今はもう放送できないだろうＨ番組

1975～77年、テレビ東京(当時、東京12チャンネル)の「独占！男の時間」は、凄まじかったです。

一応、バラエティー番組なのでしょうか？

司会は故 山城新吾氏と長谷直美氏の２人でしたが、他にもヌードモデルやストリッパーが多数出演し、本当の主役は彼女たちでした。

彼女たちは番組中ずっと、パンティ１枚のままでした。

上半身は何も付けておらず、番組放映中の１時間、ずっとオッパイ丸出しでした。

番組内のコーナーは、シャワーシーン、入浴シーン、行水シーン、ストリップショーなどの連続でした。

コーナーが終わるとスタジオに戻るのですが、スタジオにいる女性陣は司会の長谷直美氏以外は全員オッパイ丸出しのままですので、ＣＭの間以外はずっと最低限オッパイが映っているのです。

最低限というのは、コーナーでは出演女性はパンティすらも脱ぎますので、お尻丸出しのスッポンポンになるわけです。

ＣＭも、今では放映できないラブホテルやキャバレーなどがスポンサーでした。

さすがにラブホテルのＣＭではオッパイ丸出しではありませんでしたが、当時のラブホテルは部屋内に滑り台のついた小型プールなどがあり、ＣＭに出演の女性はビキニ姿で滑り台からプールに飛び込んだりしていました。

キャバレーのＣＭでは明らかにトップレスと判る、ブラウス１枚の女性が踊ったりしていました。

番組に戻るとコーナーの中には、ＣＭで紹介されたラブホテルの潜入レポートなどもあり、ヌードモデルやストリッパーが裸になってホテル内で入浴したりシャワーを浴びていました。

この番組は国会でも問題視され、1977年には深夜番組にしては異例の高視聴率番組だったにもかかわらず、遂に放送中止に追い込まれました。

当時はＢＰＯのない時代でしたから、２年近くも放送されていましたが、今だったらとても放映できない内容ばかりの番組でした。