奥さん公認の不倫その前

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通行人( 39 ♀ uuTHBe )
2015/07/20 20:15(更新日時)

あるスレで自分の過去をチョロっと書いたらもっと書きたくなったので、いっそのことここでノンフィクション小説で書いちゃえって思いました

ぼちぼち更新して行く予定です

No.2184285 2015/02/05 21:51(スレ作成日時)

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No.101 2015/02/20 20:30
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

2年生になって身体の節々が痛い期間が続いた

骨が伸びる痛みらしい

夏休みだけで10センチくらい伸びて156センチになった

1年のときの身長は覚えてないけど、小学校卒業の記録が138センチ、背の順はずっとクラスで前から2番だったから本当にチビでガリガリ

二学期が始まって学校に行ったらクラスみんなに「誰!?」って言われるほどの変わりようだった

胸は成長しないまま、だったけど

この頃から負けっぱなしだった合気道もぼちぼち勝てる試合が増えてきて、やっぱり格闘技はリーチが重要だと思い知らさせる

でもケンカはしなかった

痛いのは嫌いだし面倒くさい

ローカルルールでケンカに参加しない奴は制服の改造と化粧は許されない

スカートの丈も短くしてはいけない

いかにもヤンキーらしいルールだと当時から冷めていた

眉毛だけは先輩に内緒で書いていたけど

この頃からもうひとつの悩みが体毛と生理

どちらも全然気配もない

冬にスキー学習があって焦った私は真由美と梨花に聞いてみた

2人ともアソコの毛生えてる?

