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黒百合女学院 恋の時間(小愛的故事) 確定清書版

No.11 19/12/04 11:11
青木あかね ( 38 ♀ sq6JBe )
あ+あ-

≫10

夜が明け「奪われた」日常の朝が始まる。いや正確には「これから奪われ、二度と戻らぬ、日常の朝」が始まる。

今日はクリスマスイヴの二日前の月曜日だ。



「あおい~美佐ちゃんも起きなさいったら

 今日はクリスマス会だよ~

 支度して幼稚部に行かないと

 ケーキ食べられなくなっちゃうわよ」



あおいを揺り起こしているのは、ママの桃子が多忙なためママ代わりをしている、あおいの一回り上の長姉の藍子だ。



「んー、ヤだぁ

 寒いよぉ。まだ寝たいもん!」



あおいからお布団を引き剥がそうとする、藍子お姉ちゃん。全力抵抗する、目覚めの寝起きの悪い子の、あおい。そんなあおいに魔法の呪文をかける藍子お姉ちゃん。



「ふーん、そうなんだぁ

 あおいは幼稚部のクリスマス会、行かないんだ?

 サンタさんのプレゼント、貰いたくないんだ?」



「だっ!ダメぇ!

 それはイヤ。絶対の絶対にヤだ!」



「でしょー(笑)

 ほら、抱っこしてあげるから

 ベッドから出なさい」



「まだ眠いんだけどな・・・

 藍子お姉ちゃん、おはよ

 ねえねえ、あのワンピ着せて

 わたし、あれで行くの!」



「はいはい

 じゃあパジャマとおパンツ、自分で脱ぐの」



パジャマを脱がせパンツを穿かせ、黒百合女学院幼稚部の可愛らしい制服を着せ・・・ではなく、私服のワンピースドレスをあおいに着せる藍子。

黒百合女学院では、幼稚部・初等部・中等部・高等部の各校のクリスマス会の日のみは、女の子らしくお洒落して着飾っての、私服登校が認められているからだ。

藍子に抱っこされ広いダイニングに顔を出す、あおい。ダイニングと言っても昔ながらの広間である。とは言えそれでも、軽く二十畳はある広間である。



「あおいちゃん、おはよー

 それ、藍子お姉ちゃんの作ったドレス?

 可愛い!。似合ってるわよ!。いいなぁ」



ハモるかのように、あおいにそう声をかけてるのは、あおいの四つ上の従姉の双子の、紫蘭と青蘭である。

この双子姉妹は、あおいと紫蘭たちのおじいちゃん晋太郎の、早朝拳法教室に通ってるため、朝ごはんはいつも一緒なのだ。

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