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子供の頃の話
No.219 2022/02/18 06:09
匿名さん ( 45 ♀ )
あ+あ-
★
真ん中に加藤さんを置いて右側に町田さんが。
左側に私が着いて並び、三人で歩き出した。
「今日で春休み終わりだね~」
「…………」
「もう明日っからシンニュウセイカンゲイカイのじゅんびだね」
「……まっちゃん、さっきの話の続きでさ」
私の声を無視して加藤さんは町田さんの方に顔を向ける。
(うはは(笑)、ムシされた)
それだけ加藤さんは町田さんに愚痴を聞いて欲しくて堪らなかったのだろう。
私を無視して自分にだけ話し始めた彼女に驚いた表情の町田さんが私をちらりと見る。
私側に顔を向けていない加藤さんに気付かれないよう、町田さんに左手でOKサインを作って小さく微笑みを返した。
それを見た町田さんは階段でと同じく小さく頷いた。
「でね、あの社会の沢井(さわい)ってヤツが春休み前にさ…………」
加藤さんは堰の切れたダムの様に口から愚痴を吐き続ける。
並んで歩きながら町田さんに話している内容は、どうやら社会科担当の沢井先生の事らしかった。
と言っても私は男の先生という以外に沢井先生がどんな人か分からなかった。
10組まであるクラスは1組から5組と、6組から10組までで教科担当の先生が違っていたからだ。
加藤さんは1組で町田さんは3組だった。
私は9組で、勿論加藤さんと町田さんの組を考えた上での作戦でもあったが、ここまで上手く行くとはさすがに思ってはいなかった。
けれどまだこれで完璧とは言えない。
あともう少し。
もうちょっとだ。
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