子供の頃の話
No.101 2018/06/01 15:49
匿名さん ( 41 ♀ )
あ+あ-
★
「ちょ、ちょっと、なんで渡瀬くんがバイキンなの?」
渡瀬くんの机回りに集まっている男子達につい聞いてしまった。
すると男子の一人が
「だってこいつかみの毛変だし、顔とか体の色、黒いじゃん。びょーきなんだぜー?気持ちわりーじゃん!」
よくよく渡瀬くんをみると確かに肌が浅黒い。
ただ言われないと気付かなかった程度の肌の色だったし、別に変だとは感じない。
「??かみ、カッコいいじゃん?それに日に焼けてるだけじゃないの?」
「えー!?どこがカッコいいんだよー!!気持ちわりぃし変だろー!」
他の男子も言い始める。
「こいつ、ぜったいびょーきなんだぜ!高木、さわるとうつるぞ!」
「うでとかさわったらバイキンつくぜ~!!」
意味が分からない。
大体触ると移る様な病気なら学校になんて来れないはずだ。
「ハァ?んな、うつるわけないじゃん。ほら」
渡瀬くんの腕に触った。
「げぇ!!高木さわった!!バイキンうつったー!!」
男子達が顔をしかめて机から離れる。
(……こいつら、六年生になってもこんなんやってんのか。バカか……)
「別にさわったってなんもないって。あんたらなんなん!?」
そう言ったが男子達はまだバイキンだなんだと騒いでいる。
「……高木、さわんないでくんない?」
渡瀬くんが迷惑そうに私に言った。
「あ、ごめん、だって」
「いいからさわんなよ!!」
渡瀬くんの声はイライラしている感じだった。
注目の話題
おとなチャンネル 板一覧