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子供の頃の話
No.208 2019/06/13 07:19
匿名さん ( 42 ♀ )
あ+あ-
★
演劇部の部活開始時間は9時。
その日も発声練習やエチュードなどで午前中が終わった。
12時から1時間のお昼休みだ。
窓は全開にしていたが11時を過ぎる頃には部室内は十分過ぎるほど暑くなっていた。
「じゃあお昼休み1時間ねー」
部長の藤田先輩が皆に伝える。
「ひゃー!今日あっついー!」
「飲み物飲み物!!」
と1年生も2年生の先輩方も騒ぎだした。
私も机に向かいリュックサックからタオルと水筒を取り出す。
額に滲んだ汗をゴシゴシと拭いて
「ふぃー!あっちぃー!」
とイスに勢い良く座った。
だらしない体勢で窓枠に頭を乗せる。
私は窓枠に頭を乗せたまま机に置いた水筒を軽く振ってみた。
音はしなかった。
(よし、だいじょぶみたいだな)
「やっと麦茶飲めるぅ~」
三間坂さんが体格に見合わない弱々しい声をあげながら私の左隣のイスに座った。
(よっしゃ、みまさんナイス!)
左隣に座ってくれたおかげで三間坂さんに話し掛けるのに加藤さんのいる方を私が見ても違和感は無くなった。
「あ゛ー!麦茶う゛まいっ!!」
コップに注いだ麦茶を飲み干した三間坂さんが今度は野太い声で言う。
「ははっ」
笑って三間坂さんの方を向くと加藤さんが見えた。
やはり加藤さんは昨日と同じく、ひとり真ん中の席に座って手をうちわ替わりにして顔を扇いでいる。
加藤さんを除く1年生が部室前方に全員集まった。
皆、お茶を飲みお弁当を取り出す。
朝の内にコンビニで買ってきたおにぎりを皆とおしゃべりをしながら私も食べた。
「もー、今日暑すぎないー?」
「なんだろね、まだ4月だよね?」
「麦茶なくなっちゃう~」
おにぎりを頬張りながら1年生のひとりの女子の顔を見る。
誰が良いかは最初から決めていたし、この子なら間違いは無いはずだ。
12時30分を回って皆お弁当を平らげ、後の時間はやっぱりおしゃべりタイムだ。
暑いので皆コップを手の中に握ったまま。
加藤さんがこちらに来る様子は無い。
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