子供の頃の話
No.108 2018/07/03 14:19
匿名さん ( 41 ♀ )
あ+あ-
★
お昼とお昼休みを挟んだ5時間目は算数の授業だった。
先生が急に小テストをすると言って、クラスのあちこちからブーイングが起こった。
小テストの時だけ男女別、出席番号順に席を移動する事になっていて、私はクラスの真ん中辺りの席に着いていた。
渡瀬くんの席は廊下側の後ろの方だったとしか覚えていない。
小テストの間、ずっと私の心臓はバクバクして治まらなかった。
これからしようとしている事が良い事か悪い事かどうか分かっていた。
ただ、私がしようとしている事を実行する機会があるとすれば、この小テストの後しか無いだろうとも思っていた。
小テストは15分間だった。
「そこまでー!」と先生の声が教室に響く。
周りはテストが終わって騒がしかったはずなのに、私の耳には何も聞こえなかった。
テスト後の用紙は、出席番号最後の女子から順に先生のいる黒板前に持って行くのが決まりだった。
後ろの席から女子達がぞろぞろと、テスト用紙を手に教卓に向かう。
「…………ぎ、高木!!」
名字を数回呼ばれてハッとした。
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