禁断の恋 俺
No.39 2016/11/12 22:53
シバトラ ( bX5KBe )
あ+あ-
多分そうだ…。
あれからまた、朝がきて夜がきていつも通り横断歩道にいく。
「おーい♪」
男の目の前に見覚えのある女が手を振っている。
「ん?もしかして…」
「えぇっと。なんか成仏出来なかったみたい。てへぺろっ」
満里奈は可愛く見せたいのか舌を出している。
「…。」
「私ね…やっぱり可愛いウェディングドレス着て、新婦となる私は、新郎となるあなたを夫とし、良いときも悪いときも、富めるときも貧しきときも、病めるときも健やかなるときも、死がふたりを分かつまで、愛し慈しみ貞節を守ることをここに誓います。って牧師さんと神様に誓ってそれでイケメンの旦那様とラブラブな結婚生活してみたいなぁ。って思ったら成仏出来なかったみたいなの?キャハハハ」
部屋に住んでる女もだしコイツもそうだけど、女は何故こうも喋ると止まらなくなるんだ?
「だからもう少し、たっくんの幽霊生活に付き合ってあげるし、色々と満里奈が伝授してあ・げ・る♪」
やっぱり関わらない方が良かったな。
面倒くさい。
「あれれぇ~?今なんか面倒くさいなぁ。関わらなきゃ良かったななんて思ってる?そんなわけないよね?私可愛いし!あっ私たっくん容姿もいいし、お嫁さんになっても全然いいよ?そしたら…すぐ成仏しちゃう。どうしよう。困ったなぁ…」
はぁ…。一人がいい。
注目の話題
おとなチャンネル 板一覧