お金で交換された私 諒平版
No.79 2016/06/04 08:33
匿名さん あ+あ-
振り向くと麻里が立っていた。
「麻里…」
麻里の頬には一筋の涙が伝った
「今までありがとうございました。」
麻里は早口でお礼を言うと部屋を出て行った。
これでよかった。麻里はきっぱり俺を忘れるだろう。
人間らしい気持ちを取り戻させてくれた女。
短い間だったけど、人生で一番幸せだった。
「諒平さん?」
「やっぱりこういうのは、お前の事大切にしてくれる奴としろ。悪いけど、帰ってくれよ。」
「いやです。…勝手にしろって…」
「一人にさせてくれ頼むから。」
諒平は着物を着ると、奈都子に服を渡し、麻里に膝枕して貰った場所に座ると、外を眺めた。
「でも私は…あんな普通の女よか私の方が魅力的じゃない?胸だってほら…。」
「なぁ。気付けよ。そういう問題じゃないだって。麻里に勝つことはお前には出来ない。
麻里と出会う前にお前と出会っていたとしても、お前とは一回限りで終わってたよ。そこら辺の女見たいにな。」
「でも貴方のご両親の願いでも…」
「あのさ、親の願い事ならなんでもいうこと聞くのか?俺は嫌なんだよ。小さい時からお前はここの跡継ぎだから立派に育てよ?とかさ。なに?立派って。あぁごめんな。関係ない話しして。お願いだ。一人にさせてくれ。関係無いお前に八つ当たりしそうだ。」
「してよ…受け入れるよ?」
「もういいわ。俺が出てく。」
そういうと諒平は、裸で座りこむ奈都子を置いて外に出て行ってしまった。
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