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子供の頃の話
No.180 2018/10/15 03:37
匿名さん ( 41 ♀ )
あ+あ-
★
市の演劇大会が終わってから気が抜けたのか、相変わらず一番後ろの席でぼけっとする日が続いた。
私はやっぱりクラスでは落ちこぼれで、もうすぐ期末テストだというのに勉強の「べ」の字もしなかった。
一学期の頃からテスト用紙が返されるたびにイチがわざわざ振り返っては
「テストどうだった?」
と聞いてきていた。
私だけ言いたくない、とイチのテスト用紙も無理矢理奪って見た所、英語以外は私とどっこいどっこいと言った感じだった。
「あんたあんがい勉強できないんだね」
「キミ、人のこといえんの」
「私はべつにテストとかどーでもいーし」
そんな会話をテスト後毎回していた。
もうすぐ12月になるという頃、同じ演劇部で仲良くなった子がいた。
劇で村人B役についていた三間坂(みまさか)さんだ。
少しリーダー気質の三間坂さんを最初のうちは警戒していた。
だが一年生の中でセリフのある役についた二人という事で、何かと一緒に行動するのが増えていた。
三間坂さんは見た目ちょっとだけ、いかつい感じの子だった。
骨太でガッシリとした体つきと同様に声もそこそこ大きく、演技も大振りだ。
だが話をしてみるととても女の子らしい子だった。
お菓子作りや料理が好き。
たまにポエムを秘密のノートに書いているのも私にだけこっそりと教えてくれた。
そんな彼女が面白くてどんどん仲が良くなっていった。
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