フェアリーストーリー
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不思議の国のありさ
夏空の下、車は高速道路を走る。
やがて長いトンネルを抜けると新潟県に入った。最初のインターで高速を降りてしばらく走って由依のママ結実の実家に着いた。
大きな家。
家の前にきれいな小川が流れ、まわりは田んぼが広がり、家の裏は山が続いてた。
優しそうなおばあちゃんが出迎えてくれた。由依のおばあちゃんだ。
広い縁側で、冷たい麦茶に、きゅうりがまるごといっぱい出された。
えっきゅうり？と思ったけど、お新香のきゅうりがまるごとのままで、冷たくて美味しかった。
まわりの田んぼは、ここの家の田んぼ。
由依のおじいちゃんとママのお兄さんが田んぼに行って働いている。
しばらくすると車が来た。
女の人と子供2人が降りてきた。
女の人は、お兄さんの奥さんで、子供は
由依のいとこの中1の男の子の蓮くんと、小5の女の子の愛奈ちゃん。
ありさと愛奈の出逢いでした。
不思議の国のありさ
愛奈は初めて会った瞬間から、ありさに慣れ親しんだ。
キラキラな瞳、長い黒髪、前髪を目のすぐ上で揃えて、明るく活発な女の子だった。
すぐありさの事を、ありさと呼び、由依やお母さんに、ありささんでしょと怒られていた。
ありさでいいよ、と言うと
笑いながら うん、ありさと答えた。
愛奈の家は大きくて、広い庭ともう一軒家があり1階はいろんな道具や自転車などが置いてあり、木の階段を上ると古いタンスや机などがあり、愛奈は叱られた時とか、よくここで泣いてたそうだ。
裏の山に鳥居があり、長い石段を登ると神社があって見晴らしがすごくよかった。
愛奈はどこに行くにも、ありさと手をつなぎ、ひとときも離れなかった。
家の前の小川に入り水遊びをした。
水を掛け合いありさも由依も愛奈はもびしょ濡れになった。
愛奈の家のお風呂も大きく愛奈と由依の３人で一緒に入った。
ありさ、おっぱいちっちゃい
由依のが少し大きい
と愛奈に言われたので
愛奈はまったいらじゃないと言い返すと
だって愛奈子どもだもんと怒った。
だから愛奈の胸をくすぐった。
愛奈もありさの胸をつまんでぐりぐりした。
感じて声を出した。
どうしたの？ごめんね
大丈夫
じっとありさを見つめる愛奈を抱きしめたくなった。
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