「え、いきなり何言ってんのあんた、何調べ?」

口が悪のは真由美だ

「私は生えてきてるよ」

梨花は普通に答えてくれた

やっぱり、梨花、胸も大きいもんね

「私もあるよ」

真由美も教えてくれた

私、まだ生えてない、生理もまだだしスキー行きたくない

真由美と梨花はちょっと困った、と後で教えてくれた

No.102 2015/02/20 21:17
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

「生理なんて無い方が楽でいいのに」

でもクラスの子ほとんどあるよ、多分まだなの2、3人

「でも真由美の言う通りだよ、スキーの時、当たったら嫌だよ」

それはそうなんだけど、背だけ伸びて他は全然なんだもん

「大丈夫だって誰も人のマタなんて見ないよ」

そうかな

「大丈夫、いつか生えてくるって」

「それにしてもみんな彼氏が出来たり、好きな人がどうとか言ってる時に可愛い悩みだね、あんた」

「そう言えば未来は好きな人いないの」

梨花に真っ直ぐ目を見て聞かれると、何でも自拍しそうになる

いない、そういうのと、あんたたちを好きなのとの違いがわからないし

「未来、私たちのこと好きなの」

え、好きだよ、どうして

何故だか2人にハグされた

この時は20年以上経っても一緒にいれるなんて、思ってなかった

先の事なんて考えてなかっただけかも知れないけど

ただ毎日楽しく学校に行っていた

そこには居場所があったから

1度だけ、学校内で違うグループと喧嘩になった時、最初で最後、試合以外で人を殴った

その時はちいちゃんがいなくて、さくらと私たち3人だったから、前からさくらと仲の悪かった向こうのリーダー的な奴が絡んできた

1番気の短い真由美が何か言ったのがきっかけだったと思う

いきなり乱闘になった

女のケンカは髪を引っ張ったり噛み付いたり、結構エグい

梨花が髪を引っ張られて引きずられているのを見て、頭に血が上った

No.103 2015/02/21 08:08
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

相手の顔面目がけて、思いっきり殴りつけた

合気道も柔道も空手と違って、基本相手を殴ったり蹴ったりよりも相手を否したり、投げたりする

もちろん手刀の稽古などもするけど、やっぱり実践で強いのは空手かもしれない

でもその時はそんな事思ってる余裕もなかった

ケンカ慣れしてないから、どこを殴ったらダメージが大きいか、反対に自分の手が痛いかなんてわからなかったけど、拳は綺麗にヒットして相手は梨花の髪を話した

梨花はすぐに立ち上がってそいつに体当たりをして馬乗りになった

私は別の奴が後ろからきたけど、ここは条件反射で腕を取ってほとんど力を使わず否した

起きあがったそいつが正面から向かってきたから咄嗟にケリを入れた

これが不味かった

相手は埋まったまま動かなくなり、それに気付いた周りも動きを止めた

誰かが先生を呼びに行ってその場の勝敗は有耶無耶になる

次の日、そいつは肋骨にヒビが入っていたと親が呼び出された

私は悪い事はしていない、相手が弱かっただけだと思っていたから謝らなかった

それより、人にケンカ売っといて、ケガしたら警察に言うなんてダッサイ、と思う

結果、どうなったのかは知らないけど、私は親に怒られることもなく、一度警察に話を聞かれただけだ

後から知ったのだけど、この時私は誕生日の1週間前でまだ13歳だった

13歳まではどんな罪を犯しても刑事罰には問われない

でも多分私の場合は相手が問題にしなかったんだと思う

にわかヤンキーにも多少のプライドはあるだろう

No.104 2015/02/21 08:55
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

「未来、スカート短くしなよ」

さくらが笑いながら言ってきた

私がそんな事に興味無いとわかってて、からかってくる

え、嫌だよ、面倒くさい

さくらは言うなれば学年の番的な存在で、ちいちゃんはケンカは強いけど、実は温厚な性格だから向いていない

「ちょっと来てみ」

さくらは私を引き寄せて、スカートのウエストをクルクルとふた折りした

「お、いいじゃん、未来、脚なっがいな」

ガリガリなだけだよ

「でも、ケリは強烈じゃん」

止めてよ、たまたま入っただけだよ、必死で加減とかわからなかったし

あのケンカは3年生が卒業した後、どっちが番をはるかという物だったらしい

再戦はなく、さくらの不戦勝のようになった

あれ以来、向こうのグループは廊下で会うとこちらを見て何か言ったりはしているけど、大人しくしている

その日から私はスカートを折り込んで制服を着るようになった

さくらは私に自分の家の事を教えてくれた

冬休みはほとんど弟と家で過ごす

年末年始は両親が家にいるから、居心地が悪くて子供部屋に篭った

部屋は弟と一緒、弟が中学生になったら分けてくれる約束になっているから、この春から別々になる予定

真由美や梨花、ちいちゃん、さくら達がよく遊びにきてくれる

母は反対もしないけど、いい顔もしない

最も普段放置のクセに、反対しても聞くわけないし

その時、小6だった弟は小さくて色素が薄くてハーフの子供みたいだった

初めて弟を見たときみんなは

「ぎゃー、何これ可愛い!!」

と弟を取り囲んで抱っこしまくった

No.105 2015/02/21 09:31
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

三学期になってすぐ、スキー学習があった

私の身体にはなんの変化も無かったけど、真由美が言った通り、誰も人の体毛なんて見ていなかった

スキーはイマイチだったけど、普段から身体を動かしてるせいか、他の子みたいに筋肉痛も無かった

2日目には何とかハの字で滑れたけど、何が楽しいのかは謎のまま

それよりも大事件が起こる、私の中で、だけど

真由美と暁がこのスキー学習で付き合う事になったと聞いて、びっくりした

私は暁が苦手だったし、真由美は当時からモテたから、何でわざわざ暁なんだよ、という思いで余計に暁が嫌いになった

ヤキモチもあったと思う、友達を取られた、暁に

梨花も背は小さいのに胸が大きくて、何故か大人っぽい雰囲気があるし、何だか自分だけが取り残されている感じがする

だから暁に「お前はまだまだお子ちゃまだからな」とか言われたら本気で腹がたった

今思えば暁が正しいんだけど、当時はずっと馬鹿にされてると思っていた

みんな彼女が欲しい時期だから、告白もされたけど、やっぱり友達にしか興味なかったし、弟のこともあって遊んだりも出来ないから断り続けた

「未来はそのままでいいじゃん」

暁に言われても、この貧弱な身体の事だと思って悪いようにしか取れない

気安く呼び捨てにすんじゃねぇよ

真由美の真似をして言い返した

No.106 2015/02/21 15:36
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

スキーから帰って、ひと月も経たないうちに曽祖父が亡くなった

曽祖父は寒い夜にお風呂で心臓発作を起こして、いつまでも出てこないと祖父が見に行って発見された

隣には住んでいても、遊んでもらった記憶もないし、80歳もとっくに過ぎていたからなんとも思わなかった

その半年前に市の区画整理か何かで、田んぼが立ち退きになり、高く買ってもらえた時、生前贈与、というのをしてもらったのが唯一の思い出だ

その時は何のことかさっぱりわからなかったけど、祖父が生きている以上、そうしないと私たち姉弟には曽祖父の遺産の相続権はないから、何も貰えなかったらしい

生前贈与は税金が高いと知ったのもずいぶん後のこと

市に紹介してもらった弁護士さんに頼んで曽祖父は現金と一時払いの生命保険に分けて、私と弟に同じだけのお金をくれた

何故そこまでして、税金払ってまで、自分の息子の祖父や孫の母に行くはずだった遺産を私たちにくれたのだろう

そんなに可愛がってもいないひ孫に

もしかしたら、だけど両親の不仲を知っていて、私たちが自立できるように残してくれた、と思うのは考え過ぎかな

弟はそのお金の存在を知らない

母が隠している、万一の時のためにと

男の人はお金を見せるとすぐに宛にするから今は教えない、のだと言う

その考えには同感だから、結婚していた時は私も元旦那に内緒にしていた

今もその定期預金と、保険証券は部屋の隅の小さな金庫で眠っている

No.107 2015/02/21 21:25
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

一人暮らしは気楽で気まま、そして自由

だからって寂しくない訳じゃないけど、全部を手に入れるのは不可能な気がするから自由を選ぶ

晩ご飯は一週間のうち1、2回しか作らないけど、仕事の日はお弁当を作って持っていく

いつも同じような物だけど、自分の好きな物ばっかり詰めれるからコンビニ弁当よりも食べやすい

基本、肉しか食べないから、冷蔵庫の野菜室にはじゃがいも、玉ねぎ、人参、トマトの4種類しか入っていない

トマトは丸かぶり用、その他はカレー、シチュー要員

魚は出されたら食べるけど、骨があるから食べるのが面倒くさいし、肉の方が美味しい

お刺身とお寿司は別だけど

お肉は豚肉、鶏肉、牛肉の順に好き

牛肉はステーキか焼肉しか食べない

かなりの偏食かもしれないけど、一人暮らしなんてみんなそんなものじゃないかと思う

ある日龍成から

「晩ごはん何食べたぁ?」

ってメールが来たから

チキンステーキと豚の角煮、って返信したら

「え、何それ、変じゃない」

わかってるよ、でも食べたいものを食べないと、いつ死んじゃうかわからないのに

本気でそう思ってるからそうメールしたら

「野菜も食べなさい( ˘•ω•˘ )」

お母さんか

もう放置した

主婦だった時は料理本を見て、ちゃんと作ってた

唯一の楽しみだったし

セックスも気持ちよかったけど、あれだけ毎日してたけど、それは元旦那が2人目だったからで、今は7人知っいる男の中で下から2番目だ

初めての子、元旦那、彼氏A、短い人、彼氏B、彼氏C、そして今

彼氏Bは良かった、あと今も

No.108 2015/02/21 22:37
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

過去の彼たちを振り返ってみる

多少、記憶が頼りないけど

初めての子は高校の時、初恋の子だ

この子についてはまた気が向いたらちゃんと書きたいと思う

とにかく初めて好きになって、初めて自分から告白した

そして元旦那、18歳から付き合って、23歳まで一緒にいた

離婚後初めて出来た彼氏A

長身で指が好きだった、27歳から2年くらい

短い人

とにかく優しくて、楽しくていい人だった、けどあれが短かった

何とかお付き合いを続けたかったけど、無理だった

30歳になった頃付き合い出したのがB

ナンパでの出会いだったけど、セックスがすごく上手だった

色々テクニックも教えてもらった

でも性格が合わなくて、1年くらいで別れたいと言ったけど、かなりしつこく粘られた

彼はセックスが最高に合うから別れたくないと言った

結局1年半くらいで終わった

最後に2年くらい付き合ったCは1番楽な、気を使わなくていい人だった

彼とならずっと付き合えるかと思っていたけど、やっぱり他の人と同じく、徐々に束縛してきて結婚をチラつかせる

男の人との恋愛を諦めて35歳の終わりに一人に戻った

離婚後の彼全員に共通するのは、男前、ということ

私が面食いになったのは元旦那のせいだと思っている

ハッキリ言って元旦那は不細工、しかも交際中に10キロも太って結婚したときはかなりのデブだった

それでも大切にされていると思っていたし、優しかったから好きだったけど、結果は離婚

私に見る目がないのだと思う

だからこそ目に見える顔を重視するようになった

性格は見えないけど、顔は見たら好みかどうか判別できる

だから顔から入るようになったのだと思う

No.109 2015/02/22 10:38
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

30歳になった頃、真由美と梨花と3人で街の方まで飲みに行った

この頃、真由美とはちょこちょこ出掛けていたけど、梨花は子供が小さかったから久々

子供が実家にお泊りだったから、ちょっと地元を離れて飲みに行こうという事になった

2軒目のダーツバー?みたいな所は真由美がたまに行くところで、真由美の仕事先の近く、私はそんなとこ普段行かないから良く分からない

音楽がうるさいなー、とかカクテル名前わかんないな、くらいの印象

丸テーブルを囲んで話していたら、3人組の男が寄ってきた

真由美は目が大きくて派手な顔立ちで目立つ

真由美と飲みに行ったらかなりの確率で声をかけられる

その日は3人だったけど、梨花も小動物みたいな雰囲気なのに巨乳、おっぱい好きな男にはたまらないタイプ

私は2人に比べて地味だと思う

背は2人より、10センチ程高くて手足は長い、小顔

でも、地味、顔も地味だし、雰囲気も大人しそう、らしい

中身は3人とも口が悪くておっさんなんだけど、見た目は見事にバラバラだ

声をかけてきた相手は初めから担当を決めて近づいて来たのが見え見え

さり気なく私の横に来たのが彼氏B、巧(たくむ)だった

こいつ、余り担当かな

ジントニックを飲みながら馴れ馴れしい男を見る

顔、は悪くない、てか好み

指、キレイ、あごヒゲ、好き

3人の中では1番好みかも

向こうはジャンケンで負けたのかもしれないけど、話しするにはいいかな

「ジントニック好きなの」

甘いお酒苦手、カクテルの名前わかんないし

「あんまりこういう所来ないの」

うん、田舎者だから

「ははっ、そうなんだ」

そんな中身のない話をしながら真由美と梨花の方を観察する

No.110 2015/02/22 11:20
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

梨花は久々の夜遊びということもあってか、かなりテンション高いな

相手はメガネをかけた好青年タイプ

梨花は子供命だし、男とどうこうは考えてないと思うけど、楽しそう

普段、働いてお母さんもして大変だから、楽しそうな梨花を見たら私も嬉しい

真由美はいつも通り、ナンパには慣れっこだから適当にかわしてる

相手はがっちり、ガデン系かな、厳つい感じ

でも真由美は好きかも

隣の男に目線を戻す

ヒゲ、いいよね、可愛い系の顔に生やしてるのがいい

私の相手、つまらなくないのかな

私はあんまり自分から話を振ったりしないし、話し方が愛想ない

だって友達でもない人に何を話していいのかわからない

「巧です」

あ、未来

「未来ちゃんか、スタイルいいよね」

え、そんなこと言われないよ

「そうなの?すごい脚長いし、いいじゃん」

梨花、のがいいよ

「あ、あの胸大きい子?」

うん、梨花の胸、柔らかくて好き

「え!?もしかしてそっちなの?」

そっち?

「や、レズ、とか」

違う、ははっ

「あー、ビックリした」

私、胸ないから、中学の頃から、憧れて、触らせてもらってた

「胸、別に大きけりゃいいって物じゃないでしょ」

でも、手触りいいよ

「未来ちゃん、面白いなぁ、てか中学から友達なの?3人」

うん、そう

話しながら、あれ、私、いつもより喋ってるな

こいつ、やるなと思った

ふと、真由美の方を見ると、真由美と目が合って“ニヤッ”と笑ってきた

なによ、別になんでもないって

目線だけで会話した

No.111 2015/02/22 12:51
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

その後も6人で話して盛り上がる、真由美と話してるのはガデン系ではなくて消防士さんだった

カラオケに行こうと誘われたけど、眠い

真由美と梨花を見ると行きたそう、じゃあちょっと付き合って、先に帰ろう

場所を歩いて行けるカラオケ店に移動した

始めから帰りはタクシーの予定だから、朝帰りでも構わないけど、私は夜ふかしが苦手だから早く帰りたい

しらけないように盛り上がってる最中に、こっそり帰ろうと企んだ

男性陣は高校の同級生で28歳、地元は街と私たちの地元の調度真ん中くらい

メガネの人は会社員だった

「みんな中学校からの友達っていいね、でも全然タイプ違うから、会社の同僚かと思ったよ」

「よく言われる、タイプばらばらって」と真由美

梨花も「この子が後輩に見えるんでしょ」と私の方を見ながら話に加わった

「そうそう、絶対俺らより年下って思った」

巧が私の頭をポンポンしながら言う

いつの間にか隣に座られていた

よく言われるから今更気にしない、どうせ色気ないですよ

思うけど言わない

巧はショップ店員らしい、うん、それっぽい

酔っ払った梨花が「でも本当はこの子が1番エッチなんだよ〜」と私を指さす

もう、梨花うるさい、酔っ払い

梨花はお喋りなのがたまに傷だ

正直、セックス大好きだけど、彼氏以外と、とか酔った勢い、とかではしたことは無い

場の雰囲気を壊さないように

確かにエッチだけど、彼氏の前だけだよ

と適当に笑った


No.112 2015/02/22 17:49
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

女同士でも飲んだりしてると下ネタも話す

私と真由美はセックスが好きで、楽しむためには努力や労力も惜しまない

梨花は当日既婚だったし、子供もいたけど実はマグロだ

私たち2人はよく梨花の巨乳が勿体ない、とからかった

「うるさいな、胸なんか邪魔なだけだよ、旦那の相手も面倒くさいし、こっちは仕事や育児で忙しいっての」

私だったら憧れのパイ◯リ、とか、したい

「なぁ、羨ましいよな」

上になって、動く時は、重たい、かな

「ブルンブルンしそう」

「あんたら、飲み屋のおっさんよりタチ悪いよ」

タチ?

