誰にも言えないからただ言いたくて！

私が決断できなくてあなたと距離を開けるからあなたは無理には近づかないでいてくれたね

時間だけが過ぎて行く
それでも勇気の出ない私にあなたから近づいて来た

初めてキスをされた時が罪悪感のピークで身体が固くなったまま
このまま消えてしまいたいと思いながらも強く拒む事も出来ず…
あなたが手を握ってくれたから私はすがるように強く握り返した
ようやく覚悟を決めシャワーを浴びたいと告げれた（だってシャワーを浴びるということは自分からあなたを受け入れると言ってるようなものだから）

私はシャワーを浴びてあなたを待ている間もやっぱりソファーの隅で身動きできずにいた

拒みはしないのに動かない私を呆れてしまわないかと心配していたけどどうしても身体が動かない

ベッドに行こうと促されようやく動く
あなたの隣に横になる
固まっている私をほぐすようにゆっくりゆっくり愛してくれてた
あなたにされるまま受け入れていく

あんなに躊躇していたのにあなたを目の前にすると前に進むしか出来なかった

あなたをもっと知りたいかったし
私の全てを知って欲しかった

途中からあなたがいつものあなたになった？
イタズラ心を出して来た

その瞬間私の心にスイッチが入った

出合ってから今日までのあなたとの事を思い
出した
あなたの辛さを受け止めたくてあなたの側にいたかったんだと

それにね奥さんに負けたくなかったんだ

あなたの隙間はそこだったからそこだけは私で埋めたかった

私の表現できる全てを使ってあなたに伝えたよ
伝わったかな？

終わってからもあなたは私の体をずっと触ってた
心地よく幸せな時間だった

そんな時間はあっという間に終わるんだね
ぐずぐず言う間も持てずに私たちはそれぞれの家族の元に帰る

淋しがる私をあなたは

俺はお前の余韻を感じて過ごすと言った

そんな風に考えるのかと驚いたけど私にもあなたの余韻はたくさんあると思ったら淋しさが薄らいでいた

次は又先の話しだけど…
あなたを思って幸せに過ごしたい