チキンブラックペッパーソルト

『恋……。』


最近恋愛もののDVDを借りた。

それはわたしにとっては珍しいこと。

まぁ、よかったよ。

恋愛ってこんな感じだったよなぁ、なんて。

付き合いなんてセックスできたらゴールでしょう！！
なんて、女性を敵にまわしそうな発言だが。

今まで本当の恋愛してきたことないんじゃない？
って言われそう。

タシカニソウカモシレマセン。

ワタシハカラダメアテデツキアッテキタノカモシレマセン。


正直、恋愛してるって感覚は最初だけかもしれない。
まだ距離が遠い時のドキドキ。

高鳴りっぱなしのドキドキ。

相手のいいところ見つけてもっと好きになったり、
相手のステキなところ見つけてもっと好きになったり、
相手の尊敬できるところ見つけてもっと好きになったり。
たりたり。

いつも見慣れているものが輝いてみえる。
今のわたしはどんな人にも優しくできる、どんなことでも許せちゃう。
器が大きくなった。
今までは取る為の器だったけど、
今は盛る為の器となりました。

恋は力　恋は魔法　恋は宇宙

恋は無重力になることもあるし、
かなりのウェイトの重力がかかることもある。

あざとい恋はイヤだ。
わざとらしい恋はイヤだ。
皮膚を爪でひっかくぐらいがちょうどいいのかもしれない。


……。

何言ってんだろ、このおっさん。



素直に感情をぶつけ合うのがいいんでしょうなぁ。
わたしはぶつかることを避けてたと思う。
喜んでほしいから、フリをしていたと思う。
優しさのやり方を間違えていたんだと思う。

なんか付き合うって女性の世界を知ることでもあるよね。
なんかピンク色の好きは苦手だなぁ。
なんか無理しちゃったり、楽しんでいるフリしちゃったり、

心はすごく暖かい気持ちになるんだけど、
なんだろ、
ちょっと自分を演じてしまってるところがあるなぁ。

自分を高く見せようとするところがあるかもしれない。
相手のセンスに合わしてしまう自分。


恋という言葉にこっぱずかしさを感じるけど、好きな人という言葉は平気だ。

そうだ、恋するんじゃなく、
どうしようもなく好きな人を見つけよう。



何言ってんだ、おっさん。