さらよんのナイトモノローグ９

地力に優れてる者が勝てないのが試合の駆け引き。

残念ながら、応援していた智辯和歌山は、柔よく剛を制すの、試合巧者・秀明に敗れた。

１点負けていて、８回１アウト満塁。好選手の多田羅選手。スクイズで１点の場面。外野フライ・犠打が打てず。

私が監督なら、初球スクイズ。しかし、打たせて凡退。

バントが苦手なら、できる選手に替えるべき。

この日の智辯。相手に、手玉に取られていた。

負けてる場合、なりふり構わず、まず同点を狙うべきだった。後攻めだし。

押していた前半、ちぐはぐな攻めのため、１点も奪えず残塁の山。

剛だけでは、勝てない。伝統の脆い智辯が出た。

何年かぶりにスタンドから応援のブラバンの魔曲とやらの音色空しく敗れ去った。

強い頃の箕島なら、逆だったろう。地力が無くとも、作戦で勝つ。

剛の投手なら、送りバントやプッシュバント、待球や仕掛けなど、あらゆる手段を使う。

時間進行重視で、野球の醍醐味である作戦や、駆け引きの鳴りが潜めている最近の日本野球は詰まらない。