Luna　piena

「十六夜さんがしてっていうならおかしくしちゃうね」

あんずさんはＳじゃない
でもMな私のお願いを聞くと言ってくれた
全裸でベッドの上に横になるとあんずさんの手で両足はこの前みたいに…一度経験したせいか手際よくラップが巻きつけられ
ほんの数分で私の脚はどうしたってM字にしか動かせない形になった
あんずさんは私の手首を掴んで顔を覗きこむ
「いま、どんな気分？
この間は僕がしてみたいからしてみたけどさ、今日は十六夜さんが望んでこうなってるんだよね？」
「そうだね」
思ってるより動きがとれないのはもうわかってる
こんな風にされたいと思ってたから…今はこの不自由さを心地よく感じてる☆