「タチ?ナニの?」

「アホか」

そんなバカ話ばっかりだ

私の結婚生活の事は2人はよく知らないけど、好き者なのは知っている

真由美がやり返そうと、私に話を振ってきた

「未来こそ、結婚してて子供作らなかったの?まさかあんたがセックスレスとか言わないよね」

言わない、してたよ、そりゃ

毎日、とは言えなかった

子供、出来にくいんだって、梨花と逆だね

生後半年、梨花の赤ちゃんはその時、私の部屋のベッドでスヤスヤ眠っていた

「赤ん坊の教育に悪いんじゃない、こんな話」

真由美がふと、気付いて言うけど、梨花はマグロの癖に人の下ネタは大好きだから止まらない

「じゃあ旦那のセックスどうだった」

ん、とね、その時は、ねちっこいなって思ってた、色々オモチャとか使うし、飽きたりはしなかったけど

当たり障りのないところだけ話した、やっぱり全部話す勇気はない

No.113 2015/02/22 17:51
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

スミマセン前レス、当日→当時です

No.114 2015/02/22 18:19
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

2人はオモチャ、に食いついてきた

「どんなの使うの、やっぱりいい?」

そりゃあ気持ちいいけど、やっぱり本番がいいよ、でもそれだとすぐ終わっちゃうから、オモチャ使って、長い時間楽しみたいんじゃ、ないかな

「私は旦那にそんなに時間取られたくないな」

梨花は、忙しいからね、私は専業だったし

「旦那自信はどうだったの」

その時は、旦那とあの子しか知らなかった、から、こんなもんかなって

あの子は初めての人だったから、特別なのかな、と思ってた

旦那とも気持ちよかったのは、よかったし、でも

「「でも!?」」

今の彼としてわかった、元旦那は下手くそで小さかった

一拍おいて、2人とも爆笑した

「そうか、自分のに自信ないからオモチャとか使ってたんだ、あいつ」

多分、今思えば、ね

「あー、おっかしい、未来らしいと言えばらしいけど」

なによ、失礼な、仕方ないじゃん、比べる材料無かったんだから

「初めての子、か」

「高2のあの時だな」

もう、その事は聞かれても話さないよ

「いや、全部知ってるよ」

そう真由美は同じ高校だから全部知ってる

「大好きで大好きで、の彼氏だよね」

うう、そうだよ、その話は勘弁してよ、マジで恥ずかしいよ

「未来の初恋、初エッチ、初イキ」

「処女なのに、初イキ」

もう!うるさい、だって、大好きだから感じるんだ、と思ってたんだから、その時は

だから元旦那と初めてした時、あれ、と思ったけど、あの子が初めてだったから、特別な気がするだけだと思った

男の物とテクニックによって快感が変わると知ったのは少し前に出来た彼とした時だった

No.115 2015/02/22 19:01
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

「未来ちゃん?」

みんなの歌を聞きながら、昔の事を思い出していたら声をかけられてハッとした

「どうしたの、歌わない?」

巧が聞いてくる

ちょっと眠くなった、大丈夫、ありがとう

「なんか飲む?」

じゃあ、生中

巧は他の子の分も聞いてオーダーしてくれた

歌で盛り上がって、あれ以上、下ネタになる事は無かった

初対面だし、お互いいい歳だから始めからそんなにグイグイ来なくて助かった

飲み物が運ばれてきて、冷たいビールで少し覚醒する

でも、これ飲んだら帰ろう

そう思いながら3杯飲んだ、飲み放題だからまぁいいだろう

トイレが近くなって席を立つ、アルコールはまあまあ強いから足取りもしっかりしている

「俺もトイレー」

巧が一緒に出てきて手を繋いできた

耳元で「未来ちゃんのエッチなところ、みたいな」と直球を投げてくる

私、彼氏以外とは、しないよ

「じゃあ付き合おう」

ふ、見た目通り、軽いね

「そんなんじゃないよ、俺」

じゃあ何

「未来ちゃん、可愛いから」

すぐヤレそう?

「違うって、でも、俺、上手いよ?」

んー、保留

本気でトイレに行きたかったから、押し退けてトイレに向かった

結局その日はみんなと連絡先を交換して、先に帰った

当時は電話とメール、ラインなんて無い

6人で会ったのはその時と、もう一度だけ

付き合う事になったのは私たちだけだった

No.116 2015/02/22 20:53
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

初めて巧と2人で出かけたのは水族館

まあ、無難なチョイスだったと思う

お互い平日休みで空いていて、ラッキーだとはしゃいだ

私はクラゲが好きなので、水槽の前でジッと立ち止まる

クラゲ、いいよね

なんとなく口に出して言うと巧は

「あ〜、なんか未来ちゃん好きそう、似合うわ」

似合う、クラゲが?

「いや、なんかふわーっとした雰囲気とか」

ふわーっと、か

やっぱり私の外見ってそんな感じか

あんたも騙されてるね

心の中は結構ダークな事を考えている

好きな場所なので機嫌はいいのだけど

「未来ちゃん、誕生日いつ?」

10月

「え、過ぎたとこ!?」

初めて、バーであった日の3日前

「えー!マジで、まだまだ祝えないじゃん」

別に、もう30代に乗ったし、必要ないよ

「見えないけどね、じゃあさ」

ちょっと間が空いて何か考えてる風だった

誕生日、聞き返した方がいいのかな

と思っていたら

「じゃあ、クリスマス、一緒に過ごそう、俺と付き合ってよ」

大好きなクラゲの前で告白された

巧は好みの顔で、指もすらっと長い

性格はまだよく知らないけど、嫌いではない

前の、短かった人を思い出した

好きになってから、身体が合わなくて別れるのは辛かった

私が淫乱だから仕方ないんだけど、相手にも申し訳なかった

なら、まず色々試してから、好きになった方が良いのかもしれない

相手だってそうだろうし

馬鹿な私にはすごく名案に思えた

嬉しい、でも、、、、

No.117 2015/02/22 21:11
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

「でも!?彼氏いるの?」

いないよ、そっちは彼女は?

「普通いるのに告白しないでしょ、夏に振られた、でも、何?」

クリスマス、確か週末、だよ、お店も、予約とか無理、だろうし

仕事、休めないよ、お互い

「あー!そっか!そうだった!!」

だから、26日か27日くらいなら、休みの、前の日だったら、ゆっくり、会えるし

自分から予定なんかを話すのが苦手だから、ぶつ切りのセリフになった

「それは俺も同感だけど、それって、付き合ってくれるって事?」

うん、私、でいいなら

謙遜ではなくそう思う

「よっしゃっ!」

その場で巧にハグされた

人が少なくて良かった

それから焼き肉を食べに行って

「焼き肉を食べてるカップルは〜」

知ってる、それ

「俺たちはまだ、だけどね〜」

したいの?

「そりゃあ好きな子と一緒にいたら男はそうでしょ」

女もだけどね、とは言えない

26日、ね

「ホントに!?やったぁ」

3週間後、早いかな、でも、出し惜しみするほどの物でもないしね

私と巧はシフトを合わせて27日に休みを取った

26日の仕事終わりに待ち合わせして、まあ、そういうつもりだ

何かプレゼントもいるかな、一応、クリスマスデートだし

でも、まだ付き合ったばかりだから、あんまり高いのも駄目だよね

色々考えてる時間は楽しかった

その日までに2回晩ご飯を食べに行って、ちょっと付き合ってる実感も出てきた

ご飯のあと、キスだけ、した

No.118 2015/02/22 22:31
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

26日、巧が予約してくれたお店に行くために街へ出る

イタリア料理って言ってたけど、ワンピースで良かったかな

髪はちょっとコテで巻いてアップにした

首元が寒いからファーのえり巻き

気合い入れすぎも恥ずかしいな、もう30歳だし

考えながら電車に揺られる

プレゼントは真由美に相談して、ブランド物のキーケースにした

待ち合わせの場所に行くと、いつもより少し落ち着いた服装の巧がいた

ごめんね、待ったかな

「ちょっと早く来すぎた、おお、未来ちゃん可愛い」

巧も、いつもと違うね

巧はジャケットとシャツだけどスーツじゃない、お洒落さんだ

「あんまり堅苦しいとこ苦手だから、イタリアンで良かった?」

うん、美味しければね

「はは、俺も初めて行くんだ、店のやつに聞いた」

そうなんだ、美味しいといいね

そう言って食べたイタリア料理は美味しかった

鶏肉をトマトソースで煮た料理が気に入ったし、パスタもモチモチしていていっぱい食べた

その後、ホテルのバーに行ってカウンターに腰をおろす

おお、大人っぽい、そしてドラマっぽい

馬鹿みたいな感想だけど、元旦那も前の彼も田舎の人だから、こんなお洒落なデートは初めてだった

30歳にして、初体験、ドキドキする

「未来ちゃん、今日、泊まれるよね、上のホテル」

きたー、リアルできたよ、このドラマ的展開!

かなりテンションは上がってたけど、黙って頷いた

No.119 2015/02/22 22:59
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

部屋に入ると緊張してきた

だって部屋が綺麗で、上品だから

知ってるラブホと全然違う

どうしよう、私みたいな田舎の人間が、場違いなんじゃないだろうか

元旦那は車命で、デートといえば、夜景やゼロヨン(車で競争する)、高速道路を攻めたり、とにかく車ばっかり、後はラブホのみ

その後できた彼はインドアでおうちデートが多かった、外食も近場の居酒屋

田舎育ちだから、別に不満に思った事もなかったし、楽しかったけど

こんなにお洒落なデートを体験出来るなんて

素直に感動した

この頃には地元も随分変わって、大型のショッピングモールやカラオケ、高層マンションなども出来ていたけど、やっぱり街は違う

「どうしたの、疲れた?」

ううん、こんなところ初めてだから、緊張する

「え、マジで」

うん、田舎者だから

「そうなんだ、可愛いなあ、なんか嬉しい」

本当に嬉しそうな巧の声を聞いて、そうだ、と思い出した

真由美に言われて気付いたんだけど、私がバツイチだって言ってない

付き合う事になったんだからちゃんと言わなくちゃ

本当は付き合う前に言わなくちゃいけなかったんだ

どうしよう、嫌われる、かな

あのね、巧、私、言わなきゃいけない事が、あるんだ

「何、真剣な顔」

私、20歳から23歳まで結婚していた、バツイチ、です

巧はびっくりしていた

そりゃあ、そうだよね、ここまで来て、ごめん、順番間違えた

「こども、は」

いない、よ

「あー、なんだ、良かった!」

巧は笑って私を抱きしめた

No.120 2015/02/23 06:31
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

怒って、ないの

「なんで?別に嘘つかれてた訳でもないし」

「ただ、子供いたら、俺、父親とか無理かもって焦った」

これは巧の正直な気持ちだろう

もっと早く言えなくて、ごめん、なんか

「ん?」

忘れてて

「ははっ、マジか、忘れるか普通」

大笑いされている

ごめん、それでね、結婚、もうするつもりないんだ、それでも私と付き合う?

