奥さん公認の不倫その前
あるスレで自分の過去をチョロっと書いたらもっと書きたくなったので、いっそのことここでノンフィクション小説で書いちゃえって思いました
ぼちぼち更新して行く予定です
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「お泊りしたい」と言う龍成(すみません、さっきのレス変換間違ってました)をスルーしてシャワーを浴びて支度をした
ファミレスまで彼を送って駐車場に車を停めたけど、龍成はなかなか降りようとしない
ほら、着いたよ
「次、いつ会える?」
そんなのわからない、会いたくなったら
「したくなったら?」
そう、2人で笑ってキスをした
龍成は「またメールする!未来さんが返してくれなくてもするから」
そう言ってまたニカッと笑う
この笑顔が可愛い
こんな彼とただで出来るなんてついてるかも
まあ、不倫なのだけれども
私は車を走らせてマンションに帰った
帰ったらもう一度お風呂に入って、今度は髪も洗わなくちゃ
私は基本、用事がない日は寝るのが早い
おっちゃんの店に行っても一番先に帰る
今日は遅くなったからお風呂も短めにして風呂上がりに缶のまま発泡酒を飲む
自由な一人暮らし
ソファの上に前日行ったバスツアーのお土産があった
実家と弟の家、そして姪の早希ちゃんへのもの
明日、持っていこう
そう思ってベッドに入った
私の部屋は物が無い
もちろん必要最低限の物は置いているけど、装飾品や観葉植物もないし、絵や写真なんかも当然飾らない
物欲が無いのか何を見ても、部屋に置きたいとか思わない
生活に要らないものを「可愛い」「癒される」とかいう気持ちが私には無い
友達はみんなそれを知っているから、くれるお土産は消えものばかり
おまけにお菓子も食べないからもっぱらジャムや振りかけ、珍味をよく貰う
最近貰ったので嬉しかったのは『数の子うに』うにのペーストに数の子のプチプチが入ったご飯のおとも
ごはん2杯は食べれるね
この部屋は一応私のもの、分譲マンションだ
田舎だしかなり古いからリフォーム代金を入れても一千万円ちょい
独身時代の貯金を頭金にローンを組んだのが10年ほど前
叔父さん?の遺産を頂いた時に残りは支払ってしまったから今は共益費、修繕費の積立が口座から引かれているだけになっている
古い2DKを1LDKにリフォームした
殆どワンルームのような使い方でベッドもソファと同じ部屋に置いている
残りの小さい和室は節約のためにほぼ前のままで床だけフローリングにした
物置、良く言えばウォーキングクローゼット的に使っている
服は好きだから毎年買ってしまうけど、ブランドとかにも興味がないから買い物はその辺のショッピングモール
お洒落な梨花などにはよく「もっといいとこで買いなよ」って言われるけど、どこで買ってもスカートはスカートだと思う
友人の1人、梨花は小柄で一見小動物みたいな印象だけど中身は凄く男前だ
裏表の無い性格で、良くも悪くもはっきり物を言う
少しお喋りなのが欠点だけど
バス旅行に行ったのも彼女と
梨花は美容師だから平日休みでよく遊びに行く
バツイチ、3人の子持ち
一番下はやっと今年から中学生、梨花はその子を妊娠中に離婚を決意した
当時、実家に帰って今の仕事を始め、一人暮らしも考え出していた私に「未来は子供いないから自由でいいなぁ」とよく言っていたけど、子供が嫌いな訳じゃない
「子供のために何度も頑張ろうって思ったけど、やっぱり離婚するよ」
私がそう聞いたのはもうお腹がかなり大きくなってきた時で、私は驚いた
え、赤ちゃんや子供どうするの?
「うん、だからこの子が一歳になって保育所に入れるまでは我慢する」
そっか、梨花は決めたんだ
「今でも私一人で全部やってるんだから、あんなヒモ要らない」
梨花は人気があって指名料も結構もらっていて、男の人以上に稼いでいる
旦那さんも美容師だけど、自分で店を持ったはいいけど売り上げが出ず、家にお金を殆ど入れない
反対に広告代を家の貯金から勝手に持ち出して、それが離婚の決め手になったと梨花は言った
私、何か手伝う事あったら言ってね
「えー!未来子供嫌いなんじゃないの?助かるけどさ」
嫌いじゃないよ、好きでもないけど
でも梨花は好きだもん、好きな人が困るのは嫌だよ
「未来、最近やっと前の未来に戻ったね、ボーッとしてそうだけど、ちゃんと周りを見てて、女友達に面倒向かって好きとかいうところも」
そうかな、だったら嬉しい
そろそろ一人暮らし、したいんだ
梨花の顔が曇った
「あんた一人暮らしなんて親に何か言われたの?」
違うよ、父さんも母さんも前より優しいし、弟も何にも言わないけど、ちゃんと自立したいんだ
「危ないよ!?あの男来るんじゃ無いの?」
もう離婚して2年近く経つんだよ、それに今すぐって訳じゃないし大丈夫だよ
それでも梨花はいい顔をしない
離婚に納得しない元旦那はしばらく実家の周りを徘徊したり、度々嫌がらせのような電話があったりした
それでも何とか離婚できたのは義母のおかげだった
義母は元旦那の異常さに薄々感づいていて、何度か元旦那に私の事を聞いたりしてくれていたらしい
でもその度に怒鳴られ、何も出来なかった、ごめんなさいと謝ってくれた
その後、義母が何をしてくれたのかはわからないけど一度の調停で離婚することが出来た
それまでの話し合いなどもあったので1年ほどかかってしまったが私はやっと自由になった、と思った、でも
その後、半年ほど元旦那に付きまとわれる事になる
ちょうどその頃、今のところにアルバイトとして働きに出た私を待ち伏せしてた
初めて見つけたときはびっくりした
別に話しかけられたりはしなったけど、じっと家に入っていくところを見られていた
万が一、放火なんてされたら困るから家族で相談して、近所の交番に相談した
当時は今みたいにストーカー条例何てなかったし、そういう呼び方もメジャーではなかった気がする
私が知らなかっただけかもしれないけど
お巡りさんは巡回の回数を増やしますと約束してくれたけど、私のせいで家族に被害が及ぶのだけは避けたかった
地元に残っている同級生に連絡網みたいに回して、なるべく通れるときは実家の前の道を通ってもらうようにお願いした
実家は駅を上がったところにあるので、結構うちを通って家に帰る同級生は多かった
何人かが元旦那を見たと言っていた
ある日、暁と友達の悟が通ったときに暁が元旦那に「あんたそこで何してんの」って話しかけたら、殴りかかってきたらしい
でもちょうどそこにお巡りさんが来てとょっとした騒ぎになった
私も表に出ていくとお巡りさんは「この人がそうですか」と私に聞いていた
私がはい、と応えると
「未来っ!」と元旦那が私の名前を呼んだ
恐くて動けなかった
もう、洗脳は解けていた
「中に入ってろ、未来」
暁が言うと「何呼び捨てにしてんだ、殺すぞ」と元旦那が怒鳴って、また暁に掴みかかろうとしたのでお巡りさんが取り押さえようとしてるけど、振り切られそうだ
悟も一緒に取り押さえてお巡りさんは無線で応援を呼んだ
元旦那はパトカーに押し込められて、暁達と私は実家で始めに通りかかったお巡りさんに事情聴取?を受けた
なんとか警察24時みたいだった
今だからそんな風にも言えるんだけど
その後、元義母から連絡があり元旦那は障害で送検されたけど不起訴になったと連絡があった
「もう絶対にこんな事ないようにします、本当にすみませんでした」と両親に何度も謝っていたらしい
それから元旦那は見ていない
私が28歳になった頃、噂で元旦那が再婚したと聞き、やっと安心して迷っていたマンションの購入を決めた
次の奥さんの心配なんて当時は全然していなかった
むしろ言葉は悪いけど、身代わりができたおかげで開放されたぐらいの気持ちだった
弟に連れ出されて実家に帰って5年、離婚してから4年目の事だった
日曜日は基本仕事をしている
希望を出せば休めるけど、やっぱり子供のいる人が休みたいだろうし、反対に私は平日休みの方が嬉しい
どこに行っても空いているし、安い
仕事帰りたまに軽く汗を流しに行く
父の趣味かは知らないけど、私たち姉弟は小さい時から柔道と合気道をやらされていた
