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黒百合女学院中等部 恋の時間割

No.186 19/05/08 14:07
あかいあおい ( 37 ♀ sq6JBe )
あ+あ-

≫185

「ねえ剛くん、離れて椅子に座らずにここに来ない?」

そう言いながらベッドをポンポン叩き、剛くんに「おいでよ!」と手招きするあおい。実はあおいも剛くんには好意はある。ただ剛くんより真鍋先生がキラキラして見えるだけだ。

もちろん真鍋先生のスキンヘッドが迷惑なほど光って眩しい意味ではない。

真鍋先生つまり瞬お兄ちゃんがいなければ、今ごろは剛くんに夢中になっていたかも、なのだ。それは剛くんに比べ瞬お兄ちゃんが完璧なモテ男すぎるだけだ。

あおいが好きゆえに少し照れる剛くん。それでも今のあおいは・・・と言われたとおり素直にあおいのベッドに腰掛けるが、手と手が触れ合ってしまう。

意識してしまう剛くん。

あおいも意識してしまう。




そこに廊下を走るスリッパ音が。

「ここは学校の廊下じゃないんですよ!走らないで!」

そんな声の後にあおいのいるお部屋に飛び込んだ紫蘭。

「あおい、青蘭来なかった?。まあ、いいや。これ青蘭が忘れて行ったあんたの下・・・あ、剛くん来てたのね。ありがとね」

「剛くん、黒川の中等部になって部活で忙しいかもだけど、これからもあおいの優しい友達でいてあげてね。黒川学院は部活熱心だから大変ね」

剛くんのあおいラブを知っていて理解してるあおいは気遣うのだが、これが女の子との初恋片想いの剛くん

さっき、あおいの手に触れてしまい

あおいを女の子と改めて意識しちゃった剛くん。

あせって、慌てて、照れて、恥ずかしくて

「お、おオ、オレちょっとトイレ行ってくる!」





「あおい、今のうちにこれ、パンツ履きなさい。」

お部屋の戸を閉める紫蘭

「体拭く?」

「ううん、汗かいてないし剛くん来てるから。待たせたら悪いし。ママか緑お姉ちゃんが来てからでいい。匂わないでしょ?臭ってる?」

「ううん、大丈夫。あ、キャミソールかTシャツ着る?」

「暑いからいい。お布団あるし。まだまな板だから誰も見ないよ。そう言えば、緑お姉ちゃんも紫蘭お姉ちゃんも青蘭お姉ちゃんも胸ないよね。まな板な家系なのかなぁ?」

「どうかしらね。でもあんたのママ、桃子おばちゃんは巨乳じゃん?。あんたはその遺伝子の可能性あるわよ。あ、でも藍子お姉ちゃんは真っ平らだったから。でもいいじゃん、巨乳で痴漢されるよりさ」

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