巧は一通り笑ってから真面目な顔で私の方を見た

「別にバツイチでも、子供がいないなら問題ないよ、結婚も、俺も結婚願望ないから」

本当に?

「俺だって夏まで彼女と同棲してたから、そんなに変わりないって」

ありがとう

「それより、ついでに俺も白状するけど」

何?

「今日は張り切って奮発したけど、いつもこんなデート出来るほど、稼いでません」

あはっ、了解しました、今日はありがとう

「しかし未来ちゃんは、意外性の女だな」

へ?

「見た目絶対俺より若いと思ってたのに、だし、その上バツイチとは」

見た目、良く言われるんだ、若作り、かな

「全然、雰囲気だと思うよ、それより」

はい

「そろそろコート脱いでくつろがない?」

自分が入口の前で、突っ立ったままだと気付く

あ、ごめん

慌ててコートをクローゼットのハンガーにかけた

「予定通り、でいいよね?なにか飲む?」

うん

備え付けの冷蔵庫にあったビールを、グラスに半分こして飲んだ

シャワー、先にしても、いいかな

思い切って、私から切り出した

No.121 2015/02/23 08:22
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

お風呂につかって温まると、緊張もほぐれてきた

バツイチと結婚しない事の報告はクリア出来たけど、私には次の問題が待ち構えている

このコンプレックスだらけの身体

初めて見せるときは何時も、かなり覚悟が必要だ

貧弱な乳房に乳首、恥ずかしいくらいしか生えていない体毛

アソコの形、は前の彼が個人差がある事を教えてくれた

いつまでもグチグチ言う私に、前彼は

「引かないで欲しいんだけど」

と言って、無修正ビデオ(違法だげど時効という事で)のコレクションをいくつか見せてくれた

そのおかげで、アソコの形は気にならなくなった

何時までもお風呂にいる訳にもいかないから、ため息をついてバスローブで体を隠す

1度見せてしまえば後は同じだから、覚悟を決めよう

2度目、があるかはわからないけど

部屋へ戻ると巧が手招きする方へ近付いて行った

軽くキスをすると

「俺も、入ってくる、寝るなよ?」

そう言って入れ替わりにお風呂場に向かう

後ろ姿を見送って、ほぅ、と息を吐いた

バスローブを取る勇気はなくて、そのままベッドに座っていた

証明は頭の方だけ残して暗くする

初めての男の人の時はすごく緊張する

私に梨花みたいな胸があったら、こんな事はないのだろうか

感じてくると止められない、感じ過ぎるこの身体でなければ

考えているだけで、アソコが熱くなってくるのがわかる

こんな、だらしない、汚らしい身体を、男の人に見せるなんて

でも、この思いは巧のおかげで克服することになるのだけど、この時はまだそれを知らない

No.122 2015/02/23 08:56
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

巧が部屋に戻ってきた

「なに、固まってるの」

え、待ってた

「そっか」

巧はベッドの布団をめくって中に入っていく

「はい、未来ちゃんも」

空けてくれているスペースに滑りこむ

とうとう、見られてしまう

恥ずかしさで涙目になった

バスローブの紐を解かれ、前を開かれてギュッと目をつむった

「未来ちゃん、可愛い、キレイだ」

耳元で囁かれてそっと目を開ける

胸、小さくて、ごめんね

「何言ってるの、すごく可愛いよ」

子供、みたいでしょ

「うん、ちょっとね、でも興奮するよ」

そっと胸を撫でてくれる

肩からバスローブを引き抜かれて、肌と肌が触れた

巧の目線が下がる

「ここ、も子供みたい」

顔が熱くなった

見ないで

「そんなの無理だよ、見たい」

キスをしながら少しづつ脚を開かれる

巧は身体を起こして、上から私を見下ろした

「すごい、俺、ホントに抱いていいの」

意味がわからなくて、やっぱりこんなに色気の無い身体、嫌なのかなと思った

「気に触ったらごめん、でも、なんか子供とするみたいで、すごい興奮する」

よく、真由美や梨花にも少年みたいな体つきだって言われてた

私が男だったら、こんな身体に欲情なんて出来ない

でも、私を見下ろす巧の物は、触ってもいないのに上を向いて、固くなっていた

「キレイだよ」

嬉しかった

No.123 2015/02/23 09:21
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

私の胸を慎重に愛撫しながら

「こんなに小さいのに硬くなるんだね」

と感心したように巧が言う

外見は子供みたいかもしれないけど、淫乱なんだよ私

心の中で思った

「未来ちゃん」

未来

「未来」

そうっと巧の物が入口に当てられる

一応ピルは飲んでいるけど、ゴムはどうしようかと思っていたら、巧は自分からきちんと付けてくれた

そっと入ってきた瞬間、びっくりした

え、なにこれ

例えるならパズルのピースがパチンと合うような感覚、こんな事初めて

「うおっ、すご」

同時に巧が唸った

動かずに私の顔を見る

巧、なんか、すごい、ぴったり、だ

「俺も、なにこれ、もう、やばいんだけど」

巧のはちょっと大きいけど、前の彼とそんなに変わらないと思う

それより、気持ちいいところ全てに当たるみたいにフィットした

長さも、バッチリ

今までで最高に気持ち良かった

終わったあとに

「未来、その身体で、あのエロさ、ないわ」

と巧に言われた

え、気持ち悪かった?引く?

「違う、めっちゃハマる!」

え、変わってるね

「変わってるかな、でも別にいいよ、最高だったもん」

本当?

「あんなに興奮したのも、気持ちよかったのも初めて、俺、結構経験あるんだけどな」

それは確かだと思った

普通のスタンダードなセックスだったけど、上手かった、と思う

正直なところ、ぴったり過ぎてテクニックなんてどうでもいいくらいだったけど

「未来のあんなところ見れるの、俺だけだよね」

うん?

「だって未来見ても、絶対に誰もこんなにエロいって想像もしないと思うよ」

それは、嬉しいことなの?

No.124 2015/02/23 22:34
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

聞いていいかな、迷ったけど気になるし

ね、どうして、抱いていいのって言ったの

「あー、あれ、馬鹿だよな、俺」

何よ

「未来、の身体見て、想像してたのとあんまり違ったから」

「一瞬、処女かなって、ははっ」

ふ、バツイチだよ

「そう、でも混乱した、俺処女初めてじゃないのに」

や、だから違うよ

「だって、ピンクだし、色々」

「焦ったんだよ」

良くわからない

想像と違った、って想像したの?

「そりゃするよ、胸は小さいのわかってたけど」

すみません

「いや、ごめん違う、思ってたより乳首、も」

わかった、わからないけど、もういい、とりあえず嫌じゃなかったんだよね?