2人とも運動神経は並か少し悪いほうだったから級が上がるのは遅かったし、試合も負ける方が多かったけど、だからといって怒られたりした事はないから苦痛ではなかった
中学校に入る時、私は合気道、弟は柔道だけにした
いくら才能が無くても長くやっていれば段くらいは貰える
私は何とかその辺のヤンキー女には負けないくらいの強さにはなれていた
まぁそのヤンキー達とは仲良くなってしまい、ケンカをする機会はなかったから本当はどちらが強いかはわからないままだけど
弟が凄く強くなったのは中学2年、急に背が伸びだしたころからだった
中学に入ってきた時、背が低くて大人しい弟はしばらくイジメられていた
私の弟だとわかって、その私が暁と仲が良いとわかった途端にイジメは終わったらしい
実に中学生らしくてバカバカしいけど実際はそんなものだと思う
そんな弟が私たちの卒業後、またイジメられるのではと密かに心配していたけど余計な事だった
多分、私と弟は普通の姉弟より仲が良いと思う
小さい頃から両親が共働きでしかも不仲だったから、いつも2人で留守番をしていた
父が夜勤の日、母が私たちが寝静まってから出掛けていたのを私だけが知っている
弟だけが私の家族だと、幼い私はそう思っていた
子供心にいつか離婚するのだろうと思っていた両親だったけど、父が5年前に他界するまで2人は夫婦だった
夫婦には夫婦にしかわからない何かがあるのかもしれない
私が今、稽古に通っているところは市民体育館の柔道教室
火曜日の夜にやっていて、ほんのお遊び程度だけど身体を動かすには充分だし、毎週行かなくてもいいので気楽に登録してる
月謝も安いし
結婚まで通っていた道場は結構厳しいし、今更練習もついていけないと思う
火曜日以外で暇なときはスポーツクラブ
こちらは会費が勿体ないなぁと思うほどしか行かないけど、お風呂が良いし銭湯代わりでもあるから続けている
この前体育館に行ったとき、小学生の子供に付き添って来てる顔見知りのママさんと少し雑談をしていると「なんだか良いことあったの?楽しそうね」って言われた
ちょっと考えて
最近、友達とよく遊びに行くからかなぁ
と答えた
「独身だと身軽で羨ましいわ、私なんて一人で出かけるのなんてスーパーくらいよ」
多分、同い年くらいだろうママさんは真剣に羨ましそうだった
無いものねだり、はお互い様だ
それにしても、そんなに楽しそうに見えるのだろうか
でも同僚にも言われたし、やっぱりそうなんだろう
昔から機嫌の悪さは隠せるのに、嬉しい時や、楽しい時はすぐ態度に出るらしく、周りからよく指摘される
原因は彼しか思い当たらない
なんとなく、ちょっと悔しい気持ちになった
その教室の前の日、龍成と初めて明るい時間にあった
私の休みに合わせて代休を申請したという
ゆっくり起きてミクルにレスした後、支度をする
今日の服装は赤いパーカーに膝丈のフレアスカート
合わせて赤い縁のメガネを選んだ
休みの日は大体メガネで過ごしている
ちょっと若作りかな
でもこのスカート脚が細く見えるんだよね
少し考えたけど
まぁいいや、どうせすぐに脱ぐんだから
ニット帽を被り、待ち合わせの珈琲館へ向かった
店内に入るとすぐに彼を見つけた
「おはよう何か飲む?」
龍成はスーツ姿だった
どうやら仕事の後輩ではないらしい、奴は私服勤務だから
そんなことを考えながら席に行くと「俺のスーツ姿カッコイイでしょ」と聞いてきた
まあね、もう行こう、コンビニでお昼買おう
また私の車でコンビニ経由でホテルへ
車の中で龍成は「未来さん今日はメガネなんだね可愛い、見るの2回目だ」
と運転する私の顔をのぞき込んだ
どうやらおっちゃんの店で見た事があるらしい
さあ、今日はどこのホテルへ行こうか
その周辺はホテル激戦区だから大体サービスタイムの料金は同じだ
でも少し古いホテルはプラス昼食がついてたりする
結局、お昼は買ってあったから、1番新しい白いフリフリがテーマの所にした
部屋は真っ白で真ん中に真っ白なベッド、ベッドカバーも枕も見事にフリルだらけ
お風呂も真っ白でこちらは貝殻をモチーフにしているみたい
「シャワー浴びる?」
今日は朝に入ったから、龍成が嫌じゃなかったら入らなくても大丈夫だけど
「一緒にお風呂、嫌?」
え、嫌かな
「どうして?俺入りたいな」
んー、なんか恥ずかしい
「もっと恥ずかしい事してるくせに」
確かに、でもなぁ
「・・・・・」
わかった、した後なら良いよ
「ホントに?でもどうしてした後?」
した後なら理性残ってないからなんでも平気な気がする
「じゃあ早速しようか」
上着と帽子をとってメガネをテーブルに置いた
パーカーを脱ぐと龍成が前に立っていた
インナーのTシャツをスカートから引き抜き、たくしあげながらキスをする
角度を変えて徐々に深く口付ける
唇が離れて目が合った
「あ、未来さん眉毛ない!」
だって長時間するって言うからどうせ汗でなくなると思って、帽子で隠してた
「そう言えば、した後、消えてるもんね」
そう、だから今日は初めから書かなかったんだ、ヤバイ?
「別にヤバくない、なんか幼くなるね」
それ、良く言われるんだよね
話しながらも彼の手はブラを外して、胸をゆるゆると揉んでいる、少し感じてきた
龍成、スーツ、ハンガーに掛けないと
彼がスーツを脱いでいるあいだに、私は残りの服を脱ぎさってベッドの上で座ったまま彼を待った
裸の彼がベッドに上がってくる
「未来」
ハイハイで近づきなから名前を呼んでキスをする
「未来、いっぱいしようね」
彼は私におおい被さりながら、顔には合わない低いセクシーな声で耳元で囁く
龍成、とりあえず1回入れて
私はもう欲しくて堪らなかったから、龍成のそれが固くなっているのを見て言った
「やらしいなぁ」
言いながらゴムを付ける
「もうこんなに」
私のアソコを指で撫でると脚を押し上げて広げながらゆっくりと入れてくれた
はぁ
深く埋め込まれてため息が出た
龍成は私のアソコに自分が入っているところをジッと見ながら擦るように少しだけ動かしながら「未来、気持ちイイ?」と聞く
うん、凄く、気持ち、いい
彼は激しく動こうとしない「未来のここ、綺麗だね」
龍成はしてる時、よく喋る
こうしてゆるゆると弱い快感を与えながら
「未来ここは嫌いなの?」
自分の物が入っている場所のすぐ上にある突起をそっと撫でる
んんっ、やっ
私のそこは仮性包茎?で皮膚に包まれていて、枝豆をサヤから出すみたいにしないと出てこない
だから敏感すぎて痛く感じるのだと離婚後、彼氏に言われた
少しは感じるけどあまり気持ちいいとは思わない
龍成は動くのを止めて突起の両側に指を添えて、そっと皮膚を引っ張った
「凄く小さいクリが出てきたよ、こんなの初めてだ」
恥ずかしすぎて腹が立った
も、やめて、見ないで!
「ごめん、未来、この前もその前も気になってたけど、触ろうとすると嫌がるから」
そこ、触らないで
「これでも、嫌?」
指を離し今度はそっと皮膚の上から摘まれる
あっ
凄く優しくさするように指で愛撫されて気持ちイイ、でも
いい、けど、胸の方がいい
正直に言った
「そっか、こっちね」
両方の乳首を思い切りギュッと捻られて同時に激しく突かれた
あっあっあっ、やぁぁっ
突然の激しい動きに翻弄される
龍成は動きを止めても私と話してるあいだに萎える事はない
それどころか会話に、私を見ていることに凄く興奮して動かなくてもイキそうになる時すらあると言う
確かに彼を収めておるとビクビクしているのがわかる
龍成に言わせれば「動かなくても未来が答える度に絡みつくように動くから」動かなくても気持ちイイらしい
龍成、興奮してる
ガクガクと揺さぶられながら龍成の顔を見ながら思った
あんたも充分イヤらしいよ
少し動きが緩くなった、まだイキたくないらしい
私は早く動いてくれなくても、中の良いところを突いてくれたらイケるから、龍成は自分をクールダウンする事にしたのだろう
先にイっても構わないのに
身体を引き起こされて対面座位の体制になる
「未来、可愛い」
キスをしながら今度は私が腰を動かした
彼の肩に腕を回して頭を抱きしめながらキスを繰り返す
龍成は私の乳首を捻るように弄んだ
両方からの刺激でみるみる高められていく
あ、もう、もう
「イキそう?」
ん、イキたい、イカ、せ、て
「どうして欲しいの」
もっとおく、おく、ああっ!
