響き渡たる。
「あっ!!私達死んでるから、もう金も必要ないか~!アハハ!!…でもさ、感情がないなんてただの強がりか、自分の心とちゃんと向き合って無いだけだと思うけど。だって私に謝ったでしょ?申し訳ないと思ってさ。」
「まぁ。確かに…」
「でしょ?だからきっと、大丈夫。」
「あぁ。ありがとう。」
「強がってたけど私ね、ずっーと、この生活が続くのかなぁ。もう嫌だ、寂しい。辛い。叫んで叫びまくったけど、なにもかわらなくて…もう嫌だ…いつまで続くのかな。」
さっきまでの勢いがなくなりうつむいている。
「…俺もこんな生活が嫌で叫んだ。」
満里奈は顔をあげ男の肩掴む。
「叫んだの?感情が無いなんて嘘じゃん!!慈しむ…あぁ。貴方は恋がしたいの?私とキスしてもなんの感情も沸かないのは、私の事が好きじゃないから…。そう!!それだけ!好きな人を見つければいい!!もしかして人を好きになったときないの?」
満里奈は男をガクガクと揺する。
「人を好きになる…確かにないかも。」
満里奈は大きなため息をついた。
「でも恋愛よか、どうやってこの生活に終止符を打つかの方がよっぽど大切だと思うんだけどなぁ。ってなんで私にこんな事言わせんのよ。成仏しろ!成仏!!それか私を満足させろ!!抱き締めろ!!…お願い…。」
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