「もちろん全然、嫌じゃなかったよ、逆、逆」

じゃあ良かった

「良かったよ、最高」

私、もびっくり、した

「あ、それわかる!なんか入れた瞬間、俺専用、って思うくらいぴったりだった!」

そう、ぴったりだった、パズルみたい

「やっぱり、そうだよな」

もう一回、試したい、な

巧の顔が雄の顔になった

No.125 2015/02/24 07:29
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

巧のセックスは、一言でいうと丁寧

私は巧が5人目の人

それが多いのか少ないのかはわからないけど、巧はそれよりもはるかにたくさんの女性を抱いていると思った

理由は、よく、わからないけど

雌のカン、かな

巧の指と唇が私の身体を這うと、ジワジワと身体の奥から快感が上がってくる

ゆっくりと高められるとすごくいい絶頂を迎えることが出来た

巧の指

気付いたけど、私は指フェチかもしれない

単にトラウマかもしれないけど、前彼も指がスラッとしていて好きだったと思い出す

元旦那、はごつくて短い指だった

どの指も私の親指より太くて、エンゲージリングも取り寄せになるほど

その指を3本ねじ込まれて、アソコが切れた事がある

痛いことをされたのは、後にも先にもそれだけだけれど、血が止まらなくて救急に行った

ひと針だけど縫った

その時先生にDVを心配されたけど、違います、と答えた

本気で違うと思っていたから

それは今も変わらない

でも、その事はトラウマになっている

抜糸までは性交しないように言われたのに、毎日されていた

流石にいつもみたいにはしないけど、必ず旦那の物は挿入されて、痛くて泣いても止めてもらえない

救いなのか、私は体質的に化膿しにくいらしく、予定通り抜糸が出来てホッとした

旦那は謝ってくれたけど、それだけ

ただ指は入れなくなった

本当にどうして私は旦那を受け入れていたんだろう

今考えても、自分の事なのに、わからない

No.126 2015/02/24 07:48
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

巧の指に中をあやしてもらうのが好き

巧もそれを見るのが好きだと言っていつも沢山してくれる

「指に絡みついてくる、気持ちいいところあったら教えて」

中にいいところがあるな、とは思っていたけど、巧に言われて集中すると、他より格段にイイところがある

多分Gと言われているところ、とその奥

子宮の入り口は指では届かない

巧は丁寧に私のイイところを絶妙な加減で刺激してくる

指でイカせてくれたのも巧が初めてだった

「未来のイった後の顔、イヤらしい」

そういう巧の顔もイヤらしい

も、早く、入れて

おねだりが好きだから、言うとすごく嬉しそうにしてくれる

身体を起こして、巧の顎ヒゲをザリッと舐める

「ヒゲ、好きだよな」

ゴムを付けながら巧が笑う

うん、好き、似合ってる

ギュッと抱きしめられた

「未来、愛してる」

私も、巧、大好き、愛してる

30歳にもなってと思うけど、ベッドの上だから構わない

キスをしながら彼を迎え入れる

巧はイク直前以外、荒々しく動かない

ピンポイントでイイところを突いてくる

私も追い詰められる事もなく、徐々に高められて最高の絶頂を得られる

一回の挿入が長くて、でも丁寧だから、感じ過ぎて訳が分からなくなることもなかった

私がイってしまうと、しばらく動きを止めて、髪をすいたり、キスをしたりしてくれる

「未来、可愛い」

「未来の身体、キレイだ」

そうしながら耳元で何度も言ってくれる

私のコンプレックスが少しづつ、小さくなっていった

No.127 2015/02/24 08:35
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

「未来のここ、ホントに可愛い」

巧は私のアソコと乳首が大のお気に入りらしい

乳首は、授乳していないからか、小さい

男の人のよりは少し大きい程度

でも、感じるとちゃんと硬くなるのがたまらない、と言う

アソコの突起が他の人より小さくて、皮膚に包まれままだから、敏感過ぎて痛いのだと教えてくれた

たまにそっと口に含まれることはあるけど、必要以上には触らないでいてくれる

他にも感じる所は沢山あるから、構わないと巧に言ってもらって嬉しかった

他の人はみんな、女はそこが気持ちいいと思い込んでいたから、痛くなってきて、止めて、と言っても聞いてくれなかった

巧のおかげで、純粋にセックスを楽しめるようになった

巧のせいで、もっとイヤらしい女になってしまったけど、誰に迷惑かける訳でもない

巧とするのが大好きになっていく

巧が、大好き

巧は私を色んなところに連れて行きたがった

2人で会うのはいいんだけど、すぐに友達や同僚と飲んでいても、私を呼びたがる

男の人ばかりの時は断ったけど、他の人も彼女連れの時は、行かないと可哀想だから参加していた

私は「よく、そんなんで接客できるね」と言われる程人見知りだ

喋り方も、セリフ通り“、”が多い、らしい

仕事の時は仕事モードだから、お客様に対して人見知りなんてしないし、可愛がって頂いている

でもプライベートではダメダメ

中学生の彩ちゃんに

「未来ちゃん、コミュ障みたいだよ」って言われる程

何で、って聞いたら

「話す時、あ、とか、え、とか多いし、途切れ途切れで、目線も斜め下」

そんな感じらしい

No.128 2015/02/24 11:48
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

巧とは結構頻繁に会っていた

シフトを合わせて、休みの前の日は彼を車で迎えに行って私の部屋に泊まる

おっちゃんの店も行ったし、たまには私がご飯を作ったり

仕事の日は彼の地元でご飯して送ってもらう

その間に、彼の仲間との付き合いが入るから週の半分は会っている感じになる

ホテルで、私の部屋で、彼の部屋で、たくさんセックスした

大好きだった

ただ巧は社交的で、どこにでも私を連れ行きたいと言って、みんなに私を紹介して、自慢する

それが少しづつ、私のストレスになっていく

「俺の未来、今までで最高の彼女」

そう紹介される度に、いたたまれない

彼の友達も、この子が?って思っているだろう

巧は良く言えば裏表のない人

思った事を言わずにはいられない、のだと言う

彼の友達にも

「巧は未来ちゃんと付き合ってから、一筋だよ」

と言われるけど、以前は違ったという事だ

でもその辺は気にならない

過去は興味ないし、もし私の他に女がいても私に支障がなければいい

というより、そんな事を考えない

以前から今までで、相手の浮気を疑ったり、詮索したことはない

理由は、気にならないから

巧はお洒落で、男前で、セックスが上手で

今までの彼の中で1番好きだったかもしれない

前の彼の事は殆ど、思い出さないのがその証拠

結局1年半くらいで別れたけど、実はその後もズルズル会っていた

別れた後も未練があったのは巧にだけだ

自分から別れたのに

No.129 2015/02/24 12:26
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

家でイチャイチャしてるのは大好き

ソファでテレビを見ていても、巧はすぐに私の胸を触ってくる

はじめはテレビが見たいから抵抗したり、テレビに集中してるフリをしている

でもずっと乳首を弄られて、息が上がってきてしまう

「未来、テレビ見ないの、ドラマ犯人誰だと思う?」

巧がわざとテレビの話題を振ってくる

なら、触るの止めてよ、するなら

「するなら?」

ちゃんと、脱がせて、セックス、しよ

「駄目、今は俺、未来触りながらテレビ見たいんだから」

テレビ、見るなら、触らないで

「じゃあ、もっとしてあげるから、ココおいで」

ソファを降りて、その前に座る巧を座椅子のようにして脚の間に座った

ブラ付けるほど胸がないから、部屋ではノーブラ

部屋着のスウェット素材のワンピースの裾からするするとパンツだけ脱がされる

テレビでは、素人探偵の主人公が犯人の手ががりを掴んだ、2時間ドラマは中盤にさしかかっている

ワンピースを無理やり腰まで引き上げて、アソコに手が伸びる

脚を絡ませて、閉じられないように固定された

胸元のボタンは大分前に外されていて、そこからは乳首を揉まれる

「未来、テレビ、見よ」

後ろから私のアソコを摩りながら巧が言う

も、やだ、犯人、見たい

「見えてるだろ、前」

んん、だって、あっ

「未来のここ、ヌルヌル、毛がないからホントにヌルヌルしてるな」

す、きな、クセに

「お、言うようになったな」

テレビが気になる、でも、もっと欲しい

No.130 2015/02/24 13:03
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

後ろから指でしてくれる

気持ちイイけど、奥まで届かないからもどかしい

イカせて欲しい

「未来、あの婚約者が犯人らしいぞ」

んん、はじめ、から、あっ、やしかった

「うそ、俺、社長だと思ってた」

や、はぁ、あ、いつは、あやし、すぎ、だから、な、い

「ちゃんと喋ってよ」

む、り、もう、イキたい、もん

「エンディング終わったらな」

かれこれ1時間弱、指だけで、イカされる事もなくオモチャにされている

でも巧はその辺も上手で、我慢できるギリギリをキープ出来た

たまらなくなったらテレビに意識を戻して、愛撫も控えめにして、落ち着いてきたらまた再開、その繰り返し

そうしてずっとお気に入りを堪能する

エンディングで主人公とヒロインが別れの挨拶をしている

ヒロインは犯人が逮捕されたので、田舎に帰って、殺された両親の家業を継ぐらしい

巧、終った、ベッド、いこ

巧はセックスの時、私にお願いされるのが大好き

姫抱っこでベッドまで運ばれた

元々ワンピース1枚だからあっという間に裸に剥かれる

明るい部屋でアソコを見られらるのにも慣れた

「未来はここもイイんだろ」

自分の物で濡れている入り口をそっと舐められる

舐められるのは好きじゃないけど、ここだけは別

巧はいつもガン見しながら舐めたり、指を入れたりする

巧は自分の指が私の中に入ってるところを見るとすごく興奮するのだと言う

ベッドの中でセックスの後

「未来の身体はいくら見ても、飽きない、こんなに小さい割れ目なのに、どこまでもイヤらしくて」

そう言ってさっきまで自分の物が入っていたアソコを指で触る

私は入り口もすごく敏感だから、それだけでもピクンと身体が震えた

No.131 2015/02/24 14:12
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

「すごく濡れてイヤらしく、誘い込むように動くのに」

ガバッと脚を開かれてのぞき込まれる

「こうして見ると処女みたい」

やめて、よ

体毛が無いのも諦めたけど、思春期には気にしたものだった

また指を入れてくる

「可愛い、ずっと触ってたい」

いや、そんなの、無理だよ、あ、やだ

クチュっとわざと音をたてられる

「もう垂れてきた、止めていいのか?」

ん、もっと、触って

お願いしたのに引き抜かれる

やだ、何で

「俺のもして」

気付いたら巧の物も復活している

体勢を変えて寝転んだ巧の上に四つん這いになった

彼の物を手で扱くとビクッと動いた

口でするのも大分教えられた

「未来、上手になったな」

私の身体で唯一柔らかいお尻を触りながら褒めてくれる

舐めるのが疎かになるから、アソコはあまり触ってくれない

割れ目をわり開いてじっと見られる

「触ってないのに溢れてきてる、エロいよ」

だって、巧の、してるんだもん

「未来、可愛い」

ねえ、もっと、触って、指、いれて、よぉ

「気持ちよくなったら、舐めるのすぐサボるから駄目」

ちゃんとする、から

頑張って、巧の物に奉仕する

ね、お願い、して

「あ〜、たまんねぇ!」

声と共に指が入ってきた

あ、巧の、指、入った

「くそ、もう入れたい、ここに」

や、もっと、指

「そんなに指、好きなのか」

巧、の指、が好き

いきなり巧が起き上がって私の上になった

指を入れ直して、キスをする

「未来」

乳首を口に含んで舌で愛撫されてイってしまう

中が巧の指を締め付けるのがわかった

No.132 2015/02/24 14:57
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

つながっている場所からクチュクチュと音がする

巧の物は本当にぴったりで、全身がアソコになったような錯覚を起こす

「もう出そう、けどまだ出したくない」

出したら凄く気持ちいいのはわかっていても、ずっと入っていたいから出したくない

と巧はいつも言う

私もずっと入っていて欲しい

「やばい、もう」

や、もうちょっと、して

「!」

あ、出てしまったみたい

中でドクドクしてる

「くそ、未来の声で出た」

声?

「あんなエロい声で、あんなエロい顔で、もうちょっとして、なんて言われたら出るだろ」

やつあたり

「もう、俺、未来とするようになって早漏なったよ」

私も、だよ

「へ?」

私も、巧としたらすぐ、イク、でも、仕方ないよ、ぴったり、だから、気持ち、いいもん

「未来ー」

抱きしめてキスしてくれる

「そうだよな、ぴったりだよな、俺もうほかの女抱けないわ」

ほかの女?

「あ、浮気とかじゃないよ!そういう意味じゃなくて、もう未来以外抱きたくないって事」

普通は、1人だけ、なんじゃないの?

