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子供の頃の話
No.156 2018/09/25 17:47
匿名さん ( 41 ♀ )
あ+あ-
★
田口くんの声掛けに従って私達は再び歩き始めた。
津田くんは下を向きながら、「住吉」さんはやはりハァハァと息をしながら、他の子達は皆、口をきく事もなく歩く。
大きく開けた場所に出た時に回りを見回したが、目に入ってくるのは一面緑の山並だけで遠くに市街地すら見えない。
(なんつーとこつれてくんだよ、うちの学校……)
そう考えながらも
(まぁ、なんとかなるだろ)
とも思っていた。
開けた場所があるのが分かったので、いざとなれば木が密集していない所を選べば救助の際に見つかり易いだろう。
暑くてとっくに上は脱いでいたが、着ているジャージは結構分厚く、一晩位なら寒さもなんとか凌げそうに思えた。
もし夜になってしまったら草を集めてその中に潜り込めば多少の暖も取れそうだ。
そして実は私のリュックサックにはマッチが一箱入っていた。
だが火を起こすのは最終手段だと思い、皆にはマッチの事は話さなかった。
こんな山の中で火など起こせば山火事に成りかねない。
そんな事になったら一番危険なのは逃げる方角も分からない私達だ。
(うーん、雨ふったらどーすっかな……)
色々な事を考えながら歩いていた。
草や木が少しでも生えていない所を選んで進む。
けれど人が通った様な跡は無く、どれだけ歩いても道らしい道は見つからなかった。
崖の様な土の斜面を皆で協力して登ったりもした。
ぐるぐると回ってしまった様で、3度も同じ場所に戻って来てしまったりもあった。
皆、体力も気力も大分磨り減っていたみたいで、誰もまともに口をきかないし、息も荒くなっていた。
何度目かの私の
「ちょっと休もうよ~」
の声にやっと皆が賛成してくれて、サッカーボール大の石ころが幾つも転がっている場所で休憩する事にした。
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