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子供の頃の話
No.194 2018/11/17 17:41
匿名さん ( 42 ♀ )
あ+あ-
★
翌朝、倉庫に灯油を取りに行くと、仲の良い用務員さんがいたのでまたいつもの様に少し話をした。
翌々日は怒り顔の用務員さんだったが、用務員さんが背を向けている時にサッとポリタンクを持って倉庫を出た。
朝のホームルームで担任の遠藤(えんどう)先生が出欠席をとった後、私をじっ…と見つめてきた。
何となくだが
(ジジイのことだな)
と思ったが、遠藤先生は何も言わなかった。
お昼休みになって部活の顧問の花巻(はなまき)先生に用事があったので、三間坂さんと一緒に職員室に向かった。
私達1年生の教室は校舎の4階、職員室は2階にある。
昇降口(げた箱)前を通って職員室に向かう途中で、昇降口の入口にあの怒り顔の用務員さんがいるのがちらりと見えた。
職員室で用事を済まし昇降口前を通るとまだ用務員さんがいた。
三間坂さんに小声で
「……ジジイいるわ」
と言うと三間坂さんも用務員さんに気付いて、やはり小声で
「……はやくいこ。きらい、アイツ」
と答える。
一昨日の事も、担任の先生に告げ口をした(だろう)事もムカついていた私は大きな声で
「せんべージジー!!」
と叫んだ。
びっくりした顔の三間坂さんに
「はしれっ!!」
と言って二人とも走り出した。
階段を駆け上がって踊り場で息をつく。
用務員さんが追いかけて来ないのを確かめてから三間坂さんと顔を合わせて笑った。
(あんなジジイになに言われたってしるかっつの!)
朝からずっとそう思っていたのでスッキリした。
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