「そうじゃなくて、この先もってこと」

ほわん、と嬉しくなった

「俺、今まで結構適当だったんだ、女関係」

あれ、なんか語り出すのかな、せっかくちょっと、幸せな気分なのに

そう思わないでもないけれど、寝物語に聞くことにした

「結構モテるから女に不自由してなくて」

「去年の夏まで同棲してた奴も、年末くらいに転がり込んできて」

「まあ、邪魔にもならないから一緒に住んでた」

「でも本命はほかの女だったんだ」

No.133 2015/02/24 15:18
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

ふーん、器用だね

「そのリアクション、初めて」

だって、そう思ったから

「まあいいや、でバレた本命に」

「同棲女がバラしたんだ」

「本命にふられて、女に出ていけって言ったら」

「別れるなら死ぬって言われて」

「かなり揉めたけど、なんとか追い出した」

で、バーでナンパしたんだ

「ははっ、そうそう」

そうだ、聞いて、みたかったんだけど

「何」

巧、ジャンケンで負けたの?あの時

「え?何で」

だって、私、担当、だったでしょ

「担当?」

3人、誰狙いか、決めてから、来たでしょ

「ああ!そう言う事か、違う違う、何言ってるの」

はじめ、わたし達に目を付けたのはメガネの人だったらしい

梨花の胸目当て

「俺は始めから未来狙い」

嘘だ

「本当だって、俺、スレンダー好みだし、背の低いの好きじゃなかったから」

変わってるね

「未来には変わってるって言われたくないけど」

どうして

「自覚ないからな、いいんだけど」

「それよりさ、俺の過去聞いてなんとも思わないの、サイテー、とか」

サイテー

棒読みだった

「いやマジで、どうなの」

興味無いよ、前の事でしょ

「それって、そういうのを超越して俺の事好きって事?」

超越?は良く、わかんないけど、私が、知ってるのは、今の巧、だもん

「マジかー、もう駄目だ」

そう言って抱きしめられた

何か悪かったかな、眠いんだけど、寝てもいいかな

巧、眠い

そう言ったら巧は

「お休み」

とキスしてくれた

No.134 2015/02/24 15:46
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

巧のことは本当に大好きだった

セックスだけじゃなくて、遊園地や海、いろんな所に行った

でもやっぱり束縛、してきた

絶対にそんなタイプじゃないと思っていたのに

どこに行くにも私を連れていきたがるし

「こういうの似合うよ」

と服をプレゼントしてくれる

嬉しいけど、私は一人の時間も欲しい

それで揉めることがちらほら出てきた

でもセックスで誤魔化される

どんなにケンカしてもセックスは最高だし、巧の事は本当に大好き

なんとかしたいと思っていた時、出会ってちょうど1年くらいの時だった

その日は巧の家でセックスしてた

「泊まって行ってよ」

最近、巧はよくそう言う

たまには泊まってたけど基本は家で眠りたい、でもその日は眠かった

そうしよう、かな

嬉しそうな顔で巧がキスしてきた

お泊りならもう1ラウンドかな

そう思いながら愛撫を受けて、入れて欲しいな、と思った瞬間、玄関のドアが空いた

え!?と思ってるうちに足音が近づいてきて部屋のドアが勢い良く開く

「巧!」

女が立っている

「菜穂!?」

私と巧は全裸でベッドの上にいた

ドラマみたい

巧と付き合ってそう思ったのは2度目だった

1度目とは全く違うドラマだけど

その女は例の“同棲女”だった

巧は私に布団を被せて、自分はトランクスを履こと、彼女に向き直る

「なんで、まだ鍵持ってんだ」

No.135 2015/02/24 16:05
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

「巧がいくら言っても私と寄りを戻してくれないから」

「彼女、出来たって言っただろ、何回も」

「それでもいいって言ってるじゃん、前だって2番目だったんだから、それでもいいから」

「なんで鍵持ってんだよ」

「返す前に作っといたの、念の為に」

そんなやり取りを、ベッドに座って聞いていた

念の為ってなんだろう

「おれ、もう2番目とか浮気とか止めたんだ、何回も言わすなよ」

「どうして、いつも言えば抱いてくれたのに」

巧はチラッと私の方を気にした

彼女がそれに気付いてベッドに近付いてくる

あ、と思う間もなく布団を剥がされた

元々そんなに広い部屋じゃないから、巧も彼女の腕を掴んで止めてくれたけど間に合わなくて、私の身体が彼女の前に現れた

しまった、パンツくらい、履いとくんだった

呑気なことを考えていると、彼女は私の事を上から下まで観察するように見てから、巧を見た

「いつからロリコンになったの!?変態」

いや、ロリコンって、30歳ですけど

目の前の彼女はどう見ても20代半ば

「こんな女のどこがいいのよ」

言い終わるかどうかの瞬間、彼女の身体が倒れた

巧が殴ったのだと、すぐにはわからなかった

「痛ったーいっ!何すんの」

「未来を馬鹿にするな」

「は?未来?この女のこと?だって、キャッ」

また殴られた

私は慌ててパンツとパジャマ替わりのトレーナーの上だけ来て止めに入った

巧、何してんの、やめて、よ

巧は何も言わずにわたしの肩を抱き寄せた

2人で彼女を見下ろすみたいな格好になる

下から彼女が睨んでいる

No.136 2015/02/24 17:22
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

立ち上がった彼女はもう一度私の方を見て

「あれ、思ったより(歳)いってるね、鶏ガラみたいな身体してたから、中学生かと思ったわ」

鶏ガラ、久々に言われたな

巧が殴りかからないように、腰に手を回していたんだけど、気に触ったらしい

「何、いちゃついてんのよ、離れろ」

その後も、巧と彼女は色々言い合っていたけど、あまり覚えていない

けなされる事より、昔の彼女が登場した事より、巧が女を殴った事にショックを受けていた

だって初めてだったから

昔の友達はヤンキーだったけど、女に手を上げたりなんてしない

暁なんて、今じゃ智恵ちゃんと娘の彩ちゃんにメロメロだし、みんな口は悪くても女には優しい

元旦那だって、あんなのだったけど、殴られた事はなかった

強い人は、自分より弱い相手を殴ってはいけない

何となく、だけど私はそう思う

一人で目の前のやり取りとは違う事を考えていると、巧の声で我に返った

「もう未来以外はいらないって言ってるんだよ」

あんな場面を見たのに、そう言ってくれることを嬉しいと思う

そんな自分に困惑した

「なんで、私じゃ駄目なのよ、いつでも、優しく抱いてくれたのに」

そう言って泣き崩れる彼女がを見て、正直困った

巧の腰を離して、彼女の前にしゃがみ込む

頭の上から巧が

「わかってくれ、無理なんだよ」

と困り切った、面倒くさそうな声

「いやだ、忘れられないよ」

彼女が顔を上げて私と目が合った

私が身を引けばいいのかもしれないけど、それは嫌だったし、違うと思った

No.137 2015/02/24 17:46
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

どうしよう、この子も可愛そうだけど、いい加減、面倒くさくなってきた

考えたけど、考えても無駄だと思って正直な気持ちを言うことにした

ごめんね、今は、私のなんだ、巧

パン!

あ、平手打ち、くらった、ホントにドラマみたいだ

別に痛くなかったから、そんなことを考えたけど、巧が彼女に掴みかかろうとしたから、慌てて彼女の前に割り込んだ

巧、やめて

巧は立ちすくんだ

彼女も後ろで大人しくなる

巧、私、今日は、帰った方が、いいんじゃ、ないかな

「それは駄目だ、ちょっと待って」

巧は服を着て誰かに電話した

「うん、そう、鍵作ってやがったんだよ、ああ、頼む」

共通の友達を呼んだらしい

「今日子に迎えに来てもらうからもう、帰ってくれ、頼む」

巧がそう言うと彼女は何も言わなかった

電話をした子は、巧の知り合いの彼女で、合コンをした時に彼女とも知り合ったらしい

以前に別れるときも、あいだに入ってもらった、と後で聞いた

30分もしないうちに今日子さんが来て、以外とあっさり彼女を連れて帰った

鍵は置いていったけど、巧は鍵を交換すると言う

それがいいだろう

静まり返った部屋で、今更ながらドキドキしてきた

「未来、最後のセリフ、怖かった」

巧がポツリと言った

え、何だっけ

「巧、やめて」

ちょっとモノマネされた

え、普通に言ったよ

「いや、俺は元ヤンの片鱗をみたね」

私、元ヤンじゃないし

「友達見てたらわかるよ」

あ、そうですね、でも私は違うんだけどな

言い返さなかった

No.138 2015/02/24 19:25
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

巧は謝ってきたけど、それより言いたいことがある

どうして、殴ったの

「ごめん」

私に、謝ることじゃ、ないよ、女に手を上げる、男の人は、嫌い

「いつもはそんなこと、しないよ」

もう、絶対にしない?

