さらよんのナイトモノローグ１１

夢を見た。

体験型ゲームにトライしていた。

道は電動だし、エレベーターはあるし、自分のカートは色んなものが載っている。

場所ごとに、様々なクイズやゲームをやって、クリアしてなにがしかの点数をもらうゲームだ。

実は、後で気づいたが、終了の時間が制限されていた。

認知機能が落ちた僕は、お題をくれる各キャストの言っている言葉が良く聴きとれない。

そして、そのゲーム内容もうまく理解できない。把握できてない。

でも、ゲームを楽しんで、次から次へと回っている自分がいた。

頼み込んで、おまけで、終了の制限時刻を緩めてもらいながら。

最後のキャストには、知り合いもいた。おまけでやったことにしておくよ、とか言われた。

起きると、電気付けっぱなしで、目がぼやーっとして、リアル乱視が進んで、さらに近視も進んで部屋の角が良く見えない。


そこで、ぼやーっとした寝起きの頭で思い付いた。


どこの世界にもルールがあって、良く分からないルールの中で、ゲームをやっていることに。

今、生きている世界のほんの一部分しか僕はルールを知らないし、体験もしていないことに。

残された生きている制限時間は僅か。


最後に、全部クリアしたことにしてくれるのか、閻魔大王様。