痴漢や変態行為

ある朝、通勤中に駅のホームにボーッと立っていた

電車がホームに入って来て大量の人達が降りてきた…

すぐに電車に乗り込むと４～５人のサラリーマン風の男たちが、私が途中で立ち止まれないようにドンドンと車両の奥端の方に押し込めて来た…

｢何このオヤジたち、ムカつく！｣

なんだかイヤだなぁーって思っているうちに電車は発車し、お尻を手で触られている感覚がした

ふと気が付くと、周りは見渡す限り男性しかおらず、あまりにも男性たちの密着が激しいので、我慢の限界と思い、降りようとした…

目の前の男が、邪魔をするので、なかなか動けずにいたので、

｢すみません、どいて下さい｣

と言ったのを合図にした様に、私の両手・服を掴まれ…後ろからいきなり口の中に布の様な物を詰め込まれ、その上からガムテープを張られ、口の中の物を吐き出せない様にされてしまった

私は必死に逃げようとし、もがき、周りに助けを求めようと声に成らない声を出したが、誰も気が付ず、(むしろ気が付かない振りをしてニヤニヤしている男たち)が目の前に立ち塞がり、何十人もの男の壁がいつの間にか出来上がっていた

先が見えなくなるほどの人数で男の肉壁が絶対的に厚く、いつの間にか抵抗を止め呆然としてしまった

いつの間にか両手は結束線みたいな物で、後ろ手に拘束されていて、逃げようとしても逃れなかった

｢ここは本当に電車の中なの？｣
｢何故誰も助けてくれないの｣
頭の中はパニックで泪と鼻水で、顔はグチョグチョに濡れながらも、迫り来る男たちから必死に逃げようと後退りした

急に空間が出来たと思ったら、二人の男たちがハサミを持って私に近づいて来た

ストライプグレーのスーツを徐々に切り裂かれ床に落ち、スーツだった物は、ただの布切れに成った
ブラジャーのフロントが切られ、男の手が延びて来て引き千切る様に剥ぎ取られ、胸があらわになった

電車の窓ガラスが空いたと思ったのも束の間、布切れと成った服とブラジャーを集め拾った中年サラリーマンは外に捨ててしまった
一瞬だけ呆然としたが今の自分の姿を思いだし、バンティ・ストッキング・ビールだけの姿で、床に丸く成ってうずくまってしまい、仔猫の様に震えました