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No.467 2014/04/29 11:57
白い竜 ( 45 ♂ xULHBe )
あ+あ-

≫466

No10
パチンコ店の入口に設置されている応接コーナーでは、私と牧田さんが気怠そうにパチンコ雑誌を読み耽っていた。
 時刻は既に八時を回っていた。昼に冷やし中華を食べたっきりの私は空腹に襲われていたが、しかし、今夜作戦を決行しようとしていた私は、既に妻を近くのファミレスに待機させている為、のんびりと夕食など食べている暇はなかった。

 しばらくすると、千両箱を二つ抱えた信吾君が応接コーナーへとやって来て、私と牧田さんに「待たせてごめん、すぐに換金して来ますから」と笑いながら小走りに去って行った。
「あいつ、また今日も勝ちかよ……」
 そう呟きながらパチンコ雑誌を乱暴に閉じた牧田さんは、今夜、私が凄まじい作戦を計画している事も知らず、「今夜は信吾のおごりだな」と、虫歯だらけの前歯を剥き出しながら笑ったのだった。

 牧田さんという中年男は、いわゆる『ヨゴレ』だった。
 長年、その日暮らしの日雇い稼業を続けている牧田さんに家庭は無かった。数年前までは、繁華街のど真ん中にある高層マンションでスナックの女と同棲していたというが、しかし信吾君に言わせるとそれは真っ赤な嘘で、牧田さんはここ十年近く、繁華街のど真ん中にあるカプセルホテルを常宿にしていると言っていた。
 つまり牧田さんは住所不定の流れ者だと言う事らしい。

 そんな牧田さんは、パチンコで儲かった日は、必ず隣りのポルノ映画館でポンメに抜いてもらっていた。
 ポンメというのは、覚醒剤中毒の女という意味だった。『ポン』は覚醒剤の事を指し、『メ』は女という意味らしく、古くからこの界隈にいる『立ちんぼ』は、そう呼ばれているらしい。

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