房事恋慕

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2023/08/19 13:06(更新日時)

房事と恋慕

No.3800845 (スレ作成日時)

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No.1

夜知久佐能 波奈波宇都呂布 等伎波奈流 麻都能左要太乎 和礼波牟須婆奈
大伴家持

八千種(やちくさ)の、花は移ろふ、常盤(ときは)なる、松(まつ)のさ枝を、我れは結ばな

もろもろの花は色あせてしまいます。いつまでも色あせない松(まつ)の枝を私たちは結びましょう。


色あせないうちに・・
松結びは房事かな?

No.2

比佐可多能 安米波布里之久 奈弖之故我 伊夜波都波奈尓 故非之伎和我勢
大伴家持

ひさかたの、雨(あめ)は降(ふ)りしく、なでしこが、いや初花(はつはな)に、恋(こひ)しき我(わ)が背(せ)

雨(あめ)は降り続きますが、咲いたばかりのなでしこのように恋しく思われるあなた様です。


雨が降っていても好きな女性との出逢いはかけがえのないものだね
そんな出逢いは訪れるのかな?
何度も諦めようと思ったのに、今も出逢いを待っているのは寂しいね

No.3

宇良々々尓 照流春日尓 比婆理安我里 情悲毛 比登里志於母倍婆
大伴家持

うらうらに 照れる春日(はるひ)に ひばり上がり 心悲しも 独(ひとり)し思へば

のどかに照っている春(はる)の日に、ひばりが舞(ま)い上がるけれど、心は悲しい。独(ひと)りで物思いにふけっていると。


寂しくなると気持ちが不安定になるね
でも待ち人の温もりを感じるだけで、ひばりのように天に舞い上がってしまうのは不思議だね

No.4

安良多末能 等之由伎我敝理 波流多々婆 末豆和我夜度尓 宇具比須波奈家
大伴家持

よみ: あらたまの、年(とし)行(ゆ)き返(がへ)り、春(はる)立たば、まづ我(わ)が宿(やど)に、鴬(うぐひす)は鳴(な)け

年があらたまって立春になったら、まずは私の庭で鴬(うぐひす)よ、鳴いてくれ。


年があらたまり、立春も過ぎてもう6月になろうとしています
ウグイスはいつまで待てば鳴いてくれるのかな?
辛くても諦めた方がいいのかな?

No.5

秋風乃 須恵布伎奈婢久 波疑能花 登毛尓加射左受 安比加和可礼牟
大伴家持

よみ: 秋風(あきかぜ)の、末(すゑ)吹き靡(なび)く、萩(はぎ)の花、ともにかざさず、相(あひ)か別れむ

秋風(あきかぜ)に吹きなびいている萩(はぎ)の花を共に髪に挿(さ)すことなく別れてゆくのですね。う


別れは寂しいけど良い思い出が残るし、次の再会の楽しみもあるね
でもまったく出逢うことなく別れるのは辛いよ
一度でもいいから出逢いたいよ

No.6

百礒城之 大宮人者 雖多有 情尓乗而 所念妹
大伴家持

ももしきの、大宮人(おおみやひと)は、多かれど、心に乗りて、思ほゆる妹(いも)

大宮人(おおみやひと)はたくさんいるけど、いつも心の中にある女性はあなただけです。


セックスしたいと思うのはあなた以外にはいないよ
一度だけでもいいからあなたのセックスプレイを味わってみたいよ

No.7

>> 6 人毛無 國母有粳 吾妹子与 携行而 副而将座
大伴家持

人もなき、国もあらぬか、我妹子(わぎもこ)と、たづさはり行きて、副(たぐ)ひて居(を)らむ

(誰も)人のいない国がないものでしょうか。あなたと二人で手を取り合って、一緒に行って住んでみたいものです。


二人だけの時間を過ごしたいな
割り切った関係で肌を重ねたいよ

No.8

暮去者 屋戸開設而 吾将待 夢尓相見二 将来云比登乎
大伴家持

夕さらば、屋戸(やと)開(あ)け設(ま)けて、我(わ)れ待(ま)たむ、夢(いめ)に相(あひ)見に、来(こ)むといふ人を

夕暮れになったらも家の戸を開いて待っていましょう。夢で会いに来るという人を。


当時は相手が想ってくれてれば夢に出てくると言われたけど、今は逆だね
あなたは私の夢に毎夜出てくるけど、当時ならば相思相愛、今はo私の片想いだけなのかな💦
相思相愛になりつつあったあの日はもう訪れないのだろうか?

No.9

吾屋前之 花橘乃 何時毛 珠貫倍久 其實成奈武大伴家持

我(わ)が宿(やど)の、花橘(はなたちばな)の、いつしかも、玉(たま)に貫(ぬ)くべく、その実(み)なりなん

私の庭の橘(たちばな)は、いつになったら、玉(たま)にして通せるくらいの実になるのでしょう。


橘の実が大きくなると思った時期は何度も過ぎました
玉になる日はいつ頃来るのでしょうか?

No.11

宇乃花能 過者惜香 霍公鳥 雨間毛不置 従此間喧渡
大伴家持

卯(う)の花の、過ぎば惜(を)しみか、霍公鳥(ほととぎす)、雨間(あまま)も置かず、こゆ鳴き渡る

卯(う)の花が散ってしまうのが惜しいと思ったのか、霍公鳥(ほととぎす)が雨(あめ)の間にもここを鳴きわたっています。


霍公鳥が鳴きわたるのはいつかな?
ひと突きごとによがり声を聞くと興奮するし、唸るような大声を響きわたらせたいよ
セックスしたいなぁ

No.12

振仰而 若月見者 一目見之 人乃眉引 所念可聞
大伴家持

振(ふ)放(さ)けて 三日月見れば 一目見し 人の眉(まよ)引き 思ほゆるかも

空を仰いで三日月を見ると、一目見たあの女(ひと)の眉を思い出します。


三日月眉じゃないけど綺麗な眉を見るとあなたのことを思い出すんだよね
綺麗な眉とそそられるほくろと魅惑的な目は悩ましいよ
このムラムラを抑えることはもう難しいよ

No.13

吾屋前之 花橘乃 何時毛 珠貫倍久 其實成奈武
大伴家持

我(わ)が宿(やど)の、花橘(はなたちばな)の、いつしかも、玉(たま)に貫(ぬ)くべく、その実(み)なりなむ

私の庭の橘(たちばな)は、いつになったら、玉(たま)にして通せるくらいの実になるのでしょう。あ


橘の玉に穴を通して病気にならないと言われる薬玉を作れるのはいつの日になるのか?
あなたを貫通できるのはいつの日になるのかなぁ?
そろそろ限界に近づいてきてるよ

No.14

千鳥鳴 佐保乃河門之 清瀬乎 馬打和多思 何時将通
大伴家持

千鳥(ちどり)鳴く 佐保(さほ)の川門(かはと)の 清き瀬を 馬(うま)うち渡し いつか通はむ

千鳥(ちどり)が鳴く佐保川の渡しの清らかな瀬を馬(うま)で渡って、いつか(あなたの元へ)通いたいものだ。


この歌好きだな
いつか通いたいというのは漠然とした希望じゃなくて強い願望だね
家持と同じ気持ちだよ

No.15

雨晴而 清照有 此月夜 又更而 雲勿田菜引
大伴家持

雨晴れて、清く照(て)りたる、この月夜(つくよ)、またさらにして、雲なたなびき

雨が上がって清く輝いているこの月夜。また雲がたなびかないで欲しいな。


雨が上がっていよいよ出逢いのときが来たと思ったら、急に暗雲で覆われてしまった
失望で寂しく辛い日々が長く続いたけど、雨が上がり雲も流れて行った
この晴れ間を大事にして、雨も雲もこれからの出逢いを応援して見守って欲しいな

No.16

黄葉乃 過麻久惜美 思共 遊今夜者 不開毛有奴香
大伴家持

黄葉(もみちば)の、過(す)ぎまく惜(を)しみ、思(おも)ふどち、遊(あそ)ぶ今夜(こよひ)は、明(あ)けずもあらぬか

黄葉(もみちば)が散り過ぎてゆくことを惜しんで、友と遊ぶ今夜は、明けないで欲しいな。


時を忘れて愛しあう、そんなことはもう望めないのかな?
生老病死というのは無差別で襲ってくるが、そのなかでもより良く生きたい
好みの人とたくさん出逢い、良い思い出を作りたい
セックスも同じで楽しめるときに楽しみたい
昼でも夜でも

No.17

庭尓敷流 雪波知敝之久 思加乃未尓 於母比■伎美乎 安我麻多奈久尓
大伴家持

庭に降る、雪(ゆき)は千重(ちへ)敷(し)く、しかのみに、思ひて君を、我(あ)が待たなくに

庭に降る、雪(ゆき)は幾重にも幾重にも積もっていますが、私はこんな程度に思ってあなたを待ったのではありませんよ。(もっともっと深く思っているのです)


この想いが伝わらないのは寂しいな
諦める前にもう少しだけ期待をもって待ってみようかな?
何も考えずにいつまでも待てばいいのだけど、虚しさに潰れてしまいそうになることがあるよ
自分の心が強そうで弱いことに驚いているよ

No.18

毎時 弥米頭良之久 咲花乎 折毛不折毛 見良久之余志<母>
大伴家持

時ごとに、いやめづらしく、咲く花を、折りも折らずも、見らくしよしも

四季ごとにますますきれいに咲く花は、折っても折らなくても、見るのが良いものです。


好みの女性は見ているだけでも気持ちが良いものだね
でも抱ける期待ができれば見るだけでは不足で、抱かないと満足できなくなるよ
好みの女性を抱ける悦びは何ものにも変え難い幸せだね

No.19

始春乃 波都祢乃家布能 多麻婆波伎 手尓等流可良尓 由良久多麻能乎
大伴家持

初春(はつはる)の、初子(はつね)の今日(けふ)の、玉箒(たまばはき)、手に取るからに、揺らく玉の緒(を)

初春(はつはる)の、初子(はつね)の今日、玉箒(たまばはき)を手に取ると、玉が揺れて音をたてます。


玉箒に触れると玉が揺れて音が出るように、あなたと肌を重ねて悶え叫ばせたいよ
フロアの響き渡るような声であっても、私にとっては嬉しく愛しい響きだよ

No.20

暮去者 屋戸開設而 吾将待 夢尓相見二 将来云比登乎
大伴家持

夕さらば、屋戸(やと)開(あ)け設(ま)けて、我(わ)れ待(ま)たむ、夢(いめ)に相(あひ)見に、来(こ)むといふ人を

夕暮れになったらも家の戸を開いて待っていましょう。夢で会いに来るという人を。


四六時中戸を開いて待っているけどいつ頃来てくれるのかな?
泥棒や野良猫が来ると困るので早く来て欲しいよ

No.21

春霞 軽引山乃 隔者 妹尓不相而 月曽經去来
大伴家持

春霞(はるかすみ) たなびく山の へなれれば 妹(いも)に逢(あ)はずて 月ぞ経(へ)にける

春霞(はるかすみ)がたなびいている山が私たちを隔てているので、あなたに逢わずに月日が経ってしまいましたね。


悲しい歌だなぁ
このまま逢えずに終わってしまうのは辛すぎるな
例え一目でも逢ってあなたのことを脳裏に刻んでおきたいよ
文が届かなくなる悲しみをあなたは知っているのでしょうか?
一度だけでも肌を重ねてあなたの温もりを感じたいよ

No.22

百礒城之 大宮人者 雖多有 情尓乗而 所念妹
大伴家持

ももしきの、大宮人(おおみやひと)は、多かれど、心に乗りて、思ほゆる妹(いも)

大宮人(おおみやひと)はたくさんいるけど、いつも心の中にある女性はあなただけです。


この気持ちはずっと変わらないよ
これから肌を重ねたいと思った女性はあなただけだよ
一度でいいから夢を叶えたいよ

No.23

霍公鳥 雖待不来喧 <菖>蒲草 玉尓貫日乎 未遠美香
大伴家持

霍公鳥(ほととぎす) 待てど来(き)鳴かず 菖蒲草(あやめぐさ) 玉に貫(ぬ)く日を いまだ遠みか

待っていても霍公鳥(ほととぎす)がやってきて鳴いてはくれません。菖蒲草(あやめぐさ)を玉に通す日がまだ先のことだからでしょうか。


当てもなく待つのは辛いけど、文が届かなくなったのはどうしてだろうか?
文が届かないと思いを伝えられないよ
あなたにとって便りは迷惑だったのかな?
諦めた方がいいのか迷うけど、もう少しだけ待ってみることにするよ

No.24

雲隠 鳴奈流鴈乃 去而将居 秋田之穂立 繁之所念
大伴家持

雲隠(くもがく)り、鳴(な)くなる雁(かり)の、行(ゆ)きて居(ゐ)む、秋田(あきた)の穂立(ほたち)、繁(しげ)くし思(おも)ほゆ

雲に隠(かく)れて鳴いている雁(かり)が降りたつ秋の田の稲穂(いなほ)が繁っているように、(あのひとのことが)しきりに思われます。


戯れの割り切った関係であっても優しく思いやる心は大切にしたい
出逢いの時は欲望のままに貪りあって、終われば平時の生活に戻り束縛も干渉もしない
こんな関係をお互いが求めているのではないだろうか

No.25

久堅之 雨之落日乎 直獨 山邊尓居者 欝有来
大伴家持

ひさかたの、雨の降る日を、ただ独(ひと)り、山辺(やまへ)に居(を)れば、いぶせかりけり

空から雨の降る日にただひとり山辺にいますと、気分がすっきりしないものです。


気持ちがすっきりしないときに、想い人と出逢いがあると心の暗雲が瞬時に霧散して爽快な気分になります
想い人からの便りは出逢いには及ばないものも、気持ちを晴らしてくれますね

No.26

世間波 加受奈枳物能可 春花乃 知里能麻我比尓 思奴倍吉於母倍婆
大伴家持

世間(よのなか)は、数(かず)なきものか、春花(はるはな)の、散りのまがひに、死ぬべき思へば

この世は、はかないものなのでしょうか。春の花が散り乱れている時に死んでしまうのかと思うと。


日常の雑踏につい忘れてしまうが終末は誰にも訪れる
今の時期を大切に、今しかできないことに悔いを残したくない
人生のメインではないかも知れないけれど、気にいった人と肌を重ねることも今しかできないことの一つかな
生老病死が訪れる前に楽しみを謳歌して、メインの人生も悠然と生きたいな

No.27

鮪衝等 海人之燭有 伊射里火之 保尓可将出 吾之下念乎
大伴宿禰家持

鮪(しび)突くと 海人(あま)の灯(とも)せる 漁(いざ)り火の 秀(ほ)にか出ださむ 我が下思(したも)ひを

鮪(まぐろ)を獲ろうと海人が灯している漁火(いさりび)のように、はっきりと思いを表にだしてしまおうか、あの人への想いを


私の気持ちははっきりしています
あとはあなたの気持ち次第です
楽しい出逢いが叶いますように

No.28

暮去者 屋戸開設而 吾将待 夢尓相見二 将来云比登乎
大伴家持

夕さらば、屋戸(やと)開(あ)け設(ま)けて、我(わ)れ待(ま)たむ、夢(いめ)に相(あひ)見に、来(こ)むといふ人を

夕暮れになったらも家の戸を開いて待っていましょう。夢で会いに来るという人を。


夢でも会いに来てもらって嬉しかった
この時代は相手が想っていてくれると夢に出てくると言われてたね
あなたの気持ちがわからないから、このようなことでも嬉しくなるよ

No.29

久堅乃 雨者零敷 念子之 屋戸尓今夜者 明而将去
大伴家持

ひさかたの、雨(あめ)は降りしけ、思ふ子が、やどに今夜(こよひ)は、明かして行かむ

雨(あめ)よ降ればいい、親しく思っている方の家に今夜はすごしていこう


雨が降るとこの和歌を思い出す
あなたと2人で過ごせるときはいつになるのか?
ひとときの邂逅を欲望のままに過ごしたい

No.30

春霞 軽引山乃 隔者 妹尓不相而 月曽經去来
大伴家持

春霞(はるかすみ) たなびく山の へなれれば 妹(いも)に逢(あ)はずて 月ぞ経(へ)にける

春霞(はるかすみ)がたなびいている山が私たちを隔てているので、あなたに逢わずに月日が経ってしまいましたね


春霞はまだ引かないのでしょうか
もう6月も終わりですね
いつまで待てばいいのでしょうか?

No.31

世間波 加受奈枳物能可 春花乃 知里能麻我比尓 思奴倍吉於母倍婆
大伴家持

世間(よのなか)は、数(かず)なきものか、春花(はるはな)の、散りのまがひに、死ぬべき思へば

この世は、はかないものなのでしょうか。春の花が散り乱れている時に死んでしまうのかと思うと


七難八苦は世の常で、そのなかでも「死は一定(いちじょう:必ずくる)」
日常生活の煩雑で忘れがちになるが、今を大事に生きたいな
好きなことをして、人を大切にして、社会に貢献して、自分を磨いていきたいな
生死(しょうじ)の理(ことわり)を体得していきたいよ
そしてセックスもしっかり楽しみたいよ


「七難」は、火難・水難・羅刹(らせつ)難・王難・鬼難・枷鎖(かさ)難・怨賊(おんぞく)難の七つ
「八苦」は、生・老・病・死、愛別離苦(あいべつりく)・怨憎会苦(おんぞうえく)・求不得苦(ぐふとくく)・五陰盛苦(ごおんじょうく)の八つ。

No.32

「共感」やROMしていただき、ありがとうございます❣️

レスしてすぐに「共感」を押してしていただいたり、まとめて押していただいたり、押したり消したり(笑)もあり、関心を持っていただき嬉しいです😃

和歌で感じたことを記しています
同じ和歌でも読むときによって感じ方が違います

作者の思いとは違う感じ方の時もありますが、気持ちのままに記しています

気持ちのほとんどは彼女に対するものです

No.33

千鳥鳴 佐保乃河門之 清瀬乎 馬打和多思 何時将通
大伴家持

千鳥(ちどり)鳴く 佐保(さほ)の川門(かはと)の 清き瀬を 馬(うま)うち渡し いつか通はむ

千鳥(ちどり)が鳴く佐保川の渡しの清らかな瀬を馬(うま)で渡って、いつか(あなたの元へ)通いたいものだ


この和歌が好きだよ
どんなことがあってもあなたを抱きたいよ
この和歌の時代なら3日かかる距離でも、今は1時間余で行けるね
物理的な障壁はなく、あなたの気持ち次第でいつでも逢いに行けるよ
知りあって間もなく1年になるけど、こんなに待ったことは初めてだよ
何度ももういいかな?と諦めようとしたけど、未だに諦めずに待っているのは不思議だよ

No.34

佐由利花 由利母相等 之多波布流 許己呂之奈久波 今日母倍米夜母
大伴家持

さ百合花、後(ゆり)も逢はむと、下延(は)ふる、心しなくは、今日(けふ)も経(へ)めやも

百合といえば、ゆり(あとで)。後で逢えると期待できなければ、今日という日を過ごせることなんかできません


逢える日が来ると思うから待てるのであって、逢える日が来ないのなら潔く諦めた方がいいね
良い便りは来るのかなぁ?

No.35

今所知 久邇乃京尓 妹二不相 久成 行而早見奈
大伴家持

今(いま)知(し)らす、久迩(くに)の都(みやこ)に、妹(いも)に逢(あ)はず、久(ひさ)しくなりぬ、行(ゆ)きて早(はや)見な

今は京(みやこ)になっている久迩(くに)の都(みやこ)にいて、あなたに逢わないで時がたってしまいました。(奈良に)行って早くお逢いしたいです。


想い人と逢えないのは寂しいね
当時は近くでも移動に日にちがかかり簡単に逢えなかったんだね
今なら日帰りで行ける距離だね
逢えるならどこにでも行くよ
「お便り」に連絡がないのは寂しいな
お便りが欲しいよ

No.36

雨晴而 清照有 此月夜 又更而 雲勿田菜引
大伴家持

雨晴れて、清く照(て)りたる、この月夜(つくよ)、またさらにして、雲なたなびき

雨が上がって清く輝いているこの月夜。また雲がたなびかないで欲しい


あなたを信じて待っていたい
この期待と喜びの平安な気持ちを続けていたい
あなたに逢いたいという気持ちは変わらない
不安や心配に晒されて失意のなかで諦めようとする心が起きないようにできれば「お便り」が欲しい

No.37

宇乃花能 過者惜香 霍公鳥 雨間毛不置 従此間喧渡
大伴家持

卯(う)の花の、過ぎば惜(を)しみか、霍公鳥(ほととぎす)、雨間(あまま)も置かず、こゆ鳴き渡る

卯(う)の花が散ってしまうのが惜しいと思ったのか、霍公鳥(ほととぎす)が雨の間にもここを鳴きわたっています。


このまま散ってしまうのは嫌だよ
霍公鳥(ほととぎす)が雨の間にも鳴き渡るように、必ず帰ってきてね
できれば「お便り」が欲しいよ

No.38

暮去者 屋戸開設而 吾将待 夢尓相見二 将来云比登乎
大伴家持

夕さらば、屋戸(やと)開(あ)け設(ま)けて、我(わ)れ待(ま)たむ、夢(いめ)に相(あひ)見に、来(こ)むといふ人を

夕暮れになったらも家の戸を開いて待っていましょう。夢で会いに来るという人を。


夢で会いに来てくれるのかなぁ?
夢よりリアルで逢いたいよ
待っていればいいの?

No.39

人毛無 國母有粳 吾妹子与 携行而 副而将座
大伴家持

人もなき、国もあらぬか、我妹子(わぎもこ)と、たづさはり行きて、副(たぐ)ひて居(を)らむ

(誰も)人のいない国がないものでしょうか。あなたと二人で手を取り合って、一緒に行って住んでみたいものです。


2人きりでエッチしたいな
割り切った関係で一度だけでもいいよ
相性があえば負担のないようにお互いの気持ちが一致したときにね

No.40

天漢 相向立而 吾戀之 君来益奈利 紐解設奈 [一云 向河]
山上憶良

天の川相向き立ちて我が恋ひし君来ますなり紐解き設けな [一云 川に向ひて]

天の川に向き合って我が恋しいあの方は川を渡っていらっしゃる。さあ、着物の紐を解いてお待ちしよう。


こんな日を待っているよ
1年に1度のまぐわいでも良いから

No.41

都礼毛無 将有人乎 獨念尓 吾念者 惑毛安流香
大伴家持

つれもなくあるらむ人を片思に我れは思へばわびしくもあるか

冷たい人を片思いしている私はわびしくてなりません。


あなたは冷たい人じゃないですよね
そう信じて待っています

No.42

>> 41 こんにちは。
いつも素敵な和歌を読ませていただいてます。
主さんの一途な思いに切なくなります。
人恋しくて毎日この掲示板を覗いています。
よかったらお話ししませんか。

No.43

>> 42 42さん レスありがとうございます

スレを読んでいただきありがとうございます

このスレは万葉集に託して彼女への気持ちを綴ったもので、切ない中に彼女との割り切った情交を一途に目指しています

このスレの感想などトークスレを作りました

https://otonach.com/viewthread/3825596/

No.44

和我勢故我 夜度能奈弖之故 知良米也母 伊夜波都波奈尓 佐伎波麻須等母
大伴家持

我が背子(せこ)が、宿(やど)のなでしこ、散らめやも、いや初花(はつはな)に、咲(さ)きは増(ま)すとも

あなた様の庭のなでしこは散ることはございません。ますます初花(はつはな)のように咲き増さることでしょう。


切なきことは多いけれど、庭に初花が咲き増すように望みが叶う日がくることを信じているよ

No.45

世間之 常如此耳跡 可都<知跡> 痛情者 不忍都毛
大伴家持

世間し常かくのみとかつ知れど痛き心は忍びかねつも

世の中はむごいものだと、頭では分かっているけれどこの辛い気持は耐え難い。


大切な人をなくしたときの悲しみは測りしてない
生きて逢うことができるときを大切にして情を交わしあいたい

No.46

毎年尓 来喧毛能由恵 霍公鳥 聞婆之努波久 不相日乎於保美 [毎年謂之等之乃波]
大伴家持

毎年に来鳴くものゆゑ霍公鳥聞けば偲はく逢はぬ日を多み [毎年謂之等之乃波]

毎年やって来て鳴くホトトギスだからその声を聞けばなつかしい。年がら年中鳴く鳥ではないので。


明日は七夕
1年に1度だけの邂逅だから万感の思いがあるのか?
そんな出逢いなら時を惜しんで情を交わすのだろうな
月に1度くらいの出会いがあればいいな

No.47

安吉佐礼婆 奇里多知和多流 安麻能河波 伊之奈弥於可<婆> 都藝弖見牟可母
大伴家持

秋されば霧立ちわたる天の川石並置かば継ぎて見むかも

秋がやってくると、霧がたちこめる天の川、飛び石を並べれば続け様に逢えるのに。


今夜の天の川
織姫と彦星は会えるのでしょうか?

雨が降っても天の川に飛び石を並べていけば会えるのですね

私は飛び石をならべていますが、実際に会えるようになるでしょうか?

No.49

天漢 相向立而 吾戀之 君来益奈利 紐解設奈 [一云 向河]
山上憶良

天の川相向き立ちて我が恋ひし君来ますなり紐解き設けな [一云 川に向ひて]

天の川に向き合って我が恋しいあの方は川を渡っていらっしゃる。さあ、着物の紐を解いてお待ちしよう。


今日は七夕🎋
織姫と彦星が逢えるといいですね

当時は着物の紐が解けると恋しい人と逢えるという話がありました
天の川の向こうで織姫が着物の紐を解いて待っていてくれると思うと感動しますね

女性は恋しい人を待っているときに濡れてくるということはあるのでしょうか?

私にもこのような出逢いがあると嬉しいですね

No.50

安麻能我波 々志和多世良波 曽能倍由母 伊和多良佐牟乎 安吉尓安良受得物
大伴家持

天の川橋渡せらばその上ゆもい渡らさむを秋にあらずとも

天の川にもし橋が渡してあったなら、その橋を渡っていくことが出来るのに、秋でなく


七夕に天の川の和歌をもう一句
年に一度だけの邂逅は寂しいですね
本当に橋をかけてあげたいです

想いの彼女の所に行ける橋はいつかけることができるのでしょうか?

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