摩訶不思議
【宇宙は謎の塊】
世界は3次元。
空間は「縦、横、高さ(Y軸、X軸、Z軸)」の3次元。
科学的には「時間」を加えた「4次元」。
「4次元の時空間」に我々は存在する。
物質は分子から作られ、分子は原子から構成される。その原子を構成するのが陽子や中性子、電子。そのもとになるのがクォーク。このクォークのような素粒子が、この世界の物質を構成する最小単位。
量子の世界は我々の目に見える世界の常識では説明できないような不思議な現象が起こる。現在それを説明する為、単純な形の「粒」よりも、複雑な形状を持てる(情報量を多く持てる)「ひも」のほうが都合がよいと考えられている。
素粒子は細かく分けると17種類になる。
17種類の素粒子をギターやバイオリンの弦に例える。
弦というひもの振動で音は鳴る。弦の長さや振動で、音の種類や大きさに違いが生まれる。
超ひも理論によって新たな謎も生まれた。
この世界は、縦、横、高さの3次元空間だけではないかもしれないということ。
我々に認識できない残りの次元は「ビッグバン膨張で大きく広がったのは我々が認識できる3つの次元だけで、残りの次元は小さいままなのではないか」「カラビ・ヤウ多様体という小さくて奇妙なものに閉じ込められているのではないか」と考えれている。
⚪科学と宗教
シュレディンガーは「量子力学」の基礎になった波動方程式は東洋の哲学の諸原理と同じだという。
「この宇宙の謎は西洋科学の構造に東洋の同一化の教理を同化させることによって解き明かされるでしょう。一切の精神は一つだと言うべきです。私は、それを不滅だと言いたいのです。私は西洋の言葉で表現するのは適さないと考えます。」「宗教は科学に対抗するものではありません。宗教は科学的な研究のもたらしたものによって支持されます。」「西洋科学は東洋思想の輸血を必要としています。」
と記した。
⚪クマムシ
クマムシは氷漬けになっても、真空中に放り出されても、放射線を浴びても平気。クマムシは摩訶不思議な生物。体長は1ミリ。高山から深海、砂漠から南極までいたるところに生息。普段は8本足でノコノコと歩く。乾いた場所や氷の中では縮こまり樽のような形になり、驚くべき耐性を発揮する。
クマムシは150℃の高温や、マイナス200℃という低温でも生き延びる。ヒトの致死量の1000倍以上のX線を照射されても、6000気圧の高圧をかけられても生き延びる。
正に宇宙最強の小さな巨人。
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