下から突き上げられて身体に電流が走ったようになってイってしまった
そっと後ろに身体を倒して寝かしてくれた
彼がズルっと引き抜かれた
まだイってない
龍成は凄く嬉しそうな顔をしてキスをくれると私の左足を持ち上げ、またすぐに入ってきた
今度は初めから激しい
龍成は私の左足を肩に担ぎあげて奥まで何度も突き入れてきた
余裕が無くなってきたらしい
私はイったばかりで敏感になっているから快感しか感じられない
や、気持ち、いい
「未来、俺も気持ちいい、凄くいい」
身体を反転させられてバックからも思い切り突かれる
バック好きなのかな
龍成はイクときバックが多い気がする
顔が見たい
顔を見ようと身体を捻ったら無理な角度からキスしてきた
ああ、気持ちいい
そう思った瞬間、隆盛が中でドクドクと脈うったのがわかった
「っ」
身震いをして出し切った彼が背中から抱きついてきたから、そのままベッドの上に潰れた
何時までも抜こうとしないから、私がするりと彼の下から脱出した
「あー抜けちゃった」
ちゃんとしないと漏れちゃうでしょ
「もっと入ってたい」
ハイハイ
まだ硬さの残る龍成から慎重にゴムを外して綺麗にしてあげた
「クソ、最低でも2回はイカせてやると思ってたのに」
別に回数の問題じゃないよ
そう言って彼の物を手に取った
ピクっと手の中で動いて、期待してるみたいに見えたからそっと口の中に入れた
「未来の口の中、温かい」
体温、高いからね
龍成は私のアソコを触ろうと手を伸ばしてくるけど、舐めるのが疎かになってしまうからわざと身体の向きを変えた
今はこっちに集中したい
口の中でビクビク動いて、楽しい
「舐めるの、好きなの」
アソコの代わりに頭を撫でてくれている彼が聞いてきた
うん、好き
私は舐めるのも、自分が上になって動くのも好き
もちろんしてもらうのも大好きだけど
散々舐め回してから彼の顔を見ると目が合った
から、目を合わせたまま下からベロっと舐め上げる
ガバッと起き上がってきた龍成は無理やり私の顔を彼の物から引き離して私を押し倒した
「次はこっちの番」
噛み付くように口付ける
脚を開いてアソコに手を伸ばす
私は凄く濡れるからきっとまだヌルヌルだろう、彼の物を舐めた時も凄く興奮してたし
彼の指を感じて身体が震えた
あっ
始めから2本入ってきて引っ掻くように動かされる
「すごい、吸い付いてくるよ、ビチョビチョだし」
そういった口で乳首に吸いつく
あ、や
「俺の、舐めて感じてたの」
興奮、した
そう答えると「答えたら締まるね」
激しく指を動かされて乳首も痛いくらい噛まれる
あああっ
気持ち良すぎて彼の頭にしがみつく事しか出来ない
指の付け根まで入れられて、指が動く度にクチュクチュとイヤらしい音がする
「手のひらまで未来のが流れてきてるよ」
そう言われた途端、イってしまった
いつの間にかゴムを付けた龍成が、イったばかりで敏感なアソコに入ってくる
頭が入ってきたところで止まる
「入れてって言って」
真剣そのものの顔で龍成が言う
そんなに余裕が無いのなら、早く入れてくれたらいいのに
そう思って、言うのも面白くないから龍成の身体を両足で捕まえて、自分からグッと入れてやった
「あ」
いいから早く動いて、気持ちイイところ突いて
彼は瞬きした後、ニカッと笑って私の腰を掴んだ
速すぎず、私の中を味わうような、イイところを探しているような動き
ゆっくりと確実に高められていく
このイキ方が1番好きだ
快感が長く続いて、イった後も余韻が残って心地いい
彼の汗がポタポタと落ちてくる
龍成は真剣な顔でキスをしたり、乳首を弄ったりして一緒にイこうとしてるみたいだ
気持ちいい
もう、イキそうと思った時、自分でも中がキュウウって締まるのがわかった
龍成が一番奥まで入ってきて同時に果てた
イった後もしばらく気持ちよくて中がヒクヒクしているのがわかる
余韻が無くなるまで、ずっと繋がったまま抱き合っていた
スッキリしてベッドで休憩
龍成は腕枕をしようとしてくれたけど、肩がこるから遠慮した
代わりに彼の腕に抱きついて、頬を二の腕に引っつけた
「未来、さんは」
行為の最中呼び捨てだった事に気付いたのか、わざとなのかは知らないけど龍成は〝さん〟をわざとらしく付けた
未来で良いよ、とは言わない
「感じやすいよね」
私は感じやすい
感じるところもたくさんあって、粘膜は全部気持ちいいと思う
そうだね、感じやすいしイクのも早いね
彼の二の腕に抱きついたまま笑って答えた
気持ち良くイケたので機嫌がいい
「俺に話しかけられたりしても感じてるよね」
うん、感じる
でも最中にあんなに喋る人初めてだから自分でも気付かなかった
龍成は前から最中お喋りなの?
「前、はそうでもなかったと思う」
「始めは久々でテンション上がってたし、色々聞きたかったから」
「でも途中から何か聞いた時や答えてくれる時、未来さんが感じて締まるのに気付いて」
「それが嬉しくて、気持ち良くて止められなくなった、ていうかクセになった」
私も始めは気付かなかったけど、龍成にエロいとか言われる度に感じてるのがわかって驚いた、言葉攻め好きなんだって
「言葉攻めって、俺エロオヤジだね」
うん、龍成もエロいよ
そう言って彼の二の腕にキスをする
しばらくイチャイチャしていたけど、いつの間にか寝てしまった
1度フッと目が覚めた時、彼も横で爆睡中なので携帯に手を伸ばす
どうしよう起こした方がいいかな、でも眠いな
迷ってもう少し寝る事にした
寝てる筈なのに何か気持ちいい、なんだろう
ゆっくりと頭が冴えてくると龍成が私の乳首を楽しそうに愛撫していた
「あ、やっと起きた、未来さんお風呂入ろう」
くそ、覚えてたか
寝てるあいだに龍成はお風呂にお湯を張っていた
しかも泡アワしている
「一緒に入ろう」
えー、でも龍成、こんなの入って、こんな甘い匂い付けて帰ったら駄目なんじゃないの
「シャワー浴びるから匂いなんてわからないし、それにそんなに近付く事ないから大丈夫だよ」
なら、いいけど
バスローブを脱いでそっと泡の中に入っていく
龍成も後ろから一緒に入ってきて、背中から抱きしめるようにされる
彼の脚の間に、彼を背もたれみたいにして泡に埋もれる
これならそんなに恥ずかしくない、かな
龍成が後ろから耳を甘噛みしてくる
くすぐったくて、でもちょっと気持ちいい
「未来さん、俺のほう向いて」
向かい合って脚をどうしようかと思ってたら、龍成の脚の上に交差するように乗せられた
バランスを崩しそうになって彼の首に手を回すと、彼の上に乗るみたいな形になった
アソコに硬いものが当たっている
「未来さん」
キスをしながら私に硬いものをゆっくりとこすり付ける
龍成、元気だね
「まだまだ出来るよ」
キスはしたままで胸を揉む
「ここはキツくする方がいいの」
うん、乳首、ギュってされるのが好き
あんまりすると次の日ヒリヒリするけど
「え、痛いの」
ヒリヒリ、する、でもそれくらいキツくされるのが好きなんだ
両方を思いっきりクニクニと捻られて、腰がゆるゆると動いた
「腰、動いてるよ、誘ってるの」
そう言って右の乳首を口に含んで歯を立てる
やあっ
お湯の中でしてるから、龍成の顔には泡がたくさん付いている
龍成、髪にも泡、付いてるよ
「大丈夫だって、未来さん入れていい?」
駄目!ゴムしてないから!
入り口に彼が当たっている
どうしよう!
