No.76 2016/08/19 20:48
匿名 ( pCjEBe )
あ+あ-
「まぁ…人生は色々あるよな。」
「そうだね…。私…余計なこと貴方に話しすぎた。帰る。」
女は立ち上がる。
「えっ?ちょっ…もういくの?じゃあ…名前。名前教えて?お願い!」
女はバックをさっと掴み足を止めると、振り返った。
「朱里(あかり)じゃあね。」
名前を告げると、あっという間に居なくなってしまった。
…朱里?名前も可愛い。
あんまり話せなかったなぁ。でも…なんだか凄くうれしい。
色々あったのかな?笑顔にしてやりてぇな。この手で…
健太は雲ひとつない空を見上げた。