「しない、未来の事言われて、カッとなったんだ」

彼女、巧の事、好きなんだね

「でも、どうしようも無いよ」

そうだね

「未来は?」

なに

「俺の事、好きか」

好き、だけど、殴るのはいや

「本当に2度としないから」

そうして一応、仲直りした

私の誕生日の一週間ほど前の事だった

誕生日には、ネックレスをもらって、ドラマみたいなホテルに泊まった

相変わらず巧の事は大好きだったけど、あの日のことは忘れられないし、前からストレスだった事も積もり積もって、なんだか辛くなってきた

セックス、だけだったりして

とか思うようになって、別れたいと言ったのは確か12月に入った頃だった

巧は納得しなくて、私もどこが嫌とかじゃなかったから、スッパリ別れられなかった

何よりセックスしてしまうと、やっぱり離れたくないと思ったりもした

年が変わって夏前まで、関係は続いたけど、束縛に耐えられなくなって、今度こそ終わりにした

身体が合わなくて別れた人もいたけど、身体は最高だったのに、やっぱり別れた

好きなところもいっぱいあった

もっと私の心が広かったら、続いていたのだろうか

男の人と別れてあんなに泣いたのは巧だけだ

付き合わせた真由美も

「そんなに泣いたの高校の時以来でしょ」

と呆れた

そう
高校の時、初めてのあの子と離れ離れになった時も泣いた

でも大人になってこんなに泣いたのは初めてだった、しかも恋愛で

初めてのデート、初めての快感、初めての号泣

初めてをいっぱいくれた巧

No.139 2015/02/24 20:53
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

子供がお泊りだからと、梨花が家に呼んでくれた

夏休みの始め、実家に従兄弟たちが集まるから子供だけ連れていったらしい

「たまにはゆっくりしたいよ」

そりゃあそうだ

梨花は1年生を筆頭に3人の子供を一人で育てている

真由美がデパ地下のお惣菜を買ってきてくれた

私はアルコールを持ち込む

「でもさ、そんなに好きだったんなら何で別れたの?相手は嫌がったんでしょ」

梨花は巧との事を聞きたがった

電話で相談とかしていたから、言わない訳にもいかない

真由美には2度目の話になってしまうけど

すごく、好きだった、けど、だんだん束縛、してきたし、巧、友達多くて、紹介されたり、一緒に遊んだり、ちょっと苦手だし

「あー、人見知り、出たね」

だんだん、価値観の違い?とか、合わないところ、見えてきて

「セックスはバッチリなのにな」

「真由美うるさいよ」

でも、セックスしたら、やっぱり、大好きだし

「ほら、セックス大事だろ」

うん、前に一人、それで付き合えなかったから、大事、だけど

それだけかな、って、思ってきた

「私にはそこの所はわからないけど、あんた達は重要なんだよね」

梨花はセックスにそんなに興味はない

「最重要事項だよ」

そう、真由美と私には

あと、やっぱり、女の子、殴ったのが、忘れられない

「ああ、言ってた、同棲してた子ね」

「でもそれはあんたがバカにされたから怒ったんだろ」

そう、言ってた

「そんなの、あんただって、私がやられてた時、相手殴ってくれたじゃん」

あれは、中学ん時だし、女同士、だし

「まあ、確かに暴力は引くよね」

う、ん

それだけじゃ、ないんだけど

No.140 2015/02/24 22:19
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

お互いに、身体に執着しすぎていると思った

確かに真由美の言う通り、相性は大切だと思う

実際、駄目だった人もいたし

でも、私に執着しすぎて

「一緒に住みたい」

と言い出した巧は、私が大好きだった彼じゃない気がした

もちろん、執着していたのは私もだから、離れるのは辛かった

「もう、ヨリ戻す気ないんだよね」

うん、でも

「どうした?」

この前、会った

「「え!?」」

電話かかってきて、家の近くにいるって

「ヨリ戻そうって?」

断った、けど

「やったんだろ」

「やった?セックス?」

した、ごめん

「別に謝ることじゃないけど」

でも、戻らないよ

そこで話は終わって、真由美のお店や、梨花の子供の事で盛り上がった

夏だから3人でザコ寝する

中学生に戻ったみたいだった

2人には内緒にしているけど、その後も2回、巧と会った

セックスもしたけど、後悔はない

私、巧のこと、大好きだった、セックスだけじゃないよ

彼が入ってくる直前に言ったら

「うん、俺も、全部大好きだ、今も」

巧が入ってくると、嬉しくて身体が震えた

「でも、好きなだけじゃ、駄目なんだな」

巧も本当は、辛かったのかもしれない

別れてから3回セックスした後、連絡はなくなった

寂しかったけど、ちょっとホッとした

もし、過去の彼とやり直せるなら、迷わず巧を選ぶだろう

もしもの話は、好きじゃないけど

今までの人生で1番好きな人、巧、ありがとう

No.141 2015/02/25 06:53
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

このスレを書いたおかげで、巧の事を思い出した

10年も前の事なのに、あの時の感情は1度思い出すとどんどん溢れてきた

普段、思い出す事をしないだけで、記憶の中にはずっといたのかもしれない

18歳から元旦那といて、23歳まで、他の人が色々経験するだろう時を、元旦那とだけ過ごした

もちろん自分が選んだ事だから、元旦那を恨んだりはしていない

勿体なかったなあ、とは思うけど

その代わり、巧と過ごした時間は、楽しい事に溢れていた

2年にも満たない、短い時間でも

あれ程、巧とのセックスは最高だったのに、自慰をするとき、元旦那しか出てこないのは何故なんだろう

私は精神科医でも、セラピストでもないから頭の中はわからない

トラウマ、なのかもしれないけど、やっぱり自業自得

巧の事を考えながら、書く

とても楽しい気持ちになれた

過去だから、良かった事ばかり思い出す

でもそれでいいのだと思う

彼は今、どうしているんだろう

正直な気持ち、もう一度会えるなら、会いたい

思うだけだけど

その後で付き合った彼は、一言で言うなら程々、な人だった

もちろん好きだったし、付き合ってる当時は巧を思い出したりもせず、楽しく付き合っていた

最後は

「本当に結婚する気がないのなら別れよう」

と、年齢的にか結婚を意識し出した彼に切り出された

黙って頷いた

確かに好きだったけど、結婚は出来ない、誰とも

そうして別れたけど、最後まで優しい彼だった

No.142 2015/02/25 08:32
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

前にシフトを交代した関係で昨日から明日まで3連休

その前日の月曜日、ちょっとした事があった

例の不倫パートの吉田さんが

「水曜日、シフト代わって欲しいんですけど」

って言ってきた

はっきりいって、3連休の真ん中を代わるのは嫌だ

え、と、その日はちょっと、火曜日か木曜日、じゃダメですか

「水曜日じゃないと駄目なのよ、何か用事あるの?」

いや、まあ、ちょっと

理由を言う必要があるんだろうか、別に用事はない、嫌なだけだし

なんか、必死だな、不倫相手と会うのかな

そんなにして会いたいのかな

「大切な用事があるんです」

でも、希望、出さなかったんですよね

「急用なんです、未来さん、代休でしょ、お願い」

無理です、用事入れちゃったんで、すみません

なんとなく、意地悪な気持ちになった

「えー、最悪」

耳を疑った

流石に頭に来て、事務所の恵子ちゃんのところに行った

恵子ちゃん、聞いてよ

仕事中だったけど、事務所に人も少なかったから恵子ちゃんは話を聞いてくれた

断ったら、最悪、って言われたんだよ

「だから、言ったでしょ、もう関わらない方がいいよ」

ホント、もっと若かったら、ケンカになってたよ

「ところで用事、あるの?」

ない、けど連休の真ん中、出るの嫌だし、友達と、遊ぶかもだし

「うん、それでいいよ、無理に代わることないよ」

聞いてもらって気が済んだ

事務所を出て仕事に戻りながら、帰ったら梨花か真由美にラインしようと考える

でも帰りに、おっちゃんの店でご飯を食べようと入ったら、奴と彼がいた

No.143 2015/02/25 09:13
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

「おう、未来久しぶり」

気安く、呼ぶなって

彼とのことで少し恥ずかしかったので、いつもにも増して奴には無愛想になった

カウンターに座って注文する

煮込みハンバーグ、とササミのフライ、生中

マンションの横の駐車場に車を置いて、部屋には上がらず直接、店に行く

歩いて10分弱だけど、歩くのは好きだし飲めるから、ずっとこのパターンで通っている

「またお肉ばっかりだね」

龍成が話しかけてくる

好きな物、頼んだだけ

「未来は肉しか食わないからな」

前に生ビールが置かれた

「未来ちゃんはお刺身も好きだよね、今日はハマチあるよ」

じゃあそれも

おっちゃんは私たちの好みは知り尽くしているから、私のササミのフライの横にキャベツの千切りは付けない

どうせ食べてもらえないから

でもその代わり、煮込みハンバーグの中の野菜を少し多めに入れてくれる

おっちゃんは多分60歳前後、元々は誰かのヤンキー先輩の先輩、つまり元ヤン

通い始めてから白髪は増えたけど、禿げてない

ずっと現役でいて欲しいなと思う

「未来ちゃん、今日はちょっと遅いね」

うん、明日から、連休だから、残業

「連休!?」

龍成が食いついてきた

うん、3連休

正直に答えた

「いいなぁ、何するの」

とりあえず、服の整理、来てないの、捨てる

「ふーん」

それ以上聞いてこない

あれ、助かったな

そう思って、帰ったら龍成からメールが来ていた

「明日、会社行ったら代休取れるか聞いてみるから、明日の昼過ぎまで何も予定入れないで!(>人<*)ぉ願ぃ!!!」

いいけど、仕事、大丈夫なの

「代休貯まってるから、人が足りれば大丈夫」

家、は

「前から代休の時、内緒でパチスロとか行ってたから、代休あるの知らない」

そうなんだ

つぎの日「明日休み取れた♡」

水曜日、この前からちょうど一週間

今日、今から龍成と会う

No.144 2015/02/25 21:45
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

前に待ち合わせた珈琲館で落ち合う

前は少し遅くなって、時間が無かったから、今日は10時を目標にした

おはよう

「おはよう、思ったより早かったね」

この前、ちょっと、遅かったから

「座る?」

あ、うん

2人がけのテーブルに向かい合って座る

「何か注文したら」

じゃあ、カフェオーレ

「一週間ぶりだね」

月曜日会ったよ

「ああ、店でね」

暁と行ったの?

「うん、未来さん月曜日よく来るって、暁さんが」

チッ

「うわ、舌打ち、怖」

あの野郎

「待って待って、俺が、聞いたんだよ」

どうして、毎日メールしてるのに

「暁さんとも飯食いたかったし、どうせなら未来さんが来そうな日、わかるかなぁって」

暁と、何か話した?

「何も、ホントに、暁さんも聞いてこないし」

じゃあ、いいけど

「それより、さ」

ん?

「今日、これからどうする?」

え、するんじゃないの

「や、そりゃしたいし、するけど、もっと」

もっと?

「違うところも、行きたい」

ふー

とりあえず、カフェオーレを飲んだ

そう来る気はしてた

例えば?