私はかなり焦った
勝手に決めたマイルールだけど、結婚しないと思った時から避妊は絶対するって決めてる
凄く妊娠しにくいかもしれないけど、可能性はゼロじゃない
結婚する気も、シングルで育てる覚悟もないなら避妊は絶対だと思っている
ずっとフリーだったから今はピルも飲んでいない
やだ止めて、入れたら嫌
抵抗するけどお湯の中だし泡でヌルヌルして上手くいかない
「嘘だよ、ごめん、ここではしないよ」
龍成が抱きしめてあやすように髪を撫でる
「ごめん、入れないよ、本当にごめんね未来さん」
何度も謝るから、彼の肩から頭を離して彼の目をのぞき込んだ
「嘘、っていったけどそれ、嘘、ごめん」
どういうこと?
「本当は生で入れたかった、でも未来さん本気で抵抗したから」
どうして生でしたいの、ゴム付けるの嫌なの
「嫌じゃない、けど」
そう言って黙ってしまう
自分の気持ちを上手く説明出来ない、そんな雰囲気だった
ふぅ
私はため息をついた
龍成、シャワー浴びてベッド行こう
バッと顔をあげた彼はビックリしたみたいな表情をしている
2度とさっきみたいな事、しないで、約束して
「わかった、約束する」ニカッと笑って立ち上がった
この〝ニカッ〟って笑い方が可愛くて好きだ
2人でシャワーを浴びて身体も拭かずにベットになだれ込んだ
もう本当に動物だと思う
こんなに気持ちいいなら不倫でもセフレでもただの穴でもなんでもいい
上になったり下になったり、キスしたり抱き合ったり、お互いを高める事だけに集中する
「未来、未来さん」
全身を舐められて触られる
「未来さん、気持ちいいよ、イキそう」
私はもう何回もイっていたから
いいよ、龍成出して
そう言うと腰を痛いくらい掴まれて激しく揺さぶられた
グチャグチャと卑猥な音がする
私は後ろから串刺しにされていて、彼の顔が見えない
アソコが溶けそうな程熱い、そう思った時
「未来、熱い、ああ」
それ以上ないくらい奥まで突き入れて龍成はイった
抱き合いながら息を整えていると部屋の電話が鳴った
『お時間10分前ですが延長なさいますかぁ』
龍成が取った電話の声がこちらまで聞こえる
「あ、すみません、1時間延長して下さい」
電話を切って顔を見合わせて笑った
ゆっくりと帰りしたくをして彼のほうを見ると、朝のスーツ姿に戻っている
サラリーマンだね
「一応ね」
時間大丈夫なの
「何時も大体こんなものだけど、結構バラバラだから大丈夫」
じゃあ帰ろうか
「またメールするね」
あんまり返せないよ
「いいよ、俺がしたいんだから」
ならいいけど、行こう
来た道を帰って珈琲館の駐車場で別れた
帰ったらお風呂で小説の続き書こう
そう思いながら、自分の家に向かう
家はやっぱり1番落ち着くから大好きだ
家に帰ると真由美からラインが来ていた
何時も通りくだらない事だけどおかしい
適当に返してお風呂に入った
乳首が少し赤くなっている
お湯につかるとピリピリする
ちょっとだけ小説を書こうと思って中学生時代の事を書いた
懐かしくなって真由美に、今度休み合わせて何処か行こうとラインを打った
「珍しいね、未来から誘うなんて、とりあえずシフト表送りまーす」
早いな返信
お、土曜日休み一緒だ、でも土曜日は混んでるかな
「じゃあ、アウトレットモールでも行ってカラオケでどう?」
妥当なとこかな
オッケー、当日迎えに行くから、起きたら連絡ちょうだい
私は基本早寝早起き
真由美は朝弱くて、休みの日は寝坊するから彼女と会うときは大体こんな感じだ
お風呂から出て発泡酒を開けた
発泡酒の銘柄は昔から決まっていて、父と同じもの
私と父は外見や体型、食べ物の好みがそっくりだ
思春期にはそれすら鬱陶しいと思っていたけれど、今は何とも思わない
逆に母に似て、ガッチリで指も逞しい様でなくて良かった
合気道は強くなれたかもしれないけど
ふと、自分の書いたものを初めから読み返してみた
日記というか自叙伝というか、何ともまとまりが無い
思いついた順に書いているから、時間軸も行ったり来たりで判りづらいし
こんなの読んでくれている人いるのかな
一瞬思ったけど、まあどちらでもいいやと思い直した
自分が書きたいものを書く
そう思って始めたんだった
離婚して、というか実家に避難してから引きこもっていた私のところに1番通ってくれた真由美
智恵ちゃんみたいに話を聞いてくれたり、さり気なく励ましてくれたりはしない
ただ遊びに来てその日あった事や今流行っているメイクなんかも教えてくれる
智恵ちゃんについて来てもらって買った初めての携帯も全部真由美が設定してくれて、友達の電話番号やアドレスも登録してくれた
真由美は仲間内でもかなり自由奔放な方で恋愛に関しても自由人だから何時も恋人がいた
「未来も1回や2回失敗したからって、恋愛止めたら駄目だよ、女は恋愛していないと駄目」
まだ1回しか失敗してないよ
そう言って笑う
恋愛体質だと思っていた真由美は実は仕事人間で、この先仕事で成功するけど、ずっと独身のまま
ただし彼は常にいるけど
「女は恋愛していないと駄目なのよ」
あれから15年程がたった今でも同じ事をいう
でも今の真由美は自分の店を持ち、何人もの人を雇って自立している尊敬できる人間だから説得力がある
恋愛と、依存は別なのだと真由美を見て学んだ
離婚が決まり、アルバイトに出た私に真由美は
「いい男いた?」
と真っ先に聞いた
あんたじゃあるまいし、そんなの気にして見てないよ
真由美は豪快に笑っていた
※すみません
私の仮名が美来から未来に変わっていました
書くにあたり、適当に時を充てたもので携帯の学習機能に任せてたらこんな事に
どちらも(みく)です
これからは未来で書きます、流して下さると嬉しいです
おっちゃんの店によく集まる女子(笑)グループは真由美と梨花、で私
さくらやちいちゃんもたまに来るけど、主婦だからそれなり
最近は子供達も大きくなって来たからかちょっと多くなったかも知れない
さくらもちいちゃんも夫婦仲が良くて子供達が実家に泊まる時なんかは夫婦で来たりするし、どちらのご主人も私達、独身組を家に招待して歓迎してくれる
流石に頻繁にはお邪魔しないけど、しばらく空くと「旦那がみんな呼んでバーベキューしたいって言ってるよ」とかさくらやちいちゃんから連絡をくれる
ふた家族は一緒に旅行なんかも行くらしい
私達はお互いを何処かで羨ましいと思っているように思う
思ってないのは自由奔放で自分が大好きな真由美くらいだろう
お互いに幸せな家庭を、一人の自由さを羨ましいと思い、その一方で自分の方が幸せだと思っている
それをちゃんとわかっているから、嫌味や妬みをいう事もない
心の中で少し思うことはあるだろうけれど
真由美と遊ぶ約束のラインをした次の日、仕事に行って同僚と話してたら、土曜日はバレンタインだと気付いた
慌てて真由美に連絡する
ごめん、土曜日バレンタインだったね!
