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子供の頃の話
No.200 2019/02/06 02:37
匿名さん ( 42 ♀ )
あ+あ-
★
「どうかな。加藤さんとみんなが前みたいに仲良くなれるように出来ない?」
「……………あの」
「うん?」
「………あの…や、ってみます。ただ……、うまく出来なかったらすみません………」
「……うん。お願いね」
荒川先輩からの話を請け、部活が終わり家に帰ってから色々と考えてみた。
…が、考えてみた所で加藤さんの気持ちが解る訳でもない。
今までだって加藤さんの気持ちが解らなかったから何も出来ずにこうなっているのだ。
(考えてわかんないなら……)
翌日。
部活始まりの15分前、私は部室になっている図書室の後ろの方の席にひとりで座って窓の外を見ている加藤さんの元へ向かった。
「かとーさん」
声を掛けた私を気だるそうにチラリと見て加藤さんは
「何?」
とだけ答えたが、またすぐに窓の外に目を向けた。
「うん、ここ、すわってもいーい?」
加藤さんが着いている前の席を指差す。
「…………別に用ないでしょ。あっち行ってなよ」
「んー、用とかじゃないんだけど、だめ?」
「………………」
加藤さんは答えない。
「たまにはしずかなのもいーかなーって思って。ちょっとだけ。ね?」
「好きにすれば」
「うん」
加藤さんの前の席に座る。
「…………………」
「…………………」
加藤さんも私もお互い何も話さない。
加藤さんは黙って窓の外を見たまま。
私はイスの背もたれにだらしない感じで体を預けて辺りをゆっくり見回す。
(…………ふーん…………この場所って……)
私の座っている席からは部室内がよく見えるのに気付いた。
それまでは割りと広いと思っていた部室だったが、今いる位置からだと案外と部屋は狭く感じる。
いつも気にせず普通に話をしているつもりだったが、他の部員の皆の声は結構大きくて話の内容まで解るほどだった。
(………あー………これはちょっとなー………)
加藤さんが好きな雰囲気ではないな、と思った。
後、もうひとつ気付いた事があった。
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