Luna　piena

あんず…さん
熱く流れる愛液の感触におもわず私は名前を呼んだ
「なに？」
あんずさんがわずかに顔を離した　　
「あ…んずさ…ん」　
長いキスで荒くなった呼吸がなかなか落ち着かなくて、うまく言葉が出てこない
「こういうキスは、くるしい？」
問われて私は首をふる
奥に感じはじめているもどかしい感覚にからだを震わせると、くちゅんと濡れた音をたてた
「…ぁ、」
私が小さく声を出したのと…あんずさんがそれがどういうことか気がついたのは、たぶん同時
あんずさんの手が動いて…また、くちゅんと音がした
「…蜜、あふれてたんだね」
ほら、こんなにして…いいながらあんずさんの指が少し深く中に入ってきた
「ぁ…ぁっ…」
やわらかく指を使われてラップを巻かれた脚が震えた