バイブ届きました
No.292 2017/12/21 14:19
匿名さん ( 41 ♀ )
あ+あ-
★
毎日のように男子達と遊んでいた。
二学期、私達の間ではかくれんぼがもの凄く流行っていて、朝に目が覚めると一番に(今日はどこにかくれよう)と一人で作戦を練ったりしていた。
友だちと外で遊ぶのはとても楽しかった。
授業が終わって家にランドセルを置いてからまた小学校に集まって、飽きもせずに夕方近くまでみんなでかくれんぼをした。
母は夏休みの間に退院して家に帰って来ていた。
病院から戻って来た母は家から出られなくなっていた。
居間の電気は点ける様にはなったが、また雨戸を閉めて家に閉じ籠っていた。
母はもの凄く外や人を怖がった。
家の目の前のゴミ捨て場にゴミを出しに行く事も出来ないし、新聞の集金のおじさんに会うのも嫌がった。
スーパーなど行ける訳もなく、相変わらず夜勤帰りに父が買い物をして帰って来る。
いつの間にかゴミ捨てや、新聞や家賃の支払いなどは私の係になっていた。
外へ遊びに行こうと準備をしている途中で母に「今日は集金のおじさんが来るから家にいて」とたまに言われる。
内心母に対して(なんでそんなことも出来ないの!?)と思っていたが口には出さなかった。
かくれんぼに行けなかったのはとても残念だったけれど仕方ない。
母にお金(ハンコもかも知れない)を用意してもらって、集金のおじさんが来たらそれを渡していた。
かくれんぼブームは三学期の半ばには終わってしまったが、母の閉じ籠りはその後、十数年間続く事になる。
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