「映画とか」

今、見たいのない

「カラオケ」

ホテルで良くない?

「もちろんホテルも行きたいけど」

「デートっぽい事したい」

嫁とすればいいのに

と思ったけど言わなかった

先週、天ぷら食べてチョコあげて、ちょっとデートみたいなのも楽しかったから

どうせなら、楽しもうと決めたし

No.145 2015/02/26 07:38
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

どうしよう、と思いながら彼を見る

あれ、スーツじゃないね、どうしたの

「今日は出かけたいと思ってたから、昨日のうちに用意して車に隠してた、車の中でさっき着替えた」

行く気マンマンだね

「どこかない?」

ある

実は行きたい所がある

昨日まで巧の事を書いていたから、懐かしくなった

でもなあ

「え、あるの!?どこ?」

龍成、こう見えてお父さんだから、よく行ってるんじゃないかな

そう思ったけど、とりあえず言ってみる

水族館

地元から高速道路で20分程の所にあるから、結構ポピュラーなデートスポットだ

もちろん家族連れも多い

「あ、いいね!それ」

龍成、家、で行ったり、してるんじゃないの

「そんなに行かない、ていうかそんなん関係ないし」

そうか、な

確かにイチイチそんなの気にしてたら何処にも行けない

龍成が良いなら、良いかな

「じゃあ行こうか」

迷ったけど、決めた瞬間、すごく楽しみになった

いつも通り、車を一台置いて、私の車に龍成のスーツを積んだ

ホテルでまた、着替えて帰らなくてはいけない

不倫とは面倒くさいものだな、と思ったけど、面倒なのは私じゃなくて龍成だと思い直した

偶然、胸元には巧にもらったネックレスが揺れている

単に思い出して、懐かしくて付けただけだったんだけど、水族館に行く事になるなんて

久しぶり、最後に行ったのは最後の彼とだから4年以上行っていない

クラゲ、まだいるかな

No.146 2015/02/26 08:03
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

水族館は何となく女同士では来にくい

遊園地やテーマパークは平気なのに

テンションの問題だろうか

中に入ると空いているけど、カップルや小さい子供を連れた家族がチラホラ

その中を龍成と手を繋いで見て回った

ペンギンの前で写メを撮ろうと、龍成がiPhoneを構える

自撮りで撮るの、上手いね

「え、こんなの普通じゃない?」

私、やったことない

「確かに、しなさそう」

そうしてクラゲの水槽の前に到着

やっぱり足が止まる

淡水、海水、種類別に大小色々な形の水槽がある

大きい筒型の色んな子が泳いでいるやつが一番好きで、つい見入ってしまう

クラゲ、可愛い

「そう言えば、クラゲ姫、映画あったね」

あれ、見たかった

「じゃあDVD出たら見よう」

うん

「未来さん」

龍成の方を見るとiPhoneを構えている

写メを撮ってもらって、メールでもらった

素直に楽しい

「楽しいね」

龍成、楽しいの?

「そりゃあ楽しいよ!未来さんすごく楽しそうだし、友達といる時と同じ顔してるから」

あ、うん、すごく楽しいよ、久しぶりだし

やっぱり機嫌がいい時はバレてしまう

「水族館好きなんだね」

好き、昔から

「彼とも来た?」

うん、全員と

初めての子、意外だけど、まあいいや

「また来ようね」

うん

目線はずっと水槽のままなので、何も考えず思ったままを答える

想像以上に楽しい時間だった

No.147 2015/02/26 09:15
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

途中でフレンチだけどランチもしているところでご飯を食べた

水族館は龍成が出してくれたから、ここは私が払うつもり

ランチA~Cの中でカツレツのセットを選んだ

龍成はチキングリル

「未来さん、そんなにお肉ばっかり食べてるのに、太らないの」

多分、体質、遺伝、かな

父がそうだった

私は父に似ていくら食べても太らない

お肉はもちろん、カツやピザなど高カロリーの物が好物だけど、太らない

この体質には感謝しているし、真由美や梨花にも羨ましがられる

私は基本ラッキーな人間だと思っている

頭が悪くて性格も悪いけど、20年来の友人もいるし、仕事にも恵まれている

アルバイトだけど、田舎にしては高い時給をもらっていると思う

でも色々引かれるから手取りは15万前後、シフトによって上下する

5年前まではそこからマンションのローン5万円程も払っていたから車は持っていなかった

叔父さんの遺産でローンを完済した時に今乗っている軽を買った

それまでは自転車で通勤して、車が必要な時は実家のを借りていたから、かなり便利になった

だから今は駐車場代8千円、共益、積立費約1万円、後は光熱費と生命保険が引かれる

もちろんガソリン代や、車検、税金もあるけど、何とか給料だけで生活出来る

というか充分だ

たまに寂しく感じて、普通の家族を羨ましく思う事もあったけど、今はそれもない

この暮らしが、私には合っていると思う

No.148 2015/02/26 09:44
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

美味しかったけど、ディナーには行かないかな、と思う程度のランチを食べてホテルに向かった

部屋に入ってコートを掛けると、ネックレスを外してカバンの内ポケットに仕舞う

早速だけど、シャワーしても、いいかな

「うん、なるべく早くね」

軽くキスをして、私の顔をじっと見る

「今日の未来さん、可愛い」

おんなじだよ

「優しい顔、してる」

クラゲに癒された、からね

もう一度キスして、お風呂に入った

出てくると、龍成が真っ裸でAVを見ている

私に気付いてテレビを消そうとした

いいよ、私も見たい

「え、じゃあ見ながら待ってて」

龍成がお風呂へ向かう

彼の物は少しだけ大きくなっていた

それを可愛く思いながら、バスタオルを取ってベッドに入る

シーツが冷たい

テレビの中では女の人が2人の男に弄ばれている

これ、した事ないなあ、別にしたくもないけど

大変そう、だな

あんまり興奮しない

それよりやっぱり女優さんの胸や乳輪が気になる

この子、若いのに形悪い、顔は可愛いのにな

乳輪も大きい、色はキレイ

冷静に分析していると龍成が隣に来た

「3Pだね」

大変そう、だよね

「俺は嫌」

私も、したいと思わないな

顔を近づけて今度は深く口付ける

テレビの中の行為より、リアルな感覚の方が何倍も興奮する

「未来さん、イヤらしい顔になったよ」

イヤらしい、気分、だからね

そう言って、彼を押し倒しながら彼の口内に舌を差し出すとキツく吸われた

アソコが、濡れてくるのがわかる

No.149 2015/02/26 10:21
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

上に跨ってキスを続けながら龍成の物を右手で扱くとすぐにカチカチに固くなる

下から彼が私の胸を掴んだ



合わせたままの唇から声が漏れる

両方の乳首を摘んでクリクリと愛撫され、どんどんアソコから溢れてくるのがわかる

唇を彼の物に移して、私のアソコを彼の顔の前に向けた

「もう溢れてきてるよ」

少し割れ目を開いて、撫でるように指が動く

期待でドキドキした

チュク

入り口を軽く吸われた

んん

彼を銜えているから、潜持った声になる

「未来さんどんどん出てきてるよ」

そう言いながら指を入れてくれる

気持ちいいけど、足りない

もっと、いっぱい、入れて

2本、3本、指が増えていく

「3本入ったよ」

ん、キツ、はぁ

キツいけど、濡れているから痛くはない

龍成の指はすらっと長いし3本までならギリギリ入る

「痛く、ない?指すごくキツいけど」

龍成の物を舐めながら、首を振った

ゆっくりと、指の出し入れが始まる

あ、龍成、すご、あ、あ

入り口は限界近く拡げられていて、そこは最高に気持ちいいけど、根元まで入らないから奥のいいところまで届かない

少しすると指を2本にして中を刺激してくれる

どちらも気持ちいい

龍成も興奮しているみたいで、彼の物から先走りが出ている

でも入れる前に1度イカせてくれるつもりらしい

私のいいところを指で激しく掻き回されて、アソコがキュウっと締まった

あ、イク、ああっ

龍成がそっと指を抜いて、アソコにキスしてくれた

No.150 2015/02/26 15:06
通行人 ( 30代 ♀ uuTHBe )

はっ、あ、ああ

なんだか、いつもより、優しい

「未来さん、気持ちいい?」

うん、すごく、イイ

動きに合わせて答える

「俺も、すごく、いいよ、絡みついてくる」

や、んん

気持ちいい、イキたいけど、もっと感じていたい

龍成は私の髪にキスをして奥まで突き入れてくる

子宮口に当たって身体がビクッと震えた

「奥、当たってるね」

気持ち、いい、あ、奥、はぁ

「未来さん、もう、出そう」

や、だ、もっと、もっと、やぁ

「あ、ごめ、む、り」

ギュウっと抱きしめられて、奥で龍成が弾けた

「あー、くそ」

私の肩顔を埋めて唸る、息が粗い

やだって、言っちゃったな

ちょっと申し訳ない気持ちになったから、龍成の頭を抱き抱えて髪にキスをした

気持ち、よかったよ、龍成

「我慢出来なかったし」

大丈夫、気持ち、よかったから、もっと、って思っただけ

「未来さん」

もっと、出来る?

龍成が顔をあげた

気持ちいいから、いくらでも、欲しい

私の中でどんどん彼が復活するのがわかる

キスをしながら動きを再開した

「未来が欲しいなら、いくらでもするよ」

りゅ、せい、1回、ゴム変え、ないと

漏れるし、破れる原因にもなる

「あ、くそ」

硬いものを乱暴に引き抜かれて鳥肌がたった

ゴムを取り替えて、でもすぐに挿入せず、私を四つん這いにさせる

後ろから物ではなく指が入ってくる

グチュグチュとイヤらしい音がした

や、なんで指

「未来さんさっきは何回イった?」

え、に、2回?

指の動きが激しくて、腕をついていられなくなったから、顔をシーツに付けてお尻だけ高くあげた格好になる

脚がガクガク震えた

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