No.111 2018/07/16 03:05
匿名さん ( 41 ♀ )
あ+あ-
★
暫く渡瀬くんと目を合わせていたが、無表情のまま私は目線を反らした。
まだ教室は笑い声で満ちている。
「渡瀬っ!!大丈夫か!?」
先生が教卓前から渡瀬くんに声を掛けた。
けれど倒れたままの渡瀬くんに駆け寄る様子はない。
渡瀬くんがゆっくりと立ち上がる。
「渡瀬っ!怪我してないかっ!?歩けるか!?」
先生の声掛けに渡瀬くんが小さく頷くのが見えた。
頬づえをついて渡瀬くんがいる方とは逆側を向きながら私は待っていた。
(……はやく……こい……ぜんぶ言ってやる……!)
(先生、怒れ……はやく………!)