雑談しませんか..? No.4

「横槍に　心動じず　深愛なりて　その想いに　相思相愛...」

「建前の　愛情論で　横恋慕　綺麗ごとでは　愛されず...」

「好きならば　堂々と　告白すべき　人の弱みに　付け込むにあらず...」


「誠に人を愛したことのある人間にしか..
誠に人を愛する心など理解できるはずはない...

愛するという事は、そんな生易しい事ではないのである。

人を愛するという事は、その人のすべてを受け入れ、喜び、哀しみ、切なさ、苦しみ、慈しみ...それらすべてを互いに享受する事である。

切なさに耐え、苦しみを分かち合い、互いを思いやり慈しみ、喜びを与え受ける。男が女を好きになり愛する、女が男を好きになり愛する...その事に何の迷いがあろうか...感性の問題である。人それぞれの人生観、恋愛観、錯綜する想いが交差して初めて愛が生まれるのである。

愛し合う事に標準形など存在しない...その時に愛し合った形がその二人の標準形なのだ。その形、行く末を決めるのも二人、受け入れるも受け入れないも二人、責任を全うするのも二人の心の中にある。自由恋愛とはそういう事であり、外部から干渉される問題ではないのである。また、干渉するべき事でもないのである。それらを承知の上で愛し合っているからこそ悩み苦しみ、その結果、愛が深まっているのだ。愛を深めるにも努力が必要なのである。

殊、男と女に於いては、建前だけの愛情論では人は愛せないし愛されないのである。人の心の奥底にある深層心理を捉えない限り愛されないのである。人間は単細胞生物ではないのである。複雑な神経回路を持ち、喜怒哀楽の感情を持ち、知能、言語能力を持つ、地球上で唯一無二の生き物なのだ。動物ではないのである。動物が生きる目的は食べる事と子孫を残す事..この二つだけである。だが、人間は違う...人はパンのみに生きるにあらず...それが人間なのである。だからこそ、恋すること愛することは素晴らしいのである。」