彼と会うでしょ、違う日に遊ぼう
仕事中は携帯を見ないので、休憩時間に確認すると
「相手が仕事だから大丈夫、そっちはいいの」
相手いない、真由美が大丈夫なら良かった
じゃあ土曜日ね
あー、良かった
大体イベント系は興味無いからすぐ忘れちゃうんだよね
カラオケ楽しみだから中止にならなくて良かった
アウトレットモールはそんなにだけど、真由美や梨花は買い物も大好きだから付き合って、いい物があれば買う感じ
でも、ワンピース欲しいな
もうバーゲン終わったかな
ちょっとテンションを上げて苦手な在庫発注の仕事をこなした
私が独身なのは当然みんな知っているから、よくシフトの交代や、子供さんの調子が悪い時の代わりなど頼まれる
時給だしお給料増えるから、用事が無ければ構わないのだけど、変わる人との時給が違うから会社には許可をもらわなくてはいけない
まあ、その辺はもちろんパートさんが自分の事だから自分でするのだけど、ひとりのパートさんが曲者なのだと同僚が言う
その同僚、恵子ちゃんは入社も同じくらいで年も近く、一番仲良し
恵子ちゃんは社員になっている
「吉田さん、よくシフトの交代言ってくるみたいだけど、あれ子供さんの体調不良とかじゃないのよ」
え、でもいつもそう言って電話かけてくるよ
「嘘なんだって、本当は男と会うためらしいよ」
恵子ちゃんは子供2人のお母さんで、18歳でママになった元ヤンママさん
今は正社員になっている
「不倫、してるんだよ」
ドキッとした
え、何でそんなこと知ってるの
「みんな大体気付いてるよ、パートさん情報では同窓会で再会した元同級生がお相手、ベタだよね」
もしかしてドラマみたいなW不倫なの
「そうみたい、だから未来も無理に代わってやらなくていいんだよ!」
大丈夫、無理はしてないよ
そう答えながら、そう言えばここ1、2年、代わること増えたような気がする
でもそれよりも〝不倫〟にドキドキした
恵子ちゃんは私の中で、タイミング女王だ
例えば、美味しいお肉食べたいなと思っていると「あそこの新しい焼肉屋美味しいらしいよ」
とかそんな感じで、サトリ?と思うくらい私の思考とリンクした話題を振ってくる
今回は〝不倫〟
奥さんの事は全く気にならないけど、世間的にはそういう関係だという事くらいは心得ている
しかしこんな近くに不倫仲間がいたとは
旦那さん、知ってるのかな
「知ってるわけないと思うけど、知ってて興味無いから放置、っていうのはあるかもね」
興味、ないのか、夫婦なのに
「うちもそうだけど、結婚して長いと家族だけど、男女じゃなくなってくるからね」
恵子ちゃんとこも?じゃあ、その、夜とかも無いの?
「今日はやけにグイグイくるね、いつも人の事、興味無いのにさ」
え、友達、でレスで悩んでる子がいるから
「そうなんだ、人によるだろうけど、うちはあるよ、多くは無いけどね」
やっぱり色々な夫婦がいるんだな
何となくそう思った
「ね、その友達って男?女?」
男、4年くらいしてないって言ってる
「えー、それは可愛そうだね、嫁が嫌がってるんだよね」
うん、、、詳しくは知らないんだけど、外でしてこいって言われるんだって
「終わってるね、そいつ、本当にしてやりゃいいんだよ」
そんなもの、かな
「まあ結局は夫婦の問題だから、色々な夫婦があるしね」
そうだよね
表面上はいつも通りに淡々と話しながら、お弁当を食べた
心の中で景子ちゃんに謝った
ごめん、嘘ついた私、その子としてます
ていうか昨日もしました
その話はそこで終わって、バレンタインの義理チョコの話になった
私はあげない
「だよね、未来は毎年あげないからね、みんなはどうするのかな」
私は真由美と買い物に行ったら自分用にちょっと奮発したチョコを買おうかと考えていた
甘いもの、お菓子は食べないけどチョコは好き
でもたくさんは食べられないからゴデ○バの4個入りで充分だ
もう不倫のことは忘れてチョコとワンピース、カラオケの事を考えてデザートのミカンを食べた
彼からは毎日何回もメールが来る
たまに返す
内容はホントにくだらない
「今、会議終った」
「お昼に~食べた」
「今度いつ会う?」
暇なのかな
他に考える事ないのかな
仕事しなさいって
私は今週忙しいから会えません
「バレンタイン、はくれないよね」
え、欲しいならそれくらいあげるよ
「本当に!?じゃあ会える?」
土曜日は友達と遊ぶから来週ね
「ショボ━━━(´・ω・`)━━━ン」
来週水曜日ならいいよ
「(*`・ω・´*)ゝカシコマリ☆我慢します」
、、、、もう返さなくていいよね
水曜日か、生理はどうかな
不順だから微妙かも
まあ当たったらチョコだけあげて帰ろう
実は私は生理中でも出来るけど
男の人は大抵嫌がるから、敢えて言わない
それよりも買い物に行ったら自分用以外に龍成の分もチョコ買わなくっちゃ
まあいいか、人生初の義理チョコだ
土曜日、前の日夜ふかししたから眠かったけど、いつも通りに目が覚める
朝ごはんを食べながらぼちぼち小説を更新する
やっぱり眠い
ソファでウトウトしていると真由美から電話がきた
10時30分
真由美にしたら早起きだった
じゃあ今から行くね
そう言って車に乗り込む
アウトレットまでは車で30分くらいだからあっちに着いたらお昼ご飯かな
とても寒い
車のエアコンはなかなか効かないから震えながら運転しているうちに真由美のマンションの前に着いた
「おはよう」
おはよう久しぶり
「そうか、そう言えば久しぶり」
最近、おっちゃんの店行ってないの?
「ちょっとご無沙汰、今年はまだ一回しか行ってない」
会わない訳だ
「未来は変わりない?」
別に、変わりなし、今年とうとう40歳になるくらいだよ
「みんな一緒だろ」
確かに
そんな馬鹿みたいな事を話してるあいだに目的地に着いた
やっぱり友達といる時間はとても楽しい
真由美は朝ごはん食べてないからお腹減ったとうるさい
とりあえず、オムライスのお店に入った
私、朝ごはん食べて二度寝したからお腹減ってない
「未来は食べられるでしょ、大丈夫だって」
まあ、食べるけどさ
「ホントに細いのに食べるよね、相変わらず」
デミグラスソースのオムライスを頼んだ
年末から会ってなかったのでお互いの近状を話しながらオムライスを食べる
真由美の彼って土日仕事なの
「住宅メーカー関係だから土日は忙しいね」
積水ハ○スとか?
「そんなに大手じゃないけどね、そんな感じ」
そんな関係の人とも出会いあるんだね
「出会いは待ってたら駄目だからね、未来は?」
え、とね
どうしよう真由美には言っても良いかも
不倫とかに偏見もないし、梨花みたくお喋りでもない
でもみんなで会うとき気まずくなったら嫌だな
別に、出会いなんてないし、彼氏とか面倒くさい
「また、未来はすぐ面倒くさいって言うけどね」
女は恋愛していないと駄目、なんでしょ
「そう!あとセックスも」
声でかいよ、確かにセックス無いのは厳しいけど、付き合ったりとかはもういいよ
「あんた男運悪いからな」
見る目がないんだよ、もう男に期待なんてしないし
「ホントに中身はおばさんだね」
それよりチョコ買いたいから後でお店寄ってね
「あげる人いるの」
自分用、と義理チョコ
「、、、、ふーんじゃあ行こうか」
とりあえず服を見て、私はワンピースとコートを半額で買った
真由美はセーターやショーパンを何枚も買ってたけど
ショーパンはそろそろヤバイんじゃないの
「自由でしょ、背が低いから膝丈とか嫌なんだよ」
真由美は自分の意見を曲げない
私はショーパンなんて無理だけど、確かに自由だね
あと大好きなニット帽を2つ買ったら
「あんたも充分若作りでしょ」って言われた
確かに、スミマセンでした
カラオケを堪能して家に帰った
途中で真由美が電話をかけに行った時、小説を更新したけど、ちょうど龍成との行為の最中だったからドキドキする
止めとけばよかった、かな
でも真由美は長電話だから大丈夫だろう
なんとか書き上げて投稿、しばらくして真由美が戻ってきた
メールも来てたけどそちらは見ずに電モクをたたいて1曲入れた
「ごめん、店からだった」
全然、大丈夫、これ歌ったら帰る?
