No.2 2016/06/18 21:06
匿名 ( pCjEBe )
あ+あ-
男は女の子が走り去った逆の道を指差した。
男達はお礼も言わず指している方に走っていった。
…。
今日は梅にしよう。
男は通い慣れたコンビニに着くと、梅味のオニギリとカップラーメンとイチゴミルクを迷わず手に取り、お会計をするとまた暗い道を歩き始めた。
遠くから電車の音が寂しく響く。
車の通りもなく、男以外の通行人もいない。
この世にたった一人取り残されているようなそんな気分にさせられるくらい生活音もしない。
ただただ外灯だけが、男を見守っているように照らしている。