【三匹の子豚】
【三匹の子豚】
豚の家は貧しく、三匹の子豚を育てる力がなかった。泣く泣く子豚達を独立させる為、外の世界へと送り出す。
①一番目の子豚は藁で家を建てた。
或る日、狼が最初の子豚の扉を叩いて言った。
🐺「子豚さん、子豚さん。私を中に少しだけ入れてくれませんか?」
子豚は答えた
🐽「いやです。中には絶対入れたくありません。」
🐺「そうですか」「そうですか」
🐺「貴方の気持ちはよーくわかりました。」
🐺「私の物凄い息を吹きつけ、この家を吹き飛ばしてしまいますよ!!」
🐺「本当にいいんですねっ!!」
🐽「怖いよー!お母さん!助けてぇー!」
狼は口から出す強風で子豚の家を吹き飛ばした。子豚は狼に食べられた。
②二番目の子豚は木の枝で家を建てた。
やはり狼との同様のやり取りの末に、一番目の子豚と同じ悲しい運命を辿る。
③三番目の子豚はレンガで家を建てた。
いつもの如く狼は物凄い息をレンガの家へと吹き付けた。しかしレンガの家をびくともしない。
狼は煙突から忍び込もうと計画。
しかし三番目の子豚が用意した煮えたぎる鍋一杯の熱湯に飛び込んでしまう。釜茹でにされた狼を三番目の子豚は料理し、美味しく食べた。三匹目の子豚はその後、永く幸せに暮らした。
〇近年の作品では狼と子豚はお互いに食べ合いはしない。 一番目と二番目の子豚は三番目の子豚の家に無事逃げ込み、狼も熱湯で大火傷を負い、悲鳴をあげながら山へ逃げ帰る。 懲りて乱暴を止めた狼と子豚の兄弟は和解し、仲良く助け合う。 というストーリーが主流。
《教訓》
①建造物を造る時は、手早く仕上げるよりも、時間や手間をかけた方が、強度も増しより安全な建造物となる。万が一の時に役に立つ。
②勤勉な人間であるほど、最後には大きな結果を残し頂点に立てる。大器晩成の教訓。
③最後の最後は時の運。
タグ
注目の話題
おとなチャンネル 板一覧