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子供の頃の話
No.191 2018/11/10 04:30
匿名さん ( 41 ♀ )
あ+あ-
★
私はクラスのストーブ係だった。
朝は早く登校して用務員さんのいる倉庫にポリタンクを取りに行く。
ストーブに灯油を入れてスイッチを押し、火を着けるまでが私の仕事だった。
面倒だなとは思いつつも毎朝仕事をこなした。
用務員さんは二人いて、その内の一人の用務員さんに私は何故だか覚えが良かったようだ。
ポリタンクを受け取る時には用務員さんと他愛もないお喋りをしたり、私が寒くて鼻をすすっていると風邪薬をくれた事もあった。
もう一人の用務員さんはなんだかいつも怒った様な顔をしていて、挨拶をしても素っ気ない感じだった。
日替りで勤務していたらしく、怒り顔の用務員さんの日には倉庫に行くのが少し嫌だった。
ストーブを着けてもすぐには暖まらない。
倉庫から帰ってきて冷えた体を震わせながら、まだかまだかとストーブの前で火が大きくなるのを待った。
ストーブの位置は廊下側の扉前、イチの席の目の前だ。
イチが朝練を終えて教室に入ってくる。
「お、イチおはよ」
「はよ」
席に着くイチと挨拶を交わす。
「今日もさむいねー」
「そお?走ってたからわかんね」
「そりゃあんたはそうだろけどさ」
「あ、それよりオバサン、こないだの本だけど」
そんな風にイチと話す時間は短かったが、私には大事に思えた。
段々と暖かくなるストーブの前で、気心の知れた誰かと一緒にいると気持ちまで温まっていく気がした。
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