混沌

彼女は30代。
写真だともっと若く見える。

連絡先を交換して
待ち合わせ場所に向かう。

女の子とこうしてやりとりするだけで、凄く新鮮な感じがする。
待ち合わせ場所に着いて、彼女を待つ。
ただカラオケ行くだけなのに、少しドキドキする。

「着きました」の連絡が来て、車から降りる。
お店の入り口にそれらしい人がいる。
声を掛けた方がいいのか
違う人だったら最悪だ
とか思ってると向こうが振り向き、
「あ、もしかして...」と声を掛けてきた。
こうして、対面する事になった。

見た目は年相応か、少し若くも見える。
小さくて華奢。
そして不潔そうではない。

なんだか昔好きになった子に似た雰囲気だ。

他愛もない話をしながら辿々しく2人で歩く。


カラオケをして、お互いの事、出会い系の事、色々話した。
こうして初めて合った人と話すと、世の中の人はみんなそれぞれの事情を背負ってるんだなと改めて思う。
あっという間に時間が過ぎた。
お互い打ち解けて、また遊べるかなーと思えた。

外に出ると日も暮れてきた。
帰ろうかどこか行こうかと話す。
結局少しドライブする事になった。