「私ももう1曲」
2人で高校時代に流行った歌を歌って終了した
買い物した荷物をソファに置いてチョコをひとつは冷蔵庫に入れる
代わりに発泡酒を出してもうひとつのチョコを開けた
私は特別飲む時にツマミはいらないし、チョコなら余裕で片手に発泡酒でオッケー
カラオケで色々食べたから晩ご飯はいらない
気分よく、2本目の缶をあけながら買ってきたワンピースをハンガーにかける
裾がフレアになっていて可愛い
コートは衝動買いしてしまった
鏡の前に行って帽子をかぶった
帽子とメガネ、自分では似合うと思う
若作りかもしれないけど、奴と智恵ちゃんの娘さん、中学生の彩ちゃんも可愛いって言ってくれる
前にパーマかけたときは、ボロカスだったなと思い出した
今は肩につくくらいのセミロングボブ
客観的に見ても大人しそうな女に見える
でも実は気が強くて、口も性格も悪い
男はみんなでこの外見で寄ってきて、中身が想像と違うから、色々注文を出すのだろうと真由美や梨花は言う
もし、そうだとすれば迷惑なことだ
調子よく発泡酒を煽ってそのままお風呂へ向かう
お湯につかりながら携帯を見るとメールが溜まっていた
DM、と龍成からは5通も
「おはよう、今日は休みだから子供と実家に行きます」
「実家に子供預けてパチスロ中、勝ったらなんか奢るね(*^ω^*)」
「いいところだけど、時間切れで帰る、でも3万円勝った(^-^)V」
「早く水曜日あいたい」
「実家に泊まることにした、電話したい」
暇、なのかな、パチスロするんだ
一応返信
今家に帰ってきてお風呂です
「お帰り何して遊んでたの」返信早い
買い物、とカラオケ
「カラオケ!いいなあ、今度ホテルでしよ」
最近の歌、知らないよ
「懐メロでオッケー、買い物何買ったの」
ワンピースとニット帽
「見たい、てか電話していい?」
そっちが大丈夫なら
返信と同時にかかってきた
「もしもし」
はい、電話大丈夫なの
「子供はもうばあばと布団入ってる、え、嫁、は来てない」
そっか、バレンタインなのに
「あー、一応朝チョコはくれてた、子供がじいじところ行きたいって言ったら、行ってこいって」
パチスロ、するの
「そうそう、会社の帰りとかたまにね、今日は勝ったから何か奢るよ」
別にいらないよ、欲しいものとかないし
「えー何か無いの、行きたいところとかでもいいし」
え、私と龍成で出かけるって事?
「そうテーマパークとか行こう」
何で、嫌だ
「そっちこそ何で嫌なの」
行く意味わからない、お金あるならホテル代にとっておいたら
「はぁ、まあいいや、未来さん今から家とか行っていい?おっちゃんの店の近くだからそんなに遠くないでしょ」
絶対嫌
「冷たい」
、、、、何言ってるんだろうこの人、普通セフレと遊びに行ったり、家に入れたりするものだろうか
ため息が出た
あのね、ここは私の家、あなたはちゃんとあなたの家があるでしょ
「うん、でも会いたい、話するだけ」
嫌、元々友達だって男の友達入れたことないんだから
「そっか」
それより水曜日チョコ持っていくし、今日買ったワンピース着ていくから
「わかった、どこで待ち合わせする」
龍成、残業とか大丈夫なの
「何が何でも定時で帰る!」
じゃあごはん食べるところ考えとくから
「また連絡してくれる?」
うん、決まったらメールするよ、じゃあね
「絶対メールしてね」
わかった、お休み
「お休み未来さん、好きだよ」
電話を切ってもう一度ため息をつく
のぼせるからお風呂から出て身体を拭きながら部屋の中を見渡し考える
ここには絶対に入れたくない
過去の彼はもちろん来ているしセックスもしている
でも龍成は違うから、絶対に嫌だった
何故かはうまく説明出来ないけど、一言で言うとやっぱり不倫だから
当然だけど私は龍成の家には行かない
だから龍成も来て欲しくない
それだけではないけど、そう言う事だ
過去の彼とはそこが大きく違う
お互いの領域が交わる事はない
電話を切るとき「好きだよ」と龍成が言った
「エロい」「可愛い」とかは何回も言われてるけど「好きだよ」は多分初めてだ
そりゃあ嫌いな相手とセックスなんてしないだろう
私も龍成の事は好きか嫌いかでいうと好きだし、可愛いとも思う
好きと言われて嫌な人間は少ないだろう
でも私が龍成にそれを言うだろうかと考えると多分、言わない
セフレって初めてだけど、どこで線引きをすればいいんだろう
もし、もしも私が龍成を愛してしまったとしたらこの関係は変わるんだろうか
過去の彼ともそうだったから、本気になっても結婚したいとは思わないと思う
考えかけたけど、もしもの話はキリがないから止めた
とりあえず身体の相性はいいし、顔が好み
今はそれだけだから、それでいい
ホテル代、始めは出すの絶対に嫌と思っていたけど、私もあんなに気持ちよくしてもらってるんだから、龍成にだけ出さすのも悪い気がしてきた
対等の関係だからこそ、負担も分けた方がいいのかもしれない
今度、龍成に話してみようか
過去の彼たち
離婚して初めて出来たのは確か27歳位のとき
この時はまだ実家暮らしだった
一人暮らしはずっと考えていたけど、いい物件も見つからず、元旦那の事も少し怖かった
元旦那の再婚を噂で聞いて安心できた時、ちょうど今住んでいるところが売りに出て、見学に来ていた
駅と、実家と、行きつけの店全てに近くて自転車圏内
分譲で古いけどそのぶん安い
タイミングがあって、これしかないと思って購入した
リフォームは悟の知り合いに内装業者がいるから安くしてくれるらしい
でもこの引越しあたりから彼とうまくいかなくなった
彼が一緒に住みたがったから
そして別れることになるまでそんなに時間はかからなかった
それからは初めに結婚願望は一切ないと宣言した後でお付き合いをする事にした
でもみんな結婚したいと言う
私みたいな女のどこが良いんだろう
家庭的な所なんて1ミリもないと思うんだけど
彼、と呼べる人は3人いたけど、その間に1人、カウントしていない人がいる
1ヶ月ほどで駄目になったから
理由は合わなかった、身体が
私はセックスの時、中でイキたい
でもその人のは短くて、奥のイイところまで届かなかった
入ってるのがわからない、程ではないけどとにかく長さが足りない
もちろん好きになって付き合った人だし、優しくて楽しい人だったから、そんなことで別れるのは嫌だったし、なんとか乗り越えようとしたけどやはり無理な事はある
私は淫乱の変態なんだから仕方ない
満足の出来ないセックスは耐えられない
彼には本当の事が言えず、他に好きな人が出来たと言って謝った
彼は泣きながら、悪いところは治すからと言ったけど、本当に嫌なところなんて言えない
彼は私の中を気に入っていたような事を言った
彼は毎回中でイっていたし、太さは少し細いくらいだから、緩くは感じなかったんだろう
でもあのセックスをずっと続ける事は私には無理だから、ひたすら彼に謝った
なんでも気持ちイイと思っていたけど、本当に相性ってあるんだなと、実感した
そして今、龍成のセックスは正直に言うと今までで1位、2位を争うくらい気持ちいい
彼もそう思ってくれていると嬉しい
水曜日、待ち合わせの場所に着いた
コインパーキング、行こうと思っているお店に1番近い所だからここから歩いて行くつもり
地元ではないから知り合いに会う確率も低いだろう
別に会っても良いんだけど、恥ずかしいし面倒くさい
ちょうど車を停めたら龍成の車が入ってくるのが見えた
彼も直ぐに気付いてナナメ前に車を停める
お疲れ様
車を降りて声を掛けた
龍成がスーツだろうから、あまりチグハグにならないように土曜日買ったワンピースにベージュのAラインコート、ベレータイプのニット帽を合わせた
足元はちょっと苦手だけどヒールのロングブーツで頑張る
「お疲れ様、なんか未来さん今日は雰囲気違う」
ヒール履いてる
「それにコートも可愛いね」
ありがとう、龍成スーツだからカジュアル過ぎないようにしたんだ
「え、嬉しい、合わせてくれたんだ」
嬉しいの?
「嬉しいよ!今日はどこ行くの」
その先の天ぷら屋さん、前に会社の子に教えてもらって美味しかったから
「男?」
そう
「二人で?」
4人
「じゃあ行こうか」
龍成
「ん、なに」
今日はね、私がご馳走、する、バレンタインの代わりに
「え!いいの?ていうか俺、勝ったから金あるよ?」
いいの、寒いから、行こう
何となくバツが悪くて彼の腕を引っ張って店に向かった
予約はしてなかったけど、平日だから平気だった
天ぶらは始めはお勧めを頼んであとは好きなものを追加した
私はマイタケと鶏、龍成はふぐと穴子とオクラ
どちらも食べっこしたけど全部美味しい
私、カツは得意なんだけど、天ぶらはこんなに美味しく出来ないな
ポロッと口にすると龍成が食いついて来た
「未来さん、料理するの、想像出来ない」
いいよ、しなくて
「何作るの」
基本、肉系、今は週1、2回だけど
「お肉好きだもんね」
それより、これ
一息ついたところでチョコとタバコを渡した
「わ、ありがとうチョコ、とこれ何?」
タバコ、でも種類ありすぎてわからなかった
タバコは仕事中に100均で買ったラッピング袋に入れてあった
龍成は袋の中身がタバコだと気付いてあけてくれた
「あ、惜しい、俺のよりちょっと軽いやつだ、でも大丈夫ありがとう」
大丈夫なの
「銘柄は同じだから平気、未来さんからチョコとかもらえるなんて思ってなかった」
チョコくらいあげるよ
「だって普段からセックスしかしないって」
ご飯も食べてるよ
「する前後にね、今日はホテル行くでしょ」
明日仕事だから12時には帰りたい
時計を見ると8時半くらいだった
「じゃあそろそろ行こう!時間無くなるよ」
龍成は大丈夫なの時間、ていうか、家
「大丈夫!この前してから1週間以上経つから、絶対行く!」
慌ててお会計をした
ホテル街に近いファミレスの駐車場まで2台で行った
龍成が私の車に乗り込んできてキスをする
時間がないから目に付いたところに入ったけど、以外とモダンでセンスいい
所詮、ラブホなんだけど
部屋に入るとすぐ、後ろから龍成が抱きしめてきて首筋に唇を這わす
腕の中で方向を変えて彼の首に腕を回した
長い長いキス
龍成、服、脱ごう
彼の唇から逃げながら何とか伝える
名残惜しそうに身体を離して2人で服を脱ぐ
龍成が私を抱き上げてベッドに倒れ込んだ
モフっとベッドが沈むけど、そんなことよりもお互いの身体を密着させたい
龍成の物が太ももに当たっている
荒々しく胸を揉まれて乳首に歯を立てられた
や、やだ、待って
「ずっと待ってた、もう無理」
アソコを割り開いて指が入ってくる
私も色々してあげたいけど、激しく掻き回されて何も考えられない、早く欲しい
龍成、龍成きて
彼が入ってきて、熱い、と思った瞬間にイってしまった
トコロテン、だ
女の場合も言うのかは知らないけど、真っ白になった意識の中でそう思う
「未来さんイったよ、ね?」
あ、ご、めん、イっちゃった、ちょっとゆっくり、して
「すごい、入れただけでイっちゃったんだ」
だって、龍成、指、
「ごめん、嬉しかったから」
情けない顔をしていたのか、龍成は謝って“チュッ”とついばむようなキスをくれた
ゆっくりと腰を動かしながら話す
「俺、未来さんの事、考えながら何回も抜いた」
わたし?
「そう一人で何回も、こうするのを想像しながら」
太ももの裏側を持たれて出し入れされる
龍成からは何もかも丸見えだろうと気付いて凄く興奮した
感じ過ぎて辛い
いつもなら私がイったあとは、様子を見ながらしてくれるのに、今日はガツガツ奥まで遠慮なく突かれてどうにかなりそう
龍成も余裕がなくなってるんだ
多分私は悲鳴に近い声をあげていたと思う
龍成がイったのがわかった瞬間、私は何度目かの絶頂で意識が飛んだ
「未来さん」
優しく名前を呼ばれて我に帰ると、龍成がへにゃんとした顔で見下ろしている
私のほっぺたを手のひらで拭う
「大丈夫?キツかった?」
私の顔は涙と汗でグシャグシャになっていたらしい
あんまり、大丈夫、じゃない、一瞬、飛んだ
なんとか頭を働かせて答えると龍成も泣きそうな顔になっている
ど、したの、龍成
「未来さん」
苦しいくらい抱きしめられる
入ったままのところから刺激が上がってくる
龍成、ごめんね、声うるさかった?ビックリした?
「違う、うまく言えないけど」
どうしていいかわからなくて、龍成の頭を優しく抱きしめた
何かあったの、家、とかで
彼は黙って首を振る
仕方がないから、よしよししてみる
「もっと優しく、したいのに、俺、我慢出来なくて」
「未来さん泣いてるのに、止められなくて」
「それどころか俺、逆に、興奮、したんだ」
私の肩に顔を埋めたままポツポツと話す
どうやら激しく反省しているらしい
私は全然気にしてないのに
私が、感じ過ぎるのか駄目なんだよ、龍成は悪くないよ
気持ちを伝えるために彼の頭を持ち上げてできる限り優しくキスをした
お互いちょっと落ち着いてきて、龍成は入りっぱなしだった物をズルっと抜いてくれた
また小さく声が出てしまう
「未来」
龍成、お水飲みたい
自分の始末をすると冷蔵庫からお水を取って、チョコを片手にベッドに戻ってくる
「開けていい」
どうぞ、食べて、既製品だけどね
「チョコは売ってるの方がうまいよ」
確かに
「高級っぽい」
美味しいよ、私も同じの食べた
「自分で買ったの」
そうだよ、今みんな買ってるってテレビでもやってたよ
龍成は甘い物も好きだからあっという間に3個目を口に入れた
モグモグしてる姿を見つめているとキスしたくなった
唇を重ねるとチョコの味がする
どれが美味しい?
「さっきの中に何か入ってるやつ1番好き」
あ、一緒だ、何だろうね、あの中のやつ
「わからない、うまかったけど」
飲みかけのお水を、いる?、と差し出すと受け取って飲み干した
「あの、さ、」
ん?
「もう一回、無理かな」
言い方が凄く申し訳なさそうで可笑しかった
ふふ、おサルさんだね
「だってずっと楽しみにしてたし」
いいよ、私もおサルさんだから、でも今度は私がするからね
時間はまだ10時過ぎ、1回目はかなり飛ばしていたらしい
ゆっくりと彼を押し倒し、彼の脚のあいだに入った
微妙な硬さの彼の物に手を添えて、そっと動かした
みるみる硬くなる、可愛い
龍成の好きな裏側を下から舐め上げ、先っぽに舌をねじ込んだ
口でするのは好きだ
龍成のはスラッとしていて曲がったりもしてないから口に含みやすい
入り切らないところは手でゆるゆるとしごく
龍成が半身を起こして私の顔をガン見している
口内のものは最高に固くなっていてたまに先走った物が出てくる、味はほとんどない
「未来、俺もしたい」
散々彼の物を弄んで私のアソコも濡れているのが自分でもわかる
もう一度彼を押し倒し、彼の上に四つん這いになった
彼の顔の真ん前に私のがある、今日は部屋も明るいままだ
あんまり、しないでね、まだ舐めたいから
「りょーかい」
そっと入り口に指を這わされて、ヌルっとした感覚が伝わってくる
「濡れてるね、イヤらしいな」
そっと指を入れてゆっくりと動かしてくれる
気持ちいい
負けずに彼を愛撫する事に集中した
龍成が首を持ち上げて私のアソコをじっと見ている
視線だけでも感じてしまいそう
チュッ、とアソコに口を付けられた
ビクッと震える
あまり舐められるのは好きじゃないけど、少しならいいかと思って耐える
気持ちいいのはイイのだ
チュッ、クチュ、ゆっくり味わうように舐めあげられて声が出てしまう
やっ、あっ
「未来のあんまり味しないね、サラサラしてるし」
前の彼にも言われた、ほかの人のなんて知らない
また指を入れてその周りに舌を這わせる
彼の物を吸い上げるように口内で上下させながら息が上がってきた
彼が突起を口に含んだ
強過ぎる刺激にびっくりして口を離してしまう
ああっ!
コロンと横に倒されて今度は龍成が私の脚のあいだに入ってくる
「未来、舐めるよ」
そっと開かれて中まで丸見えだ
キスをするように唇を寄せてくる
恥ずかしくて脚を閉じたいけど、龍成が真ん中にいるからそれも出来ない
クチュクチュと音が聞こえる方を見ると龍成の顔が私のアソコにくっついている
なんでこんなところ舐めたがるんだろう
ずっと元旦那に『汚らしい、ダラダラ汁垂らしやがって』と言われながらバイブを出し入れされていた場所
泣いても喚いても止めてなんてくれなかった
『変態のココはなんでも感じるんだな、醜い、汚らしい身体だ』
そう言って何本も指を入れられる
痛いと泣いても『嘘つけ、絡みついてギュウギュウ締め付けてくるぞ淫乱』と笑う
男の人の太い指3本も入らない
入り口が切れて出血すると流石に止めてくれたけど、毎日セックスは続いた
やり過ぎると形が崩れるとか、黒くなるって言うけど、体質だと思う
3年間あれだけ弄り回されたけど、私のアソコは真っ黒じゃないし、ビラも垂れ下がったりしていない
やり方にもよるのだろうか
そんな汚らしいところなのに龍成も過去の彼たちも、とても大切そうに顔をうずめてくれる
気持ちの良さよりも申し訳なさが先にたって快感だけを拾うことが出来ない
多分この気持ちは一生消えないと思う、でも
目の前の彼を見ていると、たまにはいいかなと思えた
龍成は決して中は舐めずに指であやしてくれている
周りを優しく唇で触れられて気持ちが高ぶってきた
もう入れてもらいたい、彼に伝えるために起き上がって彼の物を掴んだ
向かい合ったままゴムの袋を切って中身を取り出した
彼の物を少し手で扱いて硬いのを確認すると先っぽにチュッとキスをしてゴムをかぶせた
目を合わせてキスをする
少し腰を浮かせて彼の物を受け入れていく
ふ、あ、あ
全部くわえ込んで彼の肩に手を掛ける
もう一度目を合わせてキス
腰を動かして感覚を確かめた
気持ち、いい
「未来の中、絡みついてくるね」
気持ちいい、から
彼の肩を押して後ろに倒す
今度は私がするからね
膝を立ててヤンキー座りのような格好で上下に動く
龍成は入っているところが見たいのか頭の下に枕を詰めて首を立てるようにしてじっと繋がっているところを見ている
たまには、私も言葉攻めしてやろうか
ね、龍成の、私の中に入ってるの見える?
「うん」
龍成のが奥まで、入って、いい、ところに、当たってる
喋れる程度に動きながら、わざと良く見えるような角度にして入ってる根元を指で触る
硬い、ね、私のが根元まで流れてる
どぉ?私の中、感じる?
「未来、気持ちいい、出そう」
まだ、入れたとこだよ、興奮、したの?
「めちゃくちゃイヤらしい、から、ここ」
そう言って今度は反対に入り口の周りを指で撫でられる
「あ、締まった」
もう、動くよ
龍成をイカせる事に集中して大きく腰を上下の振った
自分のいいところにも当たって声がでる
龍成、もうイキそう
「俺も、イク」
腰を掴んで下から突き上げられた
子宮口に当たってる
や、あっ、ああっ
身体がビクビクと痙攣して達してしまった
「うっあ」
龍成が私の腰を引きつけて限界まで中に入ってきて彼も達した
彼の上におおい被さって、ふぅ、と息を吐いた
凄く気持ちよかった
「うー、今のめっちゃ気持ちよかった、未来さんイった瞬間、すっごい締まった、あんなに長く出た後も気持ちよかったの初めてだ」
中に入っている彼の物は萎える気配がない
ずっと収めていたいけど、そうもいかない
龍成が下から腰を揺すってくる
やだ、止めてよ
「また感じる?」
気持ちいいけど、もう、時間ないよ
「あー、もっと時間欲しいな」
仕方ないよ、抜くね
ズルンと大きいままの彼を無理やり引き抜いた
名残惜しむようにアソコがキュウってなったけど、我慢しなくちゃ
はぁっ
起き上がろうとしたら龍成に捕まって彼の胸の中に収まった
「未来さん、好きだよ」
龍成
名前を呼ぶことしか出来なかった
セックスの余韻で言っているだけ、そんなこと言わなくてもいいのに
帰ろう
彼にキスをして身体を離した
「未来さん今度いつ会える」
生理、なるよ、もうすぐ
「生理でもいいんじゃないの」
え、いいの
「セックスなしでも会いたい」
あ、そういう意味か
「もちろんセックスありならもっといいけど」
汚いよ
「未来さんならなんでもいいよ」
考えとく
「日曜日、会えない」
家、は
「この前うちの実家行ったから今度は向こうの実家、行くんだって」
日曜日昼から、仕事
「じゃあ土曜日の夜から日曜日の朝まで」
そんなの、駄目
また来週決めよう
龍成は渋々納得して腰を上げた
最後に服の上からギュッと抱きしめ合った
次の日の朝、生理になった
龍成ギリギリセーフだったね
痛み止めを飲んで出勤すると、受け付けの子がインフルらしい
今週いっぱい受け付けを言い渡される
受け付けなんて若い子のする仕事だし暇すぎる
うちの会社は簡単に言えば化粧品の販売とホームエステとエステサロン
全国ネットでいうならメ○ード、それを個人会社にした感じだ
はじめは若かったから受け付けで入った
在庫の発注やお客さんへの注文品の配達、来店客への商品説明やお肌の診断、フロアの掃除など一通り出来るけど、基本は接客
受け付けは嫌い
時間の経つのが遅すぎるし、歳が行き過ぎてると思う
でも仕事だから我慢
恵子ちゃんは事務だからお昼休憩が重なったら一緒に食べる
お昼まで何時間あるんだろう
スキを見て小説を更新する
龍成とのことを書いていたら色々思い出してきた
掲示板に相談したおかげか、ちゃんとバレンタインデートぽい事も出来た
何回もおんなじ事聞くなとか、リア友に相談すればとかも言われたけどね
私だって出来れば相談できる人が欲しい
でも、不倫してるんだけど彼と遊びに行ってもいいかな
とか普通相談するかな
もし、相談したらどうなるかな
真由美は、好きにすればいいって言う
梨花は、遊びにいかない家にも入れないって言う
智恵ちゃんも同じだろう
みんな私の判断を責めたりはしないだろうし、軽蔑もしないと思う
その程度の信頼関係は、ある
私たちの住む街は田舎だけどそこそこなんでもあって住みやすい
住宅地も増えて都心部から急行で20分ちょい
今ではベットタウン的な感じ
でも私たちが中学生の頃は田んぼと工場しかなくてホントに田舎だった
そんな田舎の中学校で私たちは出会った
私は別に不良とかではないけれど、俗に言う反抗期で元々のマイペースぶりもあってかやりたい事しかやらない無気力な学生だった
さくらか、ちいちゃんか忘れたんだけど同じクラスで仲良くなったのがはじまり
ちょこちょこお昼休みに溜まり場に行くようになって奴らとも顔見知りになった
家に弟が一人になるので夜に一緒に遊んだりはしなかったし、他校との喧嘩なんかにも参加しない
制服の改造も面倒だから興味もない
周りからはよく何であの子達といるのと聞かれた
理由は居心地が良かったからなのだけど、よく思わない人達は奴らの力を利用してる、仲間に入ってイキってる、みたいに言っているのも知っていた
気にした事はないけれど
グループ内で同じ小学校卒業の男子が私が道場に通っていて、見かけよりは強いことを知っていた
中1の時はまだ背が低くて真由美と梨花と同じくらいしかなかったから、あくまでも見かけより、だけども
私は中2で10センチ以上伸びて今は160ちょい
後のふたりは150センチ前後で止まった
急に身長が伸びたのは多分、単に父の遺伝なんだけど、ふたりには裏切り者って言われた
私が知る限り、ちいちゃんがケンカで負けたことはない
でもグループ内では1番穏やかな性格だった
私たちチビ3人は口も性格も悪くて先生にも噛み付いて生徒指導室の常連だったけど、ちいちゃんは問題も起こさない
ケンカで負けないから真由美や梨花とみたいに顔を腫らしているところも見たことがない
1年の時は先輩達もいて結構な縦社会だったけど、何だかんだで団結していたと思う
やっぱり家庭に問題のある子が多くて、さくらはおばあちゃんのうちに預けられていた
理由を知ったのはもっと仲良くなった2年の終わり
両親による虐待だった
うちは一応両親も揃っていて、中2までは曽祖父も生きていた
でも曽祖父と祖父は別棟に暮らしていたから、そんなに家族という思い出はない
家にはいつも弟とふたりでいた
若くして結婚した両親は自分が楽しむ事に忙しかった
何かあったら隣にじいちゃんもいるからと思っていたのかもしれないけど、今思うとネグレクトってやつに近いかもしれない
友達にからかわれるくらい姉弟の仲がいいのにはそれなりの訳がある
ずっとふたりで生きていたから
両親はお金を出してくれていただけだ
私が以外と料理が出来るのもそのおかげで、それだけは感謝した方がいいのかもしれない
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