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子供の頃の話
No.158 2018/09/28 21:28
匿名さん ( 41 ♀ )
あ+あ-
★
一杯目を飲み干した「住吉」さんは二杯目をコップに注いで、今度はゆっくりと啜った。
はーっ……ともう一度ため息をつくと、項垂れて目を閉じる「住吉」さん。
白田さんと私は顔を見合わせて
(この子なんか……ねぇ……?)
と、アイコンタクトを交わした。
白田さんも「住吉」さんも私も無言で男子達が戻って来るのを待つ。
コップに口を付けながら辺りを見回したが、やはり回りは木と草と石ころだけで、私達以外の人の気配は感じない。
(クマとかいたらやべーな……)
死んだふりは効かないんだよな、と、図書館で前に借りて読んだ「山の歩き方」という本の内容を思い出す。
(音だすんだっけ、バクチクとかがききめあるって書いてあったけど……ないしなぁ)
そんな事を考えている私の隣で「住吉」さんは何度もため息をついている。
10分近く経ったのに男子達はまだ戻ってこない。
いい加減心配になったらしく、白田さんが
「ねぇ、男子おそくない?」
と口を開いた。
石ころから立ち上がり、男子達が入って行った草むらに向かって
「おーい!あんたら、まだー!?」
そう私が声を掛けると、少しして男子4人が姿を現した。
(???)
何となく男子達の顔つきが先程までと違う。
お茶を飲んでいる私達を見て田口くんが
「あっ!おれもお茶のもー!」
と言うと、他の男子達も背負っているリュックサックを下ろして水筒を取り出し、各々飲み始めた。
(なんだろな?こいつら、なんか元気になってないか??)
津田くんを見るとずっと下を向いていた筈なのに、他の男子達と仲良く喋っている。
(まぁ、いっか)
元気な方がいいんだし、と思いながら水筒の中蓋を外して
「ねー、あんたらちょっとこっち来て」
と男子達に向かって手招きをした。
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