Luna　piena

「あ、そこ…だめ…！」
鎖骨の下からおっぱいの脇へ舌が
這い降りたとき、からだが跳ねた
「ぁ、ぁ…や…それ、や」
スイッチがあったのかもしれない
乳首がうずいて、M字に開かれた両脚をすりあわせたくなる
反対側へ乳首のまわりを一筆書きみたいに舌が動いて…　
焦らしているわけじゃない、というけど…
「…ぁ…ん」
体が火照ってくる
ラップの下の肌が汗ばんでくるのがわかる
「あ…んず…さん」
伸ばしておいてと言われた両腕が約束をやぶってあんずさんの頭を抱くと、すぐに手を外されて、あんずさんが顔をあげた
「そこ…だめ…な」
だめじゃないよね　
十六夜さん…いってみてよ
自分の言葉で
あんずさんは言うと私の唇に音をたててキスをした