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妊娠中にシャブＳＥＸ・乳児遺体から覚醒剤反応で母親逮捕
　今年４月に栃木県佐野市にある民家の天袋から、ポリ袋に入れられた生後間もない乳児の遺体が見つかった死体遺棄事件で、栃木県警と佐野署は３日、乳児の遺体から覚醒剤反応が出たとして、覚醒剤取締法違反（共同使用）容疑で母親の高木幸子容疑者（２７）と知人の加藤慎太郎容疑者（３３）を再逮捕した。

　高木容疑者はすでに５月１５日に死体遺棄容疑で起訴されていた。その時点で行われた尿検査では「陰性反応を示していた。このように乳児からの覚醒剤反応で母親を立件するのは全国初です」（佐野署）という。

　高木容疑者らは４月１３日ごろ、佐野市内のホテルで覚醒剤を使用した疑い。妊娠した大きなおなかで"覚醒剤セックス"を楽しみ、翌１４日には乳児を出産し、加藤容疑者の実家の押し入れに遺棄したというのだからとんでもない話だ。２人は容疑を認めているという。

　今後は乳児の体液から検出された覚醒剤成分が、実際に母親の胎盤を通じて吸収されたものと立証することが焦点になる。ある医療関係者は「常識的には、母親から吸収されたものと考えられるが、出産後に注射などの外的接触によって吸収された可能性も浮上する。そのためには乳児の注射痕の有無などを調べる必要もある」と指摘。

　母親からの吸収が裁判で証拠として認められれば珍しい事例となるが、"